目次
キャリアの変遷に見る「成長軸」と「居場所」⤴️
惹きつけられた「ロマン」と「バックボーン」🔥
ロジックで事業を支える「事業統括」の役割👨💻
アトツギ支援の原動力は「心の面」の熱量🏃♂️➡️
未来の仲間へのメッセージ✨
事業承継という伝統的なテーマに、ベンチャーという革新的な視点を持ち込み、新たなビジネスカルチャーの創造を目指す「ベンチャー型事業承継」の推進。その活動を支えるイーサンにインタビューを実施しました。
様々なキャリアを経て、社団にたどり着いたイーサンが、どのような思いで「アトツギベンチャー」を支援し、社団のミッション「アトツギベンチャーをカルチャーに」に共感しているのか。その熱い想いの源泉に迫ります。
キャリアの変遷に見る「成長軸」と「居場所」⤴️
――まずは、これまでのキャリアを簡単にお教えください。
新卒でアパレル業界に入り、約4~5年勤めた後、営業職にキャリアチェンジしました。
その後、工場向けの営業を経験し、前職では教育系のベンチャー企業で、プログラミング教室の立ち上げからエリアマネージャー、そして事業推進室でマーケティングや企画など、プロジェクト単位で動かす業務に携わりました。
そして今、社団に入ったという流れです。
――様々な業界、職種を経験されていますが、キャリアを選択する上での一貫した指針はあったのでしょうか?
最初から決まった指針はなかったですね。ただ、転職のタイミングは、自分を含めて会社も含めた成長の方向性、特に「自分軸の成長曲線」と「会社が求める役割・ポジション」がマッチしなくなった時が多かった気がします。
自分が成長し、価値も発揮できる。しかし、会社が大きくなったり、事業の方向性が変わったりすることで、自分が伸ばしたい方向のスキルやポジションが、会社にとって「今、一番必要か」と言われると、そうではなくなるタイミングがありました。
どれだけ頑張っても自分のポジションが変わらない、やりたいことが叶えられないとなれば、外に自分の求める場所を探す、という判断になります。
惹きつけられた「ロマン」と「バックボーン」🔥
――ご自身の成長と市場価値を追求する「ロジック」が軸にあるように感じますが、仕事を選ぶ上で「心が動くか動かないか」という「ロマン」の要素も重視されているそうですね。このベンチャー型事業承継の社団に入社を決めた一番の決め手は何だったのでしょうか?
自分でもロジカル思考の人間だと思っています。しかし、周りにロジックに非常に強い人がいる中で、自分という存在が埋もれないためには、他者と違う軸を大切にする必要があると感じました。それが、「ロマン」や「感情的なところ」「バックボーン」に心を動かされるという点です。
ロジックは「できること」ですが、「やりたいこと」はロマンの領域にある。この「アトツギ」という文脈には、後継者一人ひとりの熱い想い、家業というバックボーンを背負って挑戦する「ストーリー」があります。このストーリーに触れた時、自分の「ロマン」が非常に強く刺さったのが決め手です。
前職を辞める前から、次に自分が本当にやりたいこと、大事にしたいことは何だろうと問い続けた結果、頭で「良い」と思ったことではなく、「理屈抜きで心が動いた経験」を棚卸ししていく中で、このロマンやバックボーンを重視する軸を見つけました。
ロジックで事業を支える「事業統括」の役割👨💻
――現在、イーサンは社団でどのような役割を担っているのでしょうか?
役職としては事業統括ですが、世間一般でいうとCOOに近い立ち位置かもしれません。社団が展開する事業の計画立案、組織全体の仕組みづくりや運営、経営全体の推進を考えて実行するのがメインの業務です。いかに組織がうまく回るか、事業が計画通りに進むかを考える、言わば「裏方」の役割です。
――その「ロジック」を担う役割で、社団の熱量を支えているわけですね。特に印象に残っているプロジェクトや業務はありますか?
印象的なのは2つあります。1つは、運営に携わったアトツギベンチャーサミット(AVS)という社団が主催する一大イベントです。企画段階から全てに携わったわけではありませんが、内部運営まで含めてやりきり、一つの区切りをつけられた達成感が大きかったです。
そして、そのイベントの現場で、アトツギの皆さんの「ロマン」や「バックボーン」が、外部の参加者に深く共感を呼んでいる瞬間を目の当たりにできたことと、事務局側の立場で「私たちはこういう価値を世の中に作っているんだ」ということをリアルで感じられたのは、記憶に強く残っています。
もう1つは、入社直後から関わった事業再編のプロジェクトです。入社当初、私は経営に関わるポジションは想定されていませんでした。しかし、これまでのキャリアで培った企画のスキルや強みであるロジックが、「作っていくフェーズ」から「仕組み化して大きくしていくフェーズ」に移行しつつある社団の状況とマッチして、徐々に経営の中枢に携わる仕事が増えていきました。
熱量や共感力という感性が非常に強いメンバーが多い中で、ロジックや構造化という自分のピースがハマり、価値を発揮できたと感じています。これは、当初期待されていなかったとしても、自分が得意なこと、活かせるフィールドがあれば、どんどん挑戦させてくれる社団のカルチャーがあるからこそだと思います。
アトツギ支援の原動力は「心の面」の熱量🏃♂️➡️
――まさに、ご自身のキャリア資産が活かせるフィールドを見つけられた、ということですね。社団として、この活動を進める上で「これだけは譲れない」というものは何でしょうか?
個人的な意見ではありますが、この仕事は「熱量」が絶対に必要です。それも、頭で「やるべきだ」と考える熱量ではなく、「精神的な心の面で、本当にこの活動が良いと思う」という熱量です。
私たちが目指す「アトツギベンチャーを新たなビジネスカルチャーへ」というミッション、そしてアトツギの皆さんへの支援。これに対する心からの共感と、「ロマン」を感じる気持ちが、活動の原動力になると思っています。挑戦できるフィールドがあるからこそ、挑戦したいという強い思いが大切になってきます。
私たちは、アトツギの皆さんが輝ける「場所」を作り、支える存在です。その場所が、誰かの新しい一歩、ロマンの実現のきっかけになっていると実感できることが、何よりも自分を突き動かします。
未来の仲間へのメッセージ✨
―― これからこの社団で働く仲間に向けて、どんなメッセージを伝えたいですか?
一般的な会社では「PDMになりたい」「マーケティングを極めたい」といったキャリアプランがありますが、社団では「自分たちがアトツギの領域をどう作り上げるか」にフォーカスします。つまり、自分が「何を成し遂げるか」が重要になります。
社団は、ストックオプションやIPOを目指すような一般的なベンチャーとは違い、情緒的価値が圧倒的に強い組織です。
複数社を経験しましたが、ここまで組織の掲げるMission/Vison/Valueと実際の仕事がつながっていると心底感じる会社はありません。
また、僕自身、アトツギでもなく、金融機関などの支援機関出身でもない立場でアトツギの世界に足を入ってきました。今までアトツギと関わりがなかった自分の視点があることで、アトツギにこれまで関わりのなかった人たちにも「アトツギベンチャーを日本の新たなビジネスカルチャーへ」を広める役割を担えると思っています。
ビジョンに共感しながら、エモーションとビジネスの両方を動かしていける人と一緒に働けたら嬉しいです!