今回は、株式会社TOAIの代表取締役社長である東原元規社長に
「コロナウイルスの影響化における新しい取り組みや挑戦の大切さ」についてインタビューしました。
これから、株式会社TOAIやジャンカラでの就職を考えている方は是非参考にしてみてください!
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Q 新型コロナウイルス発生前はどんな仕事をしている会社でしたか?
1986年創業のTOAI GROUPは、ジャンカラを中心としたカラオケ事業を主軸に、飲食や温浴施設など多角的に事業を展開していました。私自身はアメリカのビジネススクールでMBAを取得し、コンサルティングファームでの経験を経て、2015年に社長に就任しました。
就任当時は、カラオケ業界の競争が非常に激しくなっていて、いかに顧客体験を向上させるかが課題でした。そこで、店舗のリニューアルやサービスの拡充に力を入れ、特に若年層やファミリー層に愛される空間づくりを意識。店舗ごとの個性的なコンセプトやイベント施策を強化することで、特別な時間を提供する事にこだわってきましたね。
Q 新型コロナウイルスの影響を教えて下さい。
2020年からのコロナ禍は、TOAI にとって未曾有の危機でした。
店舗の休業や外出自粛の影響で、一時は売り上げがほぼゼロに。特にコロナ禍においてカラオケは密な空間と見なされ、顧客の足が著しく遠のきました。この時期は、正直、会社の存続すら危ぶまれる状況でしたね。そこで経営方針を一新し、ホテル事業を売却、カラオケ事業にリソースを集中させる決断を下しました。
社員一丸となって「どうやって生き残るか」を考え抜いたことで、結果的にTOAIの土台はコロナ禍を経てより強固なものになりました。
Q 新型コロナウイルス発生後の新しい取り組みや挑戦を教えて下さい!
コロナ禍を機に、テクノロジーを活用した新しいサービスの導入に挑戦しました。
まず導入したのが「すぐカラ」というモバイルオーダーシステムです。部屋から出ずに注文できるこの仕組みは、コロナ禍での非接触ニーズに応えるだけでなく、顧客の利便性を大きく向上させました。
また、「無人受付精算機」を全店舗に導入し、スタッフの負担を減らしながら効率化を図りました。この無人受付精算機の全店舗導入は業界初だったので、当時は話題になりました。
京都大学の学生とコラボした「ジャジャーンカラ京大BOX店」も面白い取り組みでしたね。京大生のアイデアを基に、若者向けのユニークな店舗をオープン。通常のカラオケに加えて、BBQも楽しめるという唯一無二の店舗です。
実は、このプロジェクトは新入社員がリーダーとして企画・推進したものなんです。長い歴史を持つ会社でありながら、若手でもプロジェクトを生み出せる風通しのよさが、TOAIの強みだと自負しています。
さらに、2024年度中に東京オフィスを開設し、ITやデジタル人材の採用を強化しています。カラオケだけでなく、飲食やフィットネス、トランクルームなど新たな事業領域にも挑戦しています。枠にとらわれずお客様に良質な体験を提供する事を目指しています。
Q 新型コロナウイルスと今後も共存していく上で何が一番重要だと思いますか?
柔軟性と顧客へのコミットメントが最も重要だと考えています。コロナ禍で学んだのは、厳しい状況であっても顧客が求めるものを追求し続ける姿勢が重要ということです。
実際私は、コロナ禍だったからこそ安全のためにテクノロジーを活用し、若手社員のアイディアも積極的に取り入れました。難しい状況でも、お客様や社員のための最適解を考え続けること、これがどんな環境でも生き残る鍵です。
また、コロナ禍のような危機はいつでも起こり得るので、リスクを分散させる多角化と、迅速な意思決定ができる組織体制を整えておくことも欠かせません。
Q これから株式会社TOAIへの入社を考えている人に向けてメッセージをお願いします!
事業経営は、挑戦の連続です。
失敗や危機は避けられませんが、それを次に繋がる学びだと捉えるマインドが大切です。私自身、コロナ禍で売り上げゼロからの再スタートを経験しましたが、そこで諦めず、テクノロジーや若手の力を信じて挑戦を続けたからこそ、今のTOAIがあります。
まず小さくてもいいから一歩を踏み出してほしい。そして、顧客の声と自分のビジョンを軸に、変化を恐れずに進んでください。
TOAIもまだまだ挑戦の途中。一緒に新しい未来を作りましょう!