子育てを終えて趣味を満喫中
宮沢 真紀(みやざわ まき)
1971年生まれ 静岡県出身。2014年に入社後、現在は管理部長を務める。
祖父や父親の影響で筋金入りの本好き。小3で新潮文庫の古典落語全集を愛読するという、珍妙な子供時代を送る。現在も片手でページをめくる特技を駆使し、左手さえ空けば、ながら読書をする生活。本が増殖するので自宅のあちこちに棚を製作しているうちにDIYが趣味と化し、電動ドライバー愛用者となる。また40歳を過ぎて始めたバレーボールにハマり、毎週金曜日の夜は体育館通い。その他スポーツ観戦に楽器、美術や音楽、舞台鑑賞と興味は尽きない。宮沢の1日は24時間ではないと評される所以。
___宮沢さんは、ほんとに趣味が多いですよね。最近特に、舞台を観に行く日が増えたように思います。
子供は2人とも成人したし、もう遊んでもいいかなって(笑)
そもそも、ミナコさんが入社するまでは全部ひとりでやっていたから休みも取れなくて、舞台どころじゃなかった。最近は有休も取りやすくなったし収入も増えたし、大好きなミュージカルを観に走り回ってますね。
___チケットないないって嘆いてて、しばらくすると取れた!って喜んで、よく聞いたら往復新幹線で 宿泊ありって(笑)
泊りで?って驚かれるけど、東京が全く取れなかったら余所に行くしかないんだもん(笑)
去年は娘と一緒に大阪に行ったし、今年は6月に連休もらって名古屋に行く予定。やっぱり平日のほうがまだチケットが取れるチャンスは多くて、平日に休めるのはありがたいな。日帰りもできなくはないけど、どうせ行くなら観光もしたい。名古屋もあれこれ計画して楽しみにしています。ミナコさんも時々ミュージカル観たりしてるよね。永遠の名作からリーズナブルな新作まで、色々あるから趣味としてはお勧めですよ!
___ミュージカルいいですよね。出不精を克服して、もっと色々観たいです。
TOHOの考えるワークライフバランスとは
___TOHOの有休取得率はかなり上がってきていますよね。私はあんまり休みたくないタイプで、でも有休取れ取れって西村さん(注:代表)や宮沢さんにいつも言われます…。
ごめんね(笑) まあ、今は取得率を上げたいから有休取れ取れとは言ってるけど、理想は取りたい人が取りたいときに取りたいだけ取れる有休、かな。呼びかけることによって少なくとも取りにくい雰囲気はなくなったと思う。取る自由は浸透したから、今後は取らない自由とも向き合います。
___必要な時はとことん残業するけど、帰りたい日はやるべきことをしっかり終わらせてさっと帰る。そういう、メリハリのある仕事をする社員が増えたなと思います。
今世の中は「ワークライフバランス」重視があたり前になってきていて残業や休日出勤は悪みたいな風潮もあるけど、TOHOが考える「ワークライフバランス」は、そういうのとはちょっと違う。簡単に言うなら、「よく働き、よく遊べ」。ミナコさんのインタビューでも言ってたけど、明日でもいいんだけど明日の段取りを考えたら仕事ここまでやって帰りたい、ってあるよね。そういう時に何が何でも定時で帰れとかPCの電源落ちるとか、そういう管理方法が合っている場所もあるかもしれないけど、TOHOは残業申請もいらないし基本的には自主性に任せてる。でも残業が嵩んでる社員がいると、原因を探ったりみんなでサポートに回ったり。この2年で、管理し過ぎず放置し過ぎずという西村さんの方針がかなり浸透してきたんじゃないかな。
___うちは、世間では嫌われやすい固定残業手当を導入しています。
みなし残業が全部ブラックというのは残念な判断だね。TOHOの従業員は仕事がちゃんとできていれば固定残業時間に満たなくても文句を言われることはないし、残業手当が固定だからこそ(注:超過分は全額支給します)、集中してやりたいときは気兼ねなく残業できる。経営側は固定費の予定が立てやすいし、残業の是非をいちいち考える必要がない。結果、誰もが業務効率を考えて仕事するようになった。助け合いもあたり前になってきたよね。仕事って、ただお金がもらえればいいのではもったいない。一日の1/3を過ごしている仕事の時間、自分の裁量で進めていく楽しさを感じて欲しいですね。仕事もプライベートも両方楽しむ。ワークライフバランスを、時間や日数でなく楽しめるかどうかの視点を持ってほしいし、TOHOはそのためのサポートは惜しまない会社です。
キーワードは「メリハリ」。ONとOFF、個とチーム。どちらも大切にできる会社でいたい。
___TOHOの社員は、普段みんなそれぞれ黙々と仕事している雰囲気です。でも、何か相談事があるときはいつも誰かがいてくれますよね。
そこはとても大事なポイントだね。私の中ではシャボン玉みたいなイメージ。個々の空間は持っているけど、くっついた時は密着する部分がある。いくつもくっつくこともあれば、離れることもある。部署を超えて相談できるし、とてもフレキシブルだと思います。私が入社した頃は社員も10人に満たなくて、なかなか休めなかったし残業なんてものともせず働いてた感じ。みんなが自分のやり方で好き放題やるので、シャボン玉ではなくスーパーボール(笑) 私自身は社歴が浅かったこともあり、先輩方に本当に色々助けてもらいましたけどね。今では考えられない働き方だったけど、その頃の下地があってこそ今のTOHOがあるのも確か。当時のスーパーボールたちも、頑張った甲斐あって今はちゃんと余暇が楽しめるようになりました。
___当時だと、西村さん若林さん金子さんに宮沢さんあたりですよね。スーパーボール想像できますね(笑)今はもう少し、社員同士の係わりが強いイメージです。人数が増えたのも理由の一つでしょうか。
人数はもちろん規模の大きな仕事も増えたので、チームの力も重要になったね。普段は個でも必要な時は団結して協力、誰かが休めば周囲でサポート、そして肝心なのはサポートする人への会社の対応。協力体制がきちんと評価に繋がることが大事だし、それを真剣に考えてくれるリーダーがTOHOにはいる。それに言葉も大切。皆が言葉をかけあうことで、孤立することなく協力の場を保つことができるね。そんな空間ができてこそ、メリハリのあるONとOFFのバランスが保てるんじゃないかな。私自身も、今ではあれもこれも楽しんで好奇心を満たしているし、仕事も大変ではあっても楽しいし、ワークライフバランスがしっかり取れていると実感してます。
___私は普段から宮沢さんの方針を聞く機会も多いですが、改めて宮沢さんの想い、受け取りました。私も趣味を作ってOFFも満喫できるようにしよう。ありがとうございました!