ローソンの目指す未来
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こんにちは!LDI(ローソンデジタルイノベーション)の採用広報担当です!今回は2025年1月に米国ラスベガスで開催された「CES2025」を視察した社員のレポートをお届けします!
LDIに入社して半年で海外出張に選ばれ「正直、びっくりしました」と語るエンジニアが現地で気になった技術や物価の高さなど、さまざまな点からレポートしていますので、ぜひご覧ください!
プロジェクトディベロップメント部プロジェクト開発ユニットの岡田光弘です。東京理科大学を卒業し、システムエンジニアとしてソフトハウスや通販物流事業会社で経験を積み、LDIには2024年7月に入社しました。
これまで、物流を中心に倉庫管理から業務系・販売系システムの開発に携わってきたので、小売大手であるローソンのIT戦略企業であるLDIでスキルを活かしたいと考えたんです。ローソンがリアルテックコンビニエンスストアを目指す中で、ロボティクスなどの機械化を担当してきた経験を活かし、物流改善に役立てたいと考えています。
現在はローソンのオープンイノベーションセンター(以下「OIC」)に所属して、ウォークスルー決済店舗であるLawson Goの導入支援を担当しています。
Lawson Goを開設する際には、前職の経験を活かして店舗建設から関与するケースもあります。スケジュール調整、システム連携、クルー向けのマニュアル作成などです。
また、Lawson Go導入店舗の売上分析をもとに店舗改善につなげたり、次の店舗を出店する際に取り入れる必要のある要素を検証する業務も行っています。
Consumer Electronics Show(CES)はラスベガスで開催される電子機器業界向けの展示会です。LDIからは毎年参加しており、今年は私が視察してきました。
CESへの参加を通じ、ローソンとしてリアルテックコンビニエンスストアを目指す上で活かせそうな次世代技術やOICで研究している各種技術の動向など、LDIとして得られる成果は数多くあります。とくに、注目している技術がどのように進化しているのか、海外ではどう形を変えているのかなど気になっていたので、貴重な機会となりました。
海外出張は前職でもシカゴの小売業を視察したり中国へも3回ほど行くなど経験していましたが、入社して半年で選ばれたので正直、びっくりしました(笑)。LDIの懐の深さを感じましたね。
米国と日本の状況を比較するなど、実際の様子を見れば新たな視点を得られますから、非常に良いチャンスをいただけて感謝しています。次回以降も、機会があれば参加してみたいと思っています。
CES2025は1月7~12日にラスベガスで開催され、来場者は14万名を超えていました。昨年の来場者は138,000名でしたから、注目度が高まっているようです。
今年は出展企業のうち約1/4がAI技術だった点や、スマートホーム、ヘルスケア、エドテックなど幅広い分野の最新技術が集まる場となっていたのが要因と考えています。
まず印象に残ったのは出展している日本企業の少なさでした。全出展企業4,500社以上のうち、米国企業が約1,500社、中国企業が約1,400社、韓国企業が約1,000社であったのに対し、日本企業はわずか57社と少なかったんです。
とは言え日本人の来場者は多く、そこかしこで見かけましたから新技術を学ばなければという危機感は強いんだろうな、と感じました。
展示物では、ドロイドで商品の陳列を自動化する技術や3Dホログラムに注目しました。3DホログラムはAIが状況に合わせて最適な形で起動し、ユーザーの好みを学習して応答を調整、毎回ユニークな経験ができるよう設計されています。
海外では遠隔診療にも利用されており、コンビニエンスストアでも接客に応用できる可能性を感じました。無人店舗で年齢確認が必要な商品を販売する際など、いくつかの用途が考えられそうです。
また、韓国企業が展示していた新しい膜蒸留テクノロジーにも注目しました。従来より少ないエネルギーで効率よく海水の淡水化や産業廃水の浄化が可能なシステムです。
興味を持ったのはサステナブルの領域で活用できる可能性があるためです。ローソンでは2030年にむけた新たなチャレンジ目標を掲げ、持続的な成長を目指しています。
中長期の取組みとして「ローソン・タウン」も構想しており、地方創生や少子高齢化、医療介護、SDGsに役立つ街を作る計画を発表しています。
クリーンエネルギーの利用は課題にもなっているため、さまざまな新技術に関する知識は非常に参考になります。
3日間のCES視察でもっとも技術の進歩を感じたのは、AIの活用などによりロボットがかなり自然になってきた点でした。会場ではさまざまなヒューマノイドロボットが活躍しており、以前は「ザ・ロボット」という感じでしたが、だいぶ人間に近づいてきている印象です。
ローソンもコミュニケーションできる街のほっとステーションを目指していますから、うまく活用していきたいですね。
CESの会場がとても広かったので、3日間の視察では1日目が約4万歩、2・3日目はそれぞれ約3万歩と歩き疲れてしまいました。
会場内には移動手段としてテスラのEV車が走っているベガスループがあり、CESのバッジを持っていれば無料で利用できます。またCESのアプリに目当ての展示ブースを登録し、道順をガイドしてくれるため効率よく回れますが、それでも会場が広すぎて大変でした(笑)。
それから、やはり物価の高さに驚きました。サンドイッチが約3,000円、パン2個とコーヒーで約3,500円、フードコートでハンバーガーとポテト・ドリンクのセットが約5,000円など。
マクドナルドで朝食のソーセージエッグマフィンセットをオーダーしたら、日本では520円ですが現地では10.28ドル、1,600円以上でした(2025年1月のレートに基づく)。日本と比べると約3倍の物価ですね。
食事はフードコートを多く利用し、ドリンクはミネラルウォーターをまとめ買いして単価を下げるなど、工夫しました。
ラスベガスと言えばカジノですよね。空港にスロットマシンが並んでいたので、到着直後からとてもびっくりしました(笑)。
宿泊したのも大規模なカジノホテルでしたからどこへ行くにもカジノを通り抜けていくような感じで、早朝からカジノに興じている方も少なくなく、すごい街だなぁと思いましたね。でも、少額でやめられる自信がないので私はカジノはせず、雰囲気だけ味わってきました(笑)。
昼間にCESで歩き回っていたので、疲れ果ててしまい夜に出かける体力が残っていなかった、という理由もあります。自由に出歩いたのは最終日の午後くらいでした。ラスベガスのメインストリートを散歩して、お土産を買いました。
新サービスや新事業を立ち上げたり、さまざまなイノベーションを考えるのが好きなので、OICで働ける環境にとても感謝しています。これからも次世代のコンビニエンスストアを形にしていけるよう、努力していきたいと考えています。
LDIはチャレンジを応援してくれるカルチャーが特長です。入社してまだ半年の私が「CESに行きたい」と手を上げたら、アサインしていただけたのが良い例だと思います。
こんなことをやってみたい、と申し出れば前向きに議論しながら予算を確保して「進めましょう」と言っていただける空気なんです。惜しみなく応援してくれる環境は素晴らしいと感じています。
ITの世界ではチャレンジを継続するのが重要です。エンジニアなら、海外の展示会に参加して世界的な最新技術に触れる機会をいただけるのはとても貴重ですよね。
自分から「これをやってみたい」と積極性を発揮できる方なら、入社してからLDIのバックアップでやりがいを感じていただけると思います。同じ姿勢の方に、エントリーいただければと楽しみにしています。
プロジェクトディベロップメント部でもプロジェクトマネージャーを募集していますので、自分こそ、という方はぜひ話を聞きに来てください。
※取材時の部署・役職・氏名を記載しています。
(取材日:2025年2月4日 聞き手:垣本陸)