事務局長を務めるマーティ。アトツギベンチャーにかける想いとは。
目次
自己紹介と今までのキャリアについて⤴️
大企業から県庁へ
現在の仕事内容と役割💪
人の人生が変わる瞬間に関れる仕事
働く環境の変化や、一般社団法人ベンチャー型事業承継の文化👩💻👨💻
未来の仲間に向けて🤝
自己紹介と今までのキャリアについて⤴️
大企業から県庁へ
--- まず、これまでのキャリアについて教えてください!
私は大学を卒業して、新卒でNTT西日本に入社しました。8年間在籍し、法人営業やサービス開発にも携わりました。その後、キャリアを変えたいと考え、妻の出身地である福岡への移住に伴い、福岡県庁に転職しました。県庁では9年間勤務し、そのうち6年間はスタートアップ支援の部門に所属していました。福岡県庁在籍時に、ゼロから起業する人々や、短期間で急成長して上場を目指す企業、いわゆるスタートアップの支援体制を作ることに取り組みました。
スタートアップ支援の仕事に取り組む中でに「ベンチャー型事業承継」に出会い、「これだ!」と雷に打たれたような衝撃を受けました。県庁は異動があることが前提なので、自分の好きだったスタートアップ支援やアトツギ支援から数年で離れなければならない、という悩みもありました。
ちょうど40歳になる2022年3月に、「自分の40代を、この領域(ベンチャー型事業承継)にかけよう。」と決意し、県庁を辞めて現在の仕事に就きました。
--- 転職の決め手としては、「ベンチャー型事業承継との出会い」「県庁の異動でやりたいことができなくなる」「40歳を迎えるタイミング」ということでしょうか?
はい。ただ、それはきっかけの一つに過ぎません。根本的には、「地方におけるベンチャー支援のあり方」に対する疑問がありました。
地方でベンチャー支援をしていると、「ゼロからの起業するベンチャー支援だけが正解なのか?」という疑問を持つことがありました。
もちろん、新しい企業が生まれることは素晴らしいですが、地方ではGoogleのような大企業が次々と生まれるわけではありません。
それよりも、すでに存在する事業を2代目、3代目が継ぎ、新たな挑戦をする方が、地域にとって大きな価値を生み出せるのではないかと考えたのです。
そんなときに「ベンチャー型事業承継」という考え方に出会いました。
従来の「守る」だけの事業承継ではなく、新しい挑戦をする後継者を支援する仕組みがあると知り、「これは自分がやるべきことだ」と強く感じました。
また、私自身、実家が家業を営んでおり、かつてはアトツギ候補でもあったので、個人的にも強く共感しました。
--- 地方にフォーカスする理由は何でしょうか?
私自身、石川県小松市という地方の出身で、現在も福岡という地方都市に住んでいることが大きいです。
また、日本全体で考えたときに、「東京一極集中」ではなく、「地方をどう面白くするか」という視点が重要だと考えています。
私自身、常に「地方から何か新しいことが生み出せないか?」という目線で物事を見ています。
現在の仕事内容と役割💪
--- 現在の一般社団法人 ベンチャー型事業承継での役割について教えてください!
事務局長として、組織作り、採用、総務、バックオフィス全般を担当しています。
また、社団のナンバー2として経営戦略の策定や運営にも関わっています。
さらに、「アトツギ甲子園」の担当者を務め、外部企業との折衝や新規事業の開拓も行っています。
--- 2022年4月に入社されてから約2年半が経ちました。最も印象に残っているプロジェクトや業務は何ですか?
やはり「アトツギ甲子園」ですね。これは社団の中でも特に大きなプロジェクトで、後継者たちが人生をかけて挑戦する場になっています。
実際に、自分自身を変えるために大会に挑み、成長していくアトツギの姿を見ていると、毎回感動しますし、涙が出ますね。本当に、アトツギたちが「人生をかけて、人生を変えるために挑戦する場」になっているので、彼らの成長を間近で見るのは大きなやりがいですね。
人の人生が変わる瞬間に関れる仕事
--- 「人生を変えるために挑戦する」という話がありましたが、マーティがこの仕事に惹かれる理由は何かありますか?
私は「人の人生が変わる瞬間に立ち会える仕事」に魅力を感じます。
スタートアップ支援もそうでしたが、人生をかけて挑戦する人たちを支援できることが、この仕事の面白さですね。
アトツギ甲子園に参加する人たちの多くは、大会を通じて自分を変えようとしています。
そういった変革の瞬間に関われるのは、大きなやりがいです。
--- 特に印象に残っているエピソードはありますか?
去年、福岡の「渡辺鉄工」という金属加工会社の後継者と関わった際のエピソードです。
最初は、後継者がアトツギ甲子園にあまり興味を持っていませんでしたが、大会に出たことをきっかけに大きく変わりました。地域の金融機関や全国のメンターを巻き込み、事業のアイデアをブラッシュアップし、今では大学の先生たちと共同研究を進めるまでになりました。「大会をきっかけに行動が変わる」ことを実感できたエピソードでしたね。
働く環境の変化や、一般社団法人ベンチャー型事業承継の文化👩💻👨💻
--- 以前の職場と比べて、働き方で大きく変わった点はありますか?
時間の使い方が大きく変わりましたね。NTT西日本や福岡県庁では毎日オフィスに出社していましたが、今はテレワークが基本で、出張も多いです。
テレワークが中心になったことで、仕事とプライベートの境界も曖昧になりましたが、それは私が望んでいた働き方でもあります。
--- 一般社団法人 ベンチャー型事業承継で働く中で、自分の成長を感じる部分はありますか?
特には経営者目線を持つようになったことですね。以前のキャリアは一担当者の視点で仕事をしていましたが、今は組織全体の視点で物事を考えるようになりました。
未来の仲間に向けて🤝
--- 最後に、未来の仲間に向けてメッセージをお願いします!✨
私たちは「アトツギベンチャーを日本の新たなビジネスカルチャーにする」という大きなミッションを掲げています。
この領域で本気で勝負しているのは、私たちだけ。
新しい産業を生み出す最前線に立てるのは、非常にエキサイティングな経験です。
新しい時代を創ることにワクワクする方は、ぜひ一緒に挑戦しましょう!