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ニューヨークの物流現場 (時給4000円)

倉庫の中で働く人の時給が30ドル=4000円(1月上旬レート1ドル=135円)、日本の首都圏エリアの時給相場は、1300円程度でしょうか?およそ、3倍のニューヨーク近郊の倉庫を視察してきました。


マンハッタンから車で20分程度の場所にある、こちらの倉庫では、所狭しと弊社のAGVが走り回っています。クライアントに、導入効果を聞いたところ、この時給単価の中、投資回収も2年程度と、大満足の様子でした。しかも、作業員の働きっぷりを見ても、明らかに日本のレベルよりも低く、急激な物価上昇を受け、作業員も今の時給では生活が苦しく、あまりハッピーな状況でないことが見て伺えました。

日本でよく見かけるパック寿司、Whole Foodsで、なんと10.99ドル(1,500円程度)!ランチに、男性だと確実に、これ1個ではお腹いっぱいにならないので、2個だと3,000円!

Geek+がグローバル市場で販売される中、今もっとも販売が加速しているのが、北米市場です。この市場での販売実績は、他のリージョンを大きく上回り、一昨年から昨年にかけて、数倍というスピードで成長をしています。日本市場も、これから物価上昇が見込まれ、賃金水準も高騰することが予想される中、物流量は、確実に増える見込みの中、当然、倉庫内作業の自動化は加速的に進んでいきます。

自動化ソリューションを提供する側から、クライアントの状況を見ていると気づくことがあります。大きく3種類の企業が存在します。

① 確実に来る将来の状況に向けた自動化設備への投資を行う企業

② 忙しい日々に追われ、具体的な投資は行わず、情報収集程度しかできてない企業

③ 投資が全く行えない企業

この3種類のタイプの企業が、それぞれ活動を進める中、①の企業を並べてみてみると、すでに勝ち組、これから勝っていく勢いを感じる企業が多く、潮目を見極める力があり、これまでも数々の戦いに勝ち抜いてきている理由が見える気がします。②の企業は、①の予備軍です、様々な理由でから一歩を踏み切ることができない企業が多いのですが、今年に入りその流れが一変し、導入に踏み切る決断をされるケースが増えてきました。私はそんな企業とお話する際に、いつも感謝と共に、当社を選んでくれたからには、確実に成功体験をしてもらえるよう、全力でサポートをすることを約束します。一社でも多く、これから来る物流クライシスを勝ち抜き、Geek+を入れて良かったと、ニューヨークでお会いしたクライアント同じ言葉をいただけるよう、進んでまいります。

あと、私個人的な意見ですが、③の企業(物流会社)は、もしすぐに投資が行えないのであれば、既存のマニュアル作業に特化したサービスに集中すべきだと思います。自動化できる物流からはみ出す部分があり、これらは手作業で行う必要があり、それらの逃げ場は、③の企業がしっかり束ね連携して全体最適を行い、ビジネスチャンスは十分にあると考えています。荷主企業であれば、自動化以前にやれることは、山ほどあり、自動化が必要になるほど、販売波動が発生するくらい、物流が足枷になるほどの商品力や販売力をつけるための施策を進めるべきです。今何もせずに、ただ時代の流れに身を任せてしまう期間ではない、物流を取り巻く環境で、非常に重要な時期です!

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