目次
自身もアトツギ。コミュニティと機会をつくる⤴️
ベンチャー型事業承継との出会い。「ここなら自分の経験を活かせる」✨
現在の仕事内容💪
アトツギたちの挑戦に伴走して、感動をもらえる👩💻
オンラインシステムを活用 / イングリッシュネームで声をかけやすい関係性✌️
未来の仲間に向けて🤝
自身もアトツギ。コミュニティと機会をつくる⤴️
--- 最初に自己紹介とキャリアについて教えてください。
熊本県出身で、実家は約70年続く名木の床柱屋を営んでいます。
大学では国際経済学と社会福祉を学び、僕が九州出身ということもあり東南アジアと文化的に近いものがあることに興味を持ち、東南アジアと日本の経済・文化比較、影響を調べていました。授業名で言うと人類文化学・比較文化学が好きで、それに関連する授業も多く取っていました。東南アジアの発展(経済性)がもたらす環境への悪影響についても学ぶため、社会福祉関係の授業も履修し、社会的弱者となってしまう人たちのコミュニティづくりや支援も、大学の時にしていました。
卒業後は社会的弱者や海外からの移住者の支援をしたり、過疎地域のコミュニティ支援や国際教育、地域学習などの教育領域に仕事で携わっていました。ただ支援に留まるのではなく、教育を通した支援として、人と人をつなぐ、そのための教育・コミュニティづくりという領域でかかわっていました。
例えば、海外の文化や生活に触れ、学びたいと考える日本国内の人に対して、東南アジアのことを東南アジアの方から学ぶことができる教育プログラムの企画・発信・実施をしていました。反対に、日本のことを知りたいと考える東南アジアの方々に、日本人と関わる機会を企画運営するなど、お互いがお互いを知れるようなコミュニケーターの仕事をしていました。
ベンチャー型事業承継との出会い。「ここなら自分の経験を活かせる」✨
--- キャリア背景からすると、一般社団法人ベンチャー型事業承継への入社経緯が見えないのですが、どうして入社されたのでしょうか?
自分に家業があることもそうですが、自分が今まで大学・仕事で経験してきたコミュニケーターとしてのスキルを活用し、先代とアトツギですれ違いがちなコミュニケーションがうまく作用すれば、コミュニケーションがポジティブな方向に向かっていくのではないか、と思ったのが最初のきっかけです。キャリアの経験値を活かしたチャレンジもしたい、と思いました。
ベンチャー型事業承継との出会いは、2018年頃に日経新聞に「アトツギ」が出たときから知っていました。自身もアトツギして公的機関で事業承継等の話を聞く中、民間からも話を聞きたいと思って。pittaで探したところゴードン(社団メンバー)をみつけ、話を聞くために接点を持ちました。
最初は情報収集のつもりでしたが、話していくうちに「ここなら自分の経験を活かせる」と思い、入社を決めました。まさに、先代とアトツギのコミュニケーションをポジティブなものに変えていくことと、コミュニティづくり、アトツギ向けの教育コンテンツ開発が自分のスキルを活かせる領域だと思いました。
--- 当時感じていたアトツギという言葉の印象を教えてください!
「アトツギベンチャー」という言葉がむちゃくちゃ軽やかだな、と思いました。後継者のの世界が変わるかもしれないと感じました。後継者といてMBAなどいろいろリサーチしているときに社団がカタカナで「アトツギ」でで発信されていて、これまでアトツギというとプレッシャーや義務感、嫌なものに向き合うというイメージが強かったですが、この社団はポジティブに向き合える場を作っていると感じました。
現在の仕事内容💪
--- 現在の仕事についてざっくり教えてください!
1つ目は、未来志向の経営者になるためのプラットフォーム「ファースト」の運営です。様々なアトツギの方々と接点を持ち、オンライン・オフラインの対話を通じて支援を行っています。事業の壁打ちだけでなく、趣味や人生相談まで幅広い話をします。家業にはライフも大きく関係してくるので。
2つ目は、民間企業・官公庁・自治体が行うアトツギ支援事業のコミュニケーターです。支援機関からの相談を受け、ヒアリングを行い、より良い形で支援事業を実施するためのプロジェクトマネジメントを行っています。
--- とある1日の仕事の流れを教えてください!
AM:朝礼、スケジュールの確認、クライアント等との打合せ、
PM:問合せ対応、資料作成など ですね。
アトツギたちの挑戦に伴走して、感動をもらえる👩💻
--- 社団で働いている中で感じるやりがいも教えてください!
親族内事業承継に対してネガティブなイメージを持っていたアトツギが、前向きに取り組むようになった時ですね。例えば、新規事業に消極的だったアトツギが、先輩経営者の話を聞き、最終的に「アトツギ甲子園」のファイナルまで進むケースがありました。自分の可能性に気づき、チャレンジしている姿を見られるのは本当に感動します。
最初は家業に対して全く良いイメージを持っていなかったアトツギたちの、目の色が変わっていく瞬間を見られるのはとても素晴らしいことだと思います。名もなき中小企業の後継者がピッチイベントのファイナルに立つまで支援し、その姿を見られるのは本当に嬉しいです。
--- 社団で働いていて感じる、成長実感はありますか?
「自分らしさを活かしながら成果を出す」ことですね。小さな組織で経営をする人が多い中小企業の場合、自社ではなく、自者が何をしたいのか、を考えることが大切だと思い、アトツギたちにも伝えています。中小企業は大企業とは違い、一人ひとりの責任が大きく、自分の個性をどう活かしていくかが問われるため、彼らと接する自分も自分らしさを持たないといけないな、と思っています。
もう一つの観点で言うと、プロジェクトマネジメント力やコミュニケーション力が身につくと思います。官公庁や支援機関からの受託案件を実施するほか、アトツギの皆さんとの関りも多いことから、2つのスキルが身に付きます。加えて、「アトツギ」は不確定要素が多いファクターでもあるため、見えないものを見る力が身につくと思います。
オンラインシステムを活用 / イングリッシュネームで声をかけやすい関係性✌️
--- 働いている環境について教えて下さい!
オンラインを駆使して働く環境があります。メンバーは全国に散らばっていますが、コミュニケーションの取りやすいオンラインシステムを導入しているので、コミュニケーション不足を感じることはありません。
社団メンバーは全員イングリッシュネームがついているので気軽に声をかけやすい関係性でもあります。そのため、よりコミュニケーションがとりやすいです。
夜のイベント対応もありますが、振替休暇を取ることもできるので、無理なく調整できます。
未来の仲間に向けて🤝
--- 最後に、未来の仲間に向けてメッセージをお願いします!
全国各地でアトツギの方々がチャレンジしやすい環境を作ることが目標です。一緒に新しいアトツギの在り方を築いていきましょう!🔥