【社員紹介Vol.4】「伝える」から「支える」へ。岡山・香川の「リアル」を知る元テレビ記者の、アトツギベンチャーへの挑戦 Conny(近藤佳名子)
目次
バックボーンを背負って挑戦する「ストーリー」に惹きつけられた
短期目標:アトツギの「覚醒」を支えるプログラム設計
キャリアの進化:多角的な視点と実行力を養う
哲学:相手の立場に立つための「インプット」
社団の雰囲気と熱量 🔥
事業承継という伝統的なテーマに、ベンチャーという革新的な視点を持ち込み、新たなビジネスカルチャーの創造を目指す「ベンチャー型事業承継」の推進。その活動を支える新メンバー、コニー(近藤佳名子)にインタビューを実施しました。
岡山・香川の地域経済の「リアル」を取材し続けた元テレビ局記者が、なぜ一般社団法人ベンチャー型事業承継に飛び込んだのか?
コニーの経験から生まれた「頑張っている人を応援したい」という熱い想いの源泉に迫ります。
―― まずは、これまでのキャリアを簡単にお教えください。
2020年に京都女子大学を卒業後、すぐに岡山県のテレビせとうちに入社しました。
以前から社会問題に関心があったことと、地域を盛り上げたいという思いからテレビ局に入り、記者として夕方のニュース番組や経済番組を担当し、行政、経済、文化、地域ネタなど、岡山・香川を駆け巡りました。
その後、編成部で素材管理や広報などを担当しました。
バックボーンを背負って挑戦する「ストーリー」に惹きつけられた
―― テレビ局という第三者の立場から、「もっと近くで関わる仕事」へ転身しようと思った一番の決め手は何だったのでしょうか?
地域の頑張る人や企業の取材を続ける内に、「こんな人たちを支え、応援する仕事がしてみたい」と強く思うようになったのが原点です。
特に記者時代に、家業に誇りを持ち、新しい挑戦をする同世代のアトツギと取材でお話しする機会があって、その姿に感銘を受けました。私の中で「頑張っている人を応援する仕事」とイコールで結びつきました。
また、アトツギ甲子園の映像を見て、日本全国に奮闘しているアトツギがいることを知り、この「事業承継」というテーマには、後継者一人ひとりの熱い想い、家業というバックボーンを背負って挑戦する「ストーリー」があると感じました。この感動が、入社を決めた一番の決め手です。
自分自身は家業がない立場ですが、歴史を背負いながら未来に繋いでいくアトツギの生き方には、純粋に「かっこいい!」と憧れを感じています。その「かっこいい」挑戦を、今度は自分が支える側になりたい、という強い思いが挑戦の原動力になりました。
短期目標:アトツギの「覚醒」を支えるプログラム設計
―― PM(プロジェクトマネージャー)として、まず達成したい短期的な目標は何ですか?
アトツギの皆さんが着実にアトツギベンチャーへの第一歩を踏み出せるプログラムを作っていきたいです!
現在、3つの受託事業でPMとして、アトツギ向け、支援者向けのセミナーなどのプログラムの企画・運営に携わっています。
プロジェクトを行う中で一番印象的だったのが、最初はネガティブだった後継者がベンチャーマインドを持つアトツギとして覚醒したことです。その変わっていく姿を隣で見られるのはPMの特権だと感じています。
だからこそ、机上の空論ではなく、アトツギ視点を大切に、皆さんの着実な歩みを支えられるプログラムの企画を行っていきたいです。
キャリアの進化:多角的な視点と実行力を養う
―― 社団で働くことで、コニー自身のキャリアはどう進化すると考えていますか?
マルチに活躍できる人材に成長したいと考えています。
現在、PMや広報という初めての仕事に日々学びながら取り組んでいます。プログラムの企画運営で多角的な視点と実行力を養い、課題解決能力を向上させたいと考えています。また、多様なバックグラウンドを持つアトツギや経営者、そして社団のメンバーとの関わりを通じて、柔軟な発想力と適応力を磨きたいです。
広報としても、様々な視点からアトツギと向き合い、アトツギベンチャーを日本中に広め、浸透させていけるように発信していきたいです。
哲学:相手の立場に立つための「インプット」
―― 仕事をする上で、大切にしているモットーや哲学があれば教えてください。
相手の立場に立って考えることは、一番大切にしています。前職の記者時代からずっと大切にしてきたことです。
ただ、相手のことを知らないと相手の立場に立つことは難しいです。だから、今一番の課題はインプット。
アトツギの皆さんが何を考えているのか、何が課題で、どんなことを求めているのかを、常にアンテナを張り続けて知りたいと思っています。
社団の雰囲気と熱量 🔥
―― 実際働いてみて、社団のカルチャーや雰囲気はどのように感じていますか?
とにかく「アツい!」です。
「アトツギベンチャーを日本のカルチャーに」という壮大なスローガンに対し、中に入ってみると、メンバーみんなが本気で向き合い、一つひとつ着実に行動を起こしていることを実感しました。その原動力は「アトツギのため」。この精神が本当にかっこいいと思っています。
関わってくださっているアトツギや経営者の皆さんもこのスローガンに向けて一緒に走ってくれていることを日々感じています。
こんなにも真剣にアトツギと向き合い、アトツギからも本気でぶつかってもらえる団体は日本でここだけだろうな、と。だからこそ、「アトツギベンチャーを日本のカルチャーに」は必ず実現できると信じています!