2020年10月、世の中がコロナ禍で大きく揺れるなかで誕生したOIS(オイッス)株式会社。プロスポーツチームのグッズ企画・製造をメインに、今まさに急成長を遂げているベンチャー企業です。
今回は、代表の大久保にインタビューを敢行。起業の裏側にあった生々しいストーリーから、オイッスが何よりも大切にしている「あり方」、そして共に見据える「3年後の未来」について、等身大の言葉で語りました。
1. 逆境からのスタート:コロナ禍が背中を押した起業のきっかけ
ー 起業を意識し始めた時期や、きっかけについて教えてください。
大久保: もともと「35歳くらいまでに会社をやりたいな」というのは、ずっと心の中で決めていたんです。ただ、明確に「よし、今だ!」というタイミングがあったわけではなく、本当のきっかけになったのは2020年のコロナ禍でした。
当時、前職では大学のグッズ制作や企画の仕事をしていたのですが、ロックダウンの影響で大学が完全にストップしてしまって。学生も誰も入れない状態になり、会社の収益も一気に落ちてしまったんです。世の中的にもよくあった「休業補償による自宅待機(給料カット)」になり、その下がった給料を見た時にふと思ったんですよね。「いや、これだったらワンチャン、自分で会社をやった方が良くないか?」と(笑)。
そこから実際に会社を立ち上げるまでは、およそ半年ほどでした。コロナ禍という大ピンチが、結果的に「一歩を踏み出す」ための後押しになった形ですね。
ー 前職までの経験のなかで、「解決したい」と感じていた業界のもどかしさはありましたか?
大久保: スポーツグッズの業界には10年ほど身を置いているので、課題自体はそれこそ数え切れないほど見てきました。ただ、「この課題を解決したくて!」という綺麗事よりは、「これ、自分だったら絶対に解決できる仕組みが作れるな」という確信がずっとあったんです。
例えば、Jリーグには60ほどのチームがありますが、どのチームも同じようにグッズを作り、同じように苦労をされています。チームのMD担当者も業者も、みんなめちゃくちゃ頑張っている。なのに、みんながバラバラに同じことで悩んでいるのを見て、「もっと効率化できるはずだし、みんなの頑張りがちゃんと報われる仕組みが作れるはずだ」というもどかしさをずーっと感じていたんです。それを今、オイッスの事業で一つずつ解決しにいっている感覚ですね。
![]()
2. 創業期のリアル:資金繰りの壁と、信頼で集まった仲間たち
ー 会社を立ち上げて、最初に直面した大きな「壁」は何でしたか?
大久保: それはもう、圧倒的に「お金(資金繰り)」ですね。 ありがたいことに、業界に長くいたので僕のことを知ってくれている方も多く、「仕事を取る」こと自体はそんなに苦労しなかったんです。
ただ、名もない生まれたての会社がプロチームから仕事をもらっても、グッズを作ってくれる業者さんからは「初回取引だから前金でお願いします」と言われることが多くて。そうなると、仕入れの支払いの方が先に来て、チームからの入金は後になるため、キャッシュが回らなくなってしまうんです。創業融資が口座にカチッと入るまでの間は、「あ、これガチでギリギリかもしれない……」と冷や汗をかく時期もありました。
幸い実際に支払いが遅れるようなことは一度もありませんでしたが、当時は自分の給料をめちゃくちゃ少なくして耐えていました(笑)。まずは周りに迷惑をかけない。そこは徹底して、泥臭くやっていましたね。
ー 副社長の石塚さんや役員の前田さんとは、どのようにして今のチームになったのでしょうか。
大久保: 副社長の石塚は、前職でも一緒にやっていたデザイナーで、さらに前の会社では僕の上司だった人です。付き合いは相当長いですね。彼もコロナの休業補償で「これからどうしようかな」となっていたタイミングだったので、僕から「ワンチャン、いい方法(起業)があるんですけど、会社やるのどう思います?」と誘ったんです。「ちょっと考えるわ」とは言われましたが、ベースにあるもどかしさが一緒だったので、割とすんなりジョインしてくれました。
もう一人の役員の前田も10年来の付き合いなのですが、創業のタイミングで誘った時は一度フラれているんです(笑)。まあ、スタートアップへの転職はリスクもありますし当然ですよね。でも、会社がちょっと軌道に乗ってきたタイミングで「やっぱり行くわ」と入社してくれました。今では最高の経営チームになっています。
ー「オイッス、これはいけるな!」と確信を持てた瞬間はありましたか?
大久保: 会社を作ってすぐ、昔からお世話になっていたチームの担当者さんに挨拶しに行ったんです。「会社を作ったので、こういう面白いグッズを一緒にやりましょう!」と。そしたら皆さん本当に好意的で、実績もない僕らを信じて「それやろうよ!」と言ってくださいました。協力してくれる業者さんも同じです。
その時に、「あ、僕たちがやろうとしていることって、間違っていないんだな」と確信できましたし、あの時ついてきてくれた、関わってくれた人たちの存在は、今思い出しても本当に嬉しいですね。
![]()
3. オイッスのDNA:何よりも大切にする「あり方」の追求
ー オイッスとして、ここだけは絶対に譲れないというこだわり(バリュー)を教えてください。
大久保: 会社の理念でもある、「人を応援して、人に応援される人、会社になる」。もう、これに尽きます。
僕は「自分たちだけが美味しい思いをすればいい」という、自分たちが主語のビジネスがあまり好きではないんです。それって一瞬は勝てても、絶対に長続きしないですから。
僕らの仕事は、チームを良くするのはもちろん、その先にいるファンやサポーターの皆さんがグッズを手にした時にどう思うか、まで考えなければいけません。だから、自分たちの都合ではなく「相手を主語」にして、どうすれば喜んでもらえるかを考え続ける。これは単なるスローガンではなく、僕らの「どうあるべきか」という“あり方”そのものなんです。
ー 今集まっているオイッスのメンバーたちは、大久保さんから見てどんな雰囲気ですか?
大久保: みんなさっき言った理念の通りで、「応援されるにふさわしい魅力」を自然と持っているなと思います。
うちはフルリモートで仕事をしているので、自分からコミュニケーションを取りにいかないと関係性が作りにくいですよね。でも、うちのメンバーは自分からどんどん周りに関わろうとしますし、周りからも「この人のことを助けてあげたい、応援したい」と思ってもらえるような人が集まっています。だからこそ、社内の雰囲気も自然と前向きで温かくなっています。
ー どのような人がオイッスで活躍し、評価されるのでしょうか。
大久保: これも同じですが、「応援されるにふさわしい振る舞いや行動ができている人」です。 極論ですが、いつも暗くて自分のことしか考えていない人って、誰からも応援されないし、人のことも応援できないですよね(笑)。 スキルがあるのはもちろん素晴らしいことですが、それ以上に「チームのために」「誰かのために」と動ける“あり方”ができている人が、オイッスでは圧倒的に活躍しますし、評価されます。
![]()
4. これからの未来:3年後、僕たちはこの業界のトップを走る
ー 今後、オイッスをどんな会社にしていきたいですか?
大久保: あえて「5年後、10年後」という遠い未来は言わないようにしていて、変化の激しい「3年後」をリアルに見据えています。
3年後、僕たちはこのスポーツグッズ業界において、「業界を引っ張っていく存在」にならなければいけないと思っています。それは、自分たちだけが一人勝ちするという意味ではなく、競合他社も、クラブチームも、ファンも、業界に関わる全員を巻き込んで、市場全体をポジティブな方向に引っ張っていきたいということです。誰かと戦うというよりは、自分たちが信じる道を突き詰めて、業界のスタンダードを塗り替えたいですね。
ー その未来を作るために、今どんな仲間に来てほしいですか?
大久保: ありがたいことに、今は本当に多くのチームからお声がけをいただいていて、案件が少し溢れてしまっている状態なんです。ぶっちゃけ、今のメンバーだけだとマンパワーが足りていません。
だからこそ、一緒に戦ってくれる仲間を真剣に募集しています。具体的には、売上に直結する営業(セールス)やデザイナー、新規事業のコアメンバー。それと同時に、組織を中から支えて仕組みを作ってくれるバックオフィス(組織づくり)のメンバーです。
うちの会社は、「私はこれしかやりません」ではなく、みんながいろんな領域を横断してマルチにやっているので、枠に囚われずに挑戦したい人にはめちゃくちゃ面白い環境だと思います。すべての職種において、良い人がいればぜひウェルカムです!
ー 最後に、これからオイッスに入ってくる未来の仲間にメッセージをお願いします。
大久保: 新しく入ってきてくれる人には、「自分自身の期待を超える成長」をしてほしいな、と思っています。
「え、私ってこんなことまでできるんだ!」という驚きを、OISでの仕事を通じて掴み取ってほしいです。そのために、僕ら経営陣もみんなの人生を預かる覚悟で、可能性を広げられる打席をどんどん用意します。
いつか振り返った時に、「このメンバーと一緒に走ってきて、本当に良かったな」と思える最高の景色を、一緒に見にいきましょう。ご応募、お待ちしています!