創業以来「五ツ木の模試」を通じて、多くの受験生の夢の実現をサポートしてきた五ツ木書房。
ストや教材を通じて、受験生の成長を支える同社で活躍する向井さんは、実は学生時代、勉強が得意ではありませんでした。
全くの異業界から教育業界を選び、やりがいを見出すまでについて語ってもらいました。ぜひご覧ください!
目次
勉強が苦手だった五ツ木社員が、受験生の未来を支える ー 教育業界での新たなキャリア
変わりゆく営業スタイルと、新たな可能性への挑戦
受験生の笑顔が見られる瞬間にやりがいを感じる
前向きな提案を受け入れる社風で、新たなことにも挑戦
勉強が苦手だった五ツ木社員が、受験生の未来を支える ー 教育業界での新たなキャリア
――まずは簡単に自己紹介をお願いします。
向井:現在、五ツ木書房で営業を担当する傍ら、模試運営の仕事にも携わっています。主な経歴を振り返ると、学生時代はずっとテニスをしていましたね。高校3年間と大学在学中の計7年間。ペアと一緒に考え、工夫を重ねて勝ち方を探っていく。その過程が特に楽しかったです。大学卒業後は携帯電話会社に入社し、新卒で法人営業を担当しました。
——1社目の携帯電話会社は、どのような業務を担当されていたのでしょうか?
向井:スマートフォンを活用した業務効率化など、様々なサービスを法人向けに提案していました。特に新規開拓では、門前払いが当たり前の中でどう攻略していくかが重要でした。テニスで培った「一つずつ攻略していく」という考え方が、実は営業でも活きていたのかもしれませんね。例えば社長が歩いているタイミングで声をかけたり、近くにいる営業の方から情報を得たり。地道な工夫の積み重ねが成果に繋がっていきました。
——その後ショップ勤務に異動されたそうですが。
向井: はい、店舗スタッフの人数が足りなくなり、ある店舗に配属になりました。特殊な地域で、店の自動ドアが開く前から怒鳴りながら入ってくる方もいれば、女性スタッフを守るために取り押さえることもありました(笑)。でも、お客様との対話を通じて、携帯電話という人生に重要なものを提供する仕事のやりがいも感じていました。
——五ツ木書房への転職のきっかけを教えていただけますか?
向井: 正直に申し上げると、当時付き合っていた人と結婚を考えていて、土日休みの会社を探していたんです(笑)。でも五ツ木書房の募集を見た時、受験生の将来に関われる、意味のある仕事だと感じました。私自身、実は勉強が好きではなかったんです。でもだからこそ、受験生の気持ちに寄り添える部分もあるのではないかとも考えました。
変わりゆく営業スタイルと、新たな可能性への挑戦
——現在はどのような業務を担当されているのでしょうか?
向井:営業部で教材や実力テストがメインの営業を担当していましたが、最近は社内公募から模試運営の仕事にも携わることになりました。五ツ木の中心はやはり模試だと感じていて、そこで自分にしかできない価値を生み出したいと思ったんです。模試の運営全般に関わる仕事で、塾関係の対応からアルバイトの手配まで幅広く担当しています。自分でないとできない仕事、スキルアップにつながる仕事をしたいと思い、手を挙げました。
——営業部ではどのような仕事を?
向井:営業部は、教材・実力テストを販売する代理店販売と、模試運営の仕事があります。教材・実力テストの場合、学校の先生方が代理店を通して教材を購入するという仕組みなので、代理店との関係作りが重要になります。模試運営に関しては、試験会場となる私立高校借用から、試験監督アルバイトの手配、五ツ木模試当日の運営まで様々な業務に携わります。ここ数年で働き方をかなり整備しており、現在は効率的な営業を心がけ、必要性を見極めながら活動しています。以前のように全ての担当エリアを必ず訪問するのではなく、より計画的に代理店や学校とのコミュニケーションを取るようになりました。その分、内勤の時間も確保でき、より効果的な営業活動ができるようになっています。
——以前の営業スタイルはどのようなものだったのでしょうか?
向井:「必ず担当エリア全ての学校を回って先生方に挨拶を」というスタイルでしたね。春先の新学期用教材の採用に向けて代理店の方と一緒に学校へ行き、一人一人に挨拶して回るんです。時には机の上に置いてある教材から「英語の先生だろう」と判断して、適切な教材を持っていったり(笑)。地域によって商材の決定時期が違うので、その時期に合わせた活動も欠かせませんでした。
——営業の面白さややりがいは?
向井:五ツ木以外にも他メーカーはたくさんあります。その中から五ツ木の教材やテストを選んでもらうのが難しい面もあります。でも、そこをどう攻略していくか、一つずつ組み立てて崩していくのが実は楽しいんです。過去の実績を見ながら「去年はこれだけ採用いただいているのですが...」と交渉したり。学校によって雰囲気は様々で、フランクに話してくださる先生もいれば、業者扱いされることもある。門前払いも当たり前ですが、そうした状況をどう切り開いていくか、営業としての面白さがありますね。何より、地道な関係作りを通じて、「先生が異動された後も取引が続く」といった信頼関係が築けた時は、すごくやりがいを感じますね。
——今後の課題は何かありますか?
向井:これからは塾への営業も強化していく必要があります。でも最終的には、高校側から受験生に「五ツ木のテストを受けてください」と言っていただけるような、信頼性の高い存在になることが目標です。そのためにも、五ツ木の価値を高め続けていきたいですね。
受験生の笑顔が見られる瞬間にやりがいを感じる
——仕事の中でやりがいを感じる瞬間はどんな時でしょうか?
向井:10月に開催される進路相談会での受験生との関わりですね。営業部の数名で、受験生やその保護者の方と1対1の進路相談をさせていただく機会があるんです。10月というと受験生にとって一番辛い時期。悩みを抱えて相談に来られるのですが、終わる時に「ありがとうございました、頑張れそうです!」という言葉を笑顔でもらえた時は、本当にやりがいを感じます。
——教育業界で働く意義についてはどのようにお考えですか?
向井:一人でも多くの受験生の将来の夢や進路決定の手助けになれればと思っています。受験というのは誰もが通る道。その過程で模試を受けて、判定基準を見て、自分の将来を決めていく。その重要な場面に関われる会社で働けることに、大きな意義を感じています。もちろん、いい加減な仕事をすれば人の人生を左右しかねない。それだけに責任も重大ですね。
——会社の雰囲気も随分変わってきたとか。
向井:実は私が入社した当時は、模試の時期になると休みが取りづらい雰囲気でした(笑)。でも今は数年前から働き方改革を行っており、模試前後の1週間で必ず代休を取得するよう会社から義務付けられました。また、学校が休みの時期に合わせて、8月にはお盆休みと合わせて半月ほどの長期休暇も取れます。私も含め、沖縄旅行に行ったり、妻の実家に帰省したりと、しっかり休暇を楽しんでいますね。以前は夜8時、9時まで残業することが多かったのですが、今は6時、遅くても7時頃には帰れるようになりました。プライベートの時間も確保でき、結果的に仕事の質も上がっていると感じます。
——社員の皆さんの教育に対する意識も高そうですね。
向井:そうですね。教育という仕事に対するプライドと責任感は、全社的にあると思います。ただ、ベテランの方が多く、若い方がもっと増えてくれたらいいなとも感じています。新しい視点で改善提案をしてくれるような方が入ってくれば、会社の空気もさらに良い方向に変わっていくんじゃないでしょうか。
前向きな提案を受け入れる社風で、新たなことにも挑戦
——向井さんから見て、五ツ木書房の強みはどんなところにありますか?
向井:長年の実績に基づく、堅実なデータと問題の質ですね。見た目よりも中身重視。その姿勢が、長年ご採用いただいている先生方からの信頼に繋がっているんだと思います。編集部が入試を徹底的に分析し、受験生の実力を伸ばすための問題を作成していく。その積み重ねが、五ツ木書房の強みになっています。
——歴史のある会社ですが、新しい提案なども受け入れてもらえる?
向井:意外と柔軟ですよ。例えば、以前私から「社用携帯を導入してほしい」と提案したことがあります。前職の経験から、営業担当者が個人の電話番号を教えたくない場合もあるだろうと考えて。コストも試算して提案したところ、採用していただきました。会社としては、頭から否定するのではなく、一度話を聞いて検討する姿勢があります。
——最後に、この記事を読んでいる方、特に五ツ木書房への就職・転職を検討している方へのメッセージをお願いします。
向井:教育業界での経験は全く必要ありませんよ。むしろ、前職での経験を活かして、新しい提案をしてくれる方は大歓迎です。個人的には一緒に働くなら、真面目で一生懸命になれる人、そして謙虚に先輩の話を聞ける人がいいですね。この仕事は受験生の人生に関わる重要な仕事です。責任感を持って取り組める方と一緒に働きたいと思います。
——今後の展望について教えてください。
向井:「五ツ木書房のテストは絶対に受けてください」と、もっと多くの先生方に言っていただけるような存在になりたいですね。そのためにも、提供する教材やテストの質を高め続けながら、新しい時代に合わせた取り組みにも挑戦していきたいと思います。一人でも多くの受験生の未来に、良い影響を与えられる会社であり続けたいと思っています。
いかがでしたか?
今回は、携帯電話会社から教育業界へと転身し、受験生の未来を支える仕事に情熱を注ぐ向井さんにお話を伺いました。
「勉強が好きではなかった」という経験を持つからこそ、受験生の気持ちに寄り添える。そんな向井さんの言葉には、教育に携わる仕事への深い愛着と誇りが感じられました。
教育業界が初めての方でも、前職での経験を活かしながら、受験生の未来に関われるやりがいのある仕事。そんな環境に興味を持たれた方は、ぜひ一度カジュアル面談でお話ししてみませんか?
あなたの経験と想いを活かして、共に受験生の未来を支えていける日を楽しみにしています。