こんにちは。株式会社リバイブル採用担当です。
前編では、代表取締役社長の尾形優と専務取締役の水越聖が10歳で出会い、リーマンショック直後に会社を立ち上げ、和室から事業を始めた創業期を振り返りました。
後編では、二人が長い時間をともにする中で築いてきた信頼関係、仕事に向き合う価値観、社員への考え方、そしてこれからのリバイブルについて、もう一歩踏み込んで聞いていきます。
創業者同士でありながら、もともとは幼い頃からの友人。考え方も性格も違う二人が、なぜ同じ会社をここまで続けてこられたのか。
話を聞いていくと、その背景には“仲が良いから一緒にいる”だけではない、互いへの信頼と、会社をより良くするために遠慮なく意見を交わす関係性がありました。
目次
起業以外の道もあった。それでも、人と関わる仕事を選んだ
前編では、起業に至るまでの経緯を聞きました。少し意外な質問ですが、もし起業していなかったら、お二人はどんな仕事をしていたと思いますか?
水越:僕は車が好きなので、仕事として関わる道もあったかもしれません。F1も好きですし。振り返ると、営業という仕事に出会っていなければ、今とはかなり違う人生だったと思います。
水越さんは、好きなものを深く追うタイプですもんね。尾形さんはどうでしょう。やっぱり起業以外は考えにくかったですか?
尾形:どうでしょうね。総合格闘家とか、お笑い芸人とか、全然違う道も想像したことはあります(笑)。自分自身で勝負できる世界には、昔から惹かれていました。
でも結局、人が好きなんですよね。人と関わって、人と一緒に何かをつくる仕事じゃないと、たぶん続かなかったと思います。
職業の候補は幅広いのに、根っこにあるのは“人と関わりながら、自分で責任を持って勝負したい”ということなんですね。今の社長という役割にも、どこかつながっているように感じます。
友人から経営パートナーへ。近さだけでは会社は続かない
お二人はもともと友人ですが、会社を始めた瞬間から、同じ友人関係のままではいられなかったのではないでしょうか。役割や距離感はどう変わりましたか?
尾形:会社を始めた以上は、僕が社長として決めることも増えますし、水越も専務として役割を持つ。友達だから何でも同じ、というわけにはいかないですよね。
水越:二人だけで仕事をするなら、友人関係の延長でもできたかもしれません。でも、会社を大きくして人が増えていくことを考えると、役割は明確にした方がいい。僕自身も、尾形の方が社長として前に立つのに向いていると思っていました。
長い付き合いだからこそ、立場を曖昧にするのではなく、むしろ役割をきちんと分けたんですね。とはいえ、経営の判断では意見がぶつかることも多かったと思います。
尾形:かなりありましたね。方向性について何度も議論しました。最後は水越が折れてくれることも多かったですけど(笑)。
水越:僕が少し大人だったということにしておきましょう(笑)。
この掛け合いを見ると今も関係性は変わっていないですね(笑)。ただ、一般的には“友人同士の起業は難しい”とも言われます。お二人が長く一緒に続けてこられた理由はどこにあると思いますか?
尾形:議論の目的が、“自分が正しいと証明すること”ではないからだと思います。会社をより良くするために、どの考え方が一番いいのかを話している。右か左か、どちらかが勝つということではなくて、もっと良い答えがあるならそこを探す。その前提をお互いに分かっているから、ぶつかれるんだと思います。
“意見が合うから続いている”のではなく、“意見が違っても目的が同じだから続いている”。会社にとっても大切な考え方ですね。
尾形:友人と起業するなら、やっぱり信用できるかどうかは大きいと思います。何か問題が起きたときに、まず相手を疑う関係だと難しい。最後のところで信じられる関係かどうかですよね。
水越:性格が違うのもよかったと思います。全部同じタイプだったら、たぶんうまくいっていない。尾形が前に出て、僕が一歩引いて見る場面もある。違うからこそ補い合えるところがあります。
似ているから組めたのではなく、価値観の根っこは共有しながら、役割や性格は違う。そのバランスが今の経営体制にもつながっているんですね。
身近な友人の死が教えてくれた、「時間をどう使うか」という問い
お二人は高校も大学も違います。それでも長く信頼関係が続いてきた背景には、共通する経験や価値観もあったのでしょうか。
水越:育ってきた環境や考え方が近かったことは大きいと思います。今でもプライベートの相談をしますし、二人でゴルフに行くこともあります。性格そのものは違いますけど、上を目指したいという気持ちは共通していますね。
尾形:そうですね。タイプは違っても、もっと良くなりたいという感覚は似ていると思います。
その“もっと前へ進みたい”という感覚が強くなったきっかけの一つに、仲の良かった友人を亡くした経験があったと聞きました。
水越:地元の仲の良いグループの一人が交通事故で亡くなったんです。それは二人にとって、かなり大きな出来事でした。
尾形:身近な人が亡くなったことで、“人生には終わりがある”ということを初めて現実として感じました。それまでは、明日も同じように続くと思っていたんですよね。
だからこそ、与えられている時間を中途半端に使いたくないと思うようになりました。仕事をすると決めた時間はやり切る。そのうえで遊ぶなら思い切り遊ぶ。自分たちが考える“頑張る”の基準が、そこで大きく変わったと思います。
単に長時間働くことを美化したいわけではなく、“限られた時間をどう使うか”という価値観なんですね。今の働き方とは形が違っても、やると決めたことに向き合う姿勢は、創業期から続いているのだと感じます。
尾形:会社経営を続ける中で、自分自身も考え方を変えさせられてきました。昔は、何でも自分で経験して理解したいと思っていました。でも会社が大きくなると、専門家の力を借りた方が早く、より良い結果を出せることもある。自分の考えに固執するのではなく、必要なものは取り入れるようになってきました。
会社を成長させるということは、経営者自身も変わり続けることなのかもしれませんね。昔の自分の成功体験だけに頼らず、会社の段階に合わせて考え方を更新していく。その柔軟さも印象的です。
目指したのは「お金を持つこと」ではなく、仕事の中身で認められること
創業の原動力には、“自分たちの力を証明したい”という気持ちもあったのでしょうか。
尾形:それはありました。僕たちは決して優等生タイプではなかったですし、周囲から見れば少し外れた存在だった時期もあります。だからこそ、社会に出たらきちんと仕事で結果を出したいという思いがありました。
単にお金を持てば成功、とは思っていなかったんです。どんな仕事をして、どんな価値を生み出して、その結果として対価を得たのか。その“中身”が大事だと思っていました。
結果だけではなく、そこに至るプロセスや提供した価値を大切にしていたんですね。それは社会の中で正面から評価される仕事をしたい、という感覚に近いのでしょうか。
尾形:そうですね。人をだましたり、誰かの犠牲の上で利益を出したりするのではなく、ビジネスとして正当に価値を提供して評価されたい。だから、自分自身がお金を持つことそのものには、あまり強い関心がないんです。
もちろん会社にお金は必要です。でも自分のために蓄えることより、また仕事をして価値をつくればいい、という感覚の方が強いですね。
“お金に興味がない”という言葉だけを切り取ると少し極端に聞こえますが、実際には“お金よりも、そのお金を生み出す仕事の質を大切にしたい”という価値観なんですね。
自分たちより、まず社員へ。創業時から変わらない還元の考え方
その価値観は、社員への向き合い方にも表れているように感じます。新型コロナウイルスのときも、社員への影響をできるだけ抑えるために、経営陣側で先に対応したと聞いています。
水越:そういう判断は、これまで何度もありましたね。会社として不安定な局面ほど、まず何ができるかを役員側で考える。
尾形:創業当時なんて、自分たちの給与は本当に少なかったですからね。
水越:僕の最初の給与明細、1万2900円くらいだったものが残っていました(笑)。
今の社員が聞いたら驚く金額ですね(笑)。それでも社員が入ってきたときには、一人ひとりへの還元を考えていたんですよね。
尾形:当時は給与を渡すときに、一人ひとりへ“おつかれさま”というメッセージを書いていました。営業の表彰制度をつくって、結果を出した人には賞金を出したりもしていました。
当時は僕自身も同じ営業現場に立っていたので、“まず自分がやるから、それを見て学んでほしい”という感覚でした。難しい案件があれば自分が前に出る。みんなと喜んだり、悔しがったりしながら会社をつくっていました。
創業当初は、社長と社員が同じ現場に立って、一つの成果を一緒に喜べる距離感だったんですね。一方で、会社が大きくなった今は、経営者としての仕事も変わってきたと思います。
尾形:そうですね。会社が大きくなるほど、自分が全部やることはできなくなります。昔のような当事者としての楽しさとは少し違う難しさがあります。
水越:自分で営業して、自分で成果を出せばよかった時期から、人を育てたり、組織で結果を出したりする段階に変わってきました。背中を見せるだけでは伝えられないことも増えます。その時々で、仕事への向き合い方も変えていく必要がありますね。
会社の成長とともに、経営者の役割も“自分が成果を出す”から“人が成果を出せる環境をつくる”へ変わってきた。その変化そのものも、リバイブルの歴史なのだと思います。
上場はゴールではない。常に、その先へ
ここからは、これからのリバイブルについて聞かせてください。現在、会社として上場を目指して走っている段階ですが、その先にはどんな会社を描いていましたか?
尾形:僕は、最初からゴールを一つに固定しすぎたくないという考えがあります。会社も市場も変化するので、その時点で最善だと思う場所へ形を変えながら進んでいきたい。上場も一つのステップで、その先にはもっと広い市場で挑戦していきたいという思いがあります。
水越:目指す場所がなければ、組織として力を合わせることも難しくなります。簡単に届く目標では意味がないですし、挑戦できる可能性があるなら、まずそこを目指してみる。一定の目的地を定めながら、その先も見ていくことが大切だと思います。
“柔軟に変化し続けたい”という尾形さんと、“組織として目指す方向を示すことも必要”という水越さん。ここでも二人の違いが補い合っていますね。
尾形:そうですね。僕は変化しながら常にその先へ行きたいという気持ちが強い。でも、会社としては言葉にして共有しないといけない。水越に言われて考えさせられることも多いです。
前編から一貫して、お二人は同じ考え方だから一緒にいるのではなく、違う視点を持ち寄ることで会社の方向をつくってきたのだと感じます。
これからも変えたくないのは、一人ひとりの成長を諦めないこと
最後に、これからリバイブルに入ってくる人について聞かせてください。会社の規模やステージが変わっても、“こういう人と働きたい”という部分は変わりませんか?
尾形:会社を大きくしていく中で、足りないことも、直さなければいけないこともたくさんあります。でも、社員を大切にすることや、一人ひとりの成長を諦めないことは変えたくありません。
本人自身が成長することを諦めず、何度でも挑戦できる人。失敗しても、そこからもう一度動ける粘り強さがある人。そして、人からの言葉を素直に受け止められる人と一緒に働きたいですね。
水越:会社が成長するだけではなく、その中にいる人も一緒に成長していくことが大事だと思います。個人の成長と会社の成長を一緒に喜べる仲間が増えていくといいですね。
前編・後編を通して感じたのは、リバイブルが“最初から完成された人”を求めている会社ではないということです。自分なりの目標を持って、周囲の力も借りながら挑戦を続けられる人。その成長を、会社として本気で支えたいという思いが伝わってきました。
創業時から変わらないものと、これから変えていくもの
10歳からの友人として出会い、やがて経営パートナーとなった尾形と水越。
性格も役割も違い、経営について意見がぶつかることも少なくありません。
それでも二人が長く同じ会社をつくり続けてこられたのは、“誰が正しいか”ではなく、“どうすれば会社がもっと良くなるか”という目的を共有してきたからでした。
限られた時間を中途半端に使わないこと。
お金そのものではなく、提供する仕事の中身にこだわること。
自分たちより先に、社員が安心して挑戦できる環境を考えること。
そして、会社が大きくなっても、一人ひとりの成長を諦めないこと。
働き方や組織の形は、これからも変わっていくはずです。経営者自身も、会社のステージに合わせて考え方を変え続けています。
一方で、創業時から大切にしてきた価値観は、今のリバイブルにも確かに残っています。
会社と一緒に自分自身も成長したい。まだ完成していない環境だからこそ、自分の力でより良くしていきたい。
そんな思いを持つ方にとって、リバイブルという会社の背景を少しでも知るきっかけになれば嬉しいです。
▶ 前編「創業ストーリー」もあわせてご覧ください