私たちは、システムインテグレーション事業を中心に、Webソリューション、ネットワークソリューション、アウトソーシングサービス(SES)など、多岐にわたるITサービスを提供しています。「能力」「信頼力」「成長力」を企業理念に掲げ、エンジニアが安心して働ける環境、スキルアップできる環境、社員同士の交流を深める環境の整備に力を入れています。
今回は、社内でもトップクラスの技術力やコミュニケーション力を持ち、メンバー全員から頼りにされているエンジニアのK.Iさんにインタビューを実施。周囲から頼られるためのコツや、チームづくりに対する思いなどを語ってもらいました!
【プロフィール】
K.I:複数社のIT企業を経て、アビリティへ入社。現在はBtoCサービス関連の請負案件にて、プロジェクトマネジャー、開発、運用・保守業務を一手に担っている。
一人ひとりのエンジニアを大切にする姿勢がアビリティの魅力
―― まずはIさんのこれまでのキャリアを教えてください。
25年ほどのIT業務経験があり、システム開発をずっと続けてきました。子どもの頃からパソコンが身近にあったので、将来はプログラマーになりたいと思っていたんです。大学で情報工学を学び、その流れでIT業界に進みました。卒業後は複数のIT企業を経験し、約10年前にアビリティへ入社しました。
キャリアのなかでは、特にWeb系のシステム開発を中心に関わってきました。当社に入社後も、主にWeb系システムのスペシャリストとしてスキルを発揮しています。
―― アビリティに入社を決めた理由を教えていただけますか?
いくつかの企業にオファーをいただいたなかで、会社の雰囲気がもっとも自分の志向に近いと感じ、入社を決めました。私は過去に15名規模の会社から2,000名規模の会社まで、さまざまな規模の会社を経験してきましたが、人数が少ない会社のほうが働きやすいと感じることが多かったんです。アビリティにも、小規模な会社ならではの雰囲気の良さを感じましたね。
また、面接の際のやりとりから、私に対して期待をしてもらっていることが伝わってきました。一人ひとりのエンジニアを大事にする姿勢も感じとることができ、この会社であれば自分のスキルが活かせそうだと思いました。
―― 入社後に特に印象に残ったプロジェクトはありますか?
数年前に経験したSESの現場で、製造現場の開発業務と運用保守を担当したときが印象に残っています。これまでのITの現場とは大きく異なり、工場で他の従業員のみなさんと同じように専用の作業服を着て働くという新しい体験でした。今までは「こういうシステムを作ってほしい」という依頼を受けて設計を進めていく仕事が主でしたが、その現場では、製造現場の従業員さんたちから直接いろいろな要望や相談を受ける機会がありました。ユーザーの声をじかに聞くことができ、とても多くの学びがありましたね。
社内のさまざまな業務を担当。会社やメンバーにとって頼りになる存在
―― 現在の業務内容を教えてください。
BtoCサービスの請負案件を担当しています。プロジェクトマネジャーやプロジェクトリーダーとしての役割だけでなく、実際の開発から運用保守まで幅広く関わっています。
本案件ではPHP言語を使用しているのですが、実は私自身、これまでPHPにはあまり触れてきませんでした。でも、会社から「ぜひIさんに参画してほしい」と言っていただき、1年で終えるつもりが気づいたら数年にわたり本プロジェクトを任されています(笑)。
それに加えて、社内ITシステム関連の業務として、例えば当社社員が使うPCの管理や機器の購入、メンテナンスなども行っています。さらに、採用面接にも携わる機会があり、二次面接における技術者面談を担当しています。
―― かなり幅広い業務を担当しているのですね。会社や周りのメンバーから頼りにされているIさんですが、そのコツはありますか?
業界歴が長いので、技術的な引き出しが多いからだと思いますね。さまざまな質問に対して答えを持っているので、頼りにしてもらえているような気がします。さらに、業務で扱う技術だけでなく、PCのセットアップやネットワークの設定、OSに関する知識も独学で学んできました。実は、私の家には50台以上のPCがあるんですよ(笑)。趣味の延長で自分なりに勉強してきた結果、社内のメンバーから質問や相談をよく受けるようになりました。
頼られること自体が嬉しいので、積極的に協力しようと思っていますし、問題解決を行う過程で自分も学べることが多いですね。
―― 技術に対する豊富な知見はもちろんのこと、Iさんの人となりも大きいのではないかと思います!ところで、チームをまとめるうえで気を付けていることはありますか?
チームメンバーと仲良くやること、そのためにしっかりと会話をすることを心がけています。具体的には、フランクにコミュニケーションを取れる雰囲気づくりを大事にしていて、上下関係を強調せず、和気あいあいと仕事を進められるように意識しています。仮に問題が起きた際も、メンバーみんなで協力し合って乗り越える姿勢を大切にしていますね。
また、進捗管理に関しては、あまり細かく指示を出すことはしません。基本的にはメンバーに自由に任せることを重視しつつ、状況をしっかり把握したうえで、必要なときにサポートするようにしています。
世の中に影響を与え、”地図に乗る仕事”ができる面白さ
―― 仕事のやりがいについてどう感じていますか?
最初の頃は、単に作ってほしいと言われたものを作って「完成した」と満足するだけでした。ただ、経験を積むうちに、自分が作ったシステムが実際に社会で使われている自覚が生まれ、その一翼を担っている点にやりがいを感じるようになりました。自分が関わったシステムが、世の中に影響を与えていることが嬉しいですし、”地図に乗る仕事”という言葉がありますが、それに近い感覚ですね。
―― 今後取り組みたいことや挑戦したいことはありますか?
会社全体として、もっと新しいことに挑戦していけたら良いのではないかと考えています。例えば自社開発のパッケージを作るなど、新たな領域にも踏み出し、会社としての魅力をさらに高めていく必要があると感じています。現在は副室長として月に1回の役職者会議に参加しており、そこで社長と直接意見を交換することもあります。そのような場で、会社の方向性についても提案していけたらいいですね。
―― 新たな可能性を探るというお話もありましたが、アビリティに入社するとどのようなキャリアパスが描けますか?
最初の1年でテスト系の業務を行い、2~3年目で.NETやJavaなどの技術を習得する流れが一般的です。その後、下のメンバーを指導しながら、自分のスキルを特化させていくことになります。
私は、若手メンバーには「3年後、5年後にどうなりたいかを考えた方がいい」と伝えています。技術を極めるのか、マネジメントに挑戦するのか、自分のキャリアをどう進めていくかを考えて行動することが大事だと思っています。
上下関係が少なく和気あいあいと働ける職場
―― アビリティで働く魅力について教えてください。
まず、SESを中心に行う企業ならではの魅力として、さまざまな業界で経験を積むことができる点が挙げられます。製造業や金融業など、いろいろな現場に携わることで、自分の能力が広がり、視野も広がります。
また、当社は営業の方々がエンジニアをしっかりサポートしてくれる風土がある点が特徴だと思います。何か問題が生じた際にはすぐに相談できますし、会社として適切なアクションを考えてくれるため、エンジニアとして働きやすい環境が整っていると感じます。
―― 社内の人間関係について、どのように感じていますか?
上下関係が強くなく、比較的穏やかな社員が多いですね。実は、数年前までは役職自体もなかったんですよ。だからこそ、現在もその風土が残っていて、年齢や経験の垣根を越えてフラットな関係が築けていると思います。各現場についても、先輩社員と後輩社員がセットで参画するケースが多いため、和気あいあいとした雰囲気で働いていますね。
―― 最後に、アビリティで活躍できる人はどんな人だと思いますか?
新しいことを吸収することが苦にならない人、また問題解決に向けて自分で考えられる人が活躍できると思います。それに加えて、コミュニケーション力も重要です。したがって、採用面接では、レスポンスやリアクションを重視していますね。コミュニケーション力と技術力、どちらも大切にしている方に来ていただけると嬉しいです!