― 介護・仕事・学びの両立を乗り越え、未経験からエンジニアへ ―
筋トレと海外旅行が好きな戸田さん37歳、女性。
とにかく頑張り屋さんで明るい彼女、最初は研修も頑張りすぎて体調を崩す日も。そんな彼女でしたが、自己管理や「無理しないこと」を習慣つけながら、難しい研修期間も走り抜いていきました。
彼女は未経験からの挑戦を経て、今エンジニアとして新しいスタートを切ります。
そこに至るまでの道のりには、家族への思いや、年齢への不安、そして学びへの情熱が詰まっていました。
介護と両立しながら、さまざまな仕事を経験してきた過去
戸田さんがエンジニアという職業に出会う前、営業事務や美容関連、アルバイトなど幅広い仕事を経験してきました。
21歳のとき、母親が脳出血で倒れたことをきっかけに、介護をしながら働く日々が始まります。
「母の体調や家族とのバランスを考えながら、柔軟に働ける仕事を選んできました。いろいろな職場を経験できたのは、自分にとって大きな財産です」
けれど、どこかで「このままではいけない」と思い続けていたそうです。
「海外で自由に働きたい」未来から逆算して選んだ“エンジニア”という選択肢
将来は海外で生活することを見据え、時間や場所に縛られない働き方を模索するなかで出会ったのが「エンジニア」という職種。
「当時はプログラミングなんて全く知識がなかったです。でも、WEBやアプリの仕事を調べていく中で、これなら将来につながるかもしれないと思い始めました」
スクールにも説明を聞きに行ったけれど、「勉強のために仕事を辞める」のではなく、「仕事を前提に学べる」三河屋のスタイルが、戸田さんにはしっくりきました。
未経験・アラフォーの不安。それでも「戻りたくない」という強い気持ちが支えに
「37歳で未経験。記憶力も若い頃と違うし、途中で挫折しないか不安もありました」
それでも、これまでの働き方に後戻りしたくないという気持ちが、挑戦への大きな原動力になりました。
楽しくもあり辛くもあった研修の日々
最初に学んだHTMLやCSSに夢中になり、寝る時間を削って没頭した日も。
「今までダラダラSNSを見ていた時間が、勉強時間に変わったのは自分でも驚きでした。生活に張りが出ました」
もちろん、つまずくこともたくさんありました。
カリキュラムの進度、技術の難しさ、体力とメンタルのバランス…。でも、講師やメンターの丁寧なサポートがあったから乗り越えられたと振り返ります。
「チャットでやり取りする講師の方の高度な会話を見て、純粋に“かっこいい!”って思いました。ああなりたいなって思えたことがモチベーションにもなりました」
自分を律し、支えてもらいながら一歩一歩前へ
「自由だからこそ、自分で進める力がないと続かない。でも、三河屋のみなさんからのLINEでの声かけが“ひとりじゃない”と思わせてくれたんです」
無理をせず、自分のペースで。手を抜くことも学びながら、継続のコツを掴んでいきました。
これからの目標と、エンジニアとしての理想像
今後は、Node.jsやReact、Pythonなどにも挑戦し、Laravelを扱う現場にも携わってみたいという戸田さん。
「まずは“場所や時間に縛られない働き方”を実現したい。その先で、誰かの役に立てるようなエンジニアになれたらと思っています」
未経験からの挑戦を考えている方へ
「学ぶのは大変なこともあるけど、本当に楽しいです。
周りに支えてくれる人を見つけること、そして自分で自分を律する力が必要だと思います。
三河屋に入れば自動的に“エンジニアになれる”わけではなく、“自分でなる”という覚悟が必要。
でも、それを持っていれば、きっと道は拓けると思います!」
最後に
初めてお会いしたときから感じていた、静かな芯の強さと優しさ。
目の前の困難に対しても、逃げずに一つずつ立ち向かい、地に足のついた努力で乗り越えてきた戸田さんの姿は、多くの人の勇気になるはずです。
未経験、年齢、環境――どんな条件も「言い訳」にせず、「自分の人生を進める」ために選んだ道。
その選択と歩みを、心から尊敬しています。
これからも、ご自身のペースで、戸田さんらしく進んでいかれることを応援しています!