1
/
5

仕事が途絶えて大ピンチ!?不況下におけるフリーランスのサバイバル術

100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。

今日も複業メディア「ウィズパラ」で取り扱ったテーマ「仕事が途絶えて大ピンチ!?不況下におけるフリーランスのサバイバル術」について話していきたいと思います。(元記事:https://wizpara.com/?p=2442

この記事を呼んでいる人は、今はサラリーマンでいずれフリーランスとして独立したい人や、今すでにフリーランスの人が多いのではないかと思いますが、フリーランスとして一生働き続けられるものなのか不安にかられる人は少なくないと思います。

仕事が無くなったらサラリーマンに戻ればいいやという考えも悪くはありませんが、ある程度の年齢になってからの再就職は、ハードルが高い事も否めません。

しかしこれだけ変化が激しい時代ですと、今やっている仕事が自分がリタイアする年齢まで需要が旺盛というのはあまり考えられなくなってきました。

というより、100%仕事内容は遷移していかざるをえないでしょう・・・。

それまでやっていた内容の仕事がまったく途絶えて数か月収入ゼロなどの自体に見舞われるかもしれません。

今日は、この激動の時代にフリーランスがいかに立ち回れば仕事をつなげていけるのかというサバイバル術的な話しを展開していきたいと思います。

今後起こるフリーランスに待ち受ける変化


AI・ロボット・ネットサービスの普及で仕事が奪われる

自分はインターネット・Webの普及で、今、Web制作案件の受託でメシが食えていますし、日々多大な利便性を提供してもらう上、Web業界に多くの仕事を創出してくれたインターネットテクノロジーには感謝しかないんですが、やはりインターネットの台頭で多くの既存の仕事が奪われているのも事実です。

例えば町の商店などでしょうか。

地元民から愛された地域の商店は、Amazonや楽天などのインターネットショッピングモールなどの台頭で軒並み商売あがったり、廃業状態に追い込まれています。

これからAIやロボット・ネットサービスが世の中に浸透してくると、今まで人間が対応していた仕事が、それらに取って代わられるわけです。

コンビニやスーパーのレジなどもお客さんが自分ひとりで集計して決済できるようになり無人化が進んでいますよね。

Web制作も特別な専門知識が無くてもWebサイトやショッピングサイトが制作できるようになってきたことで、Web制作者の仕事を奪われ始めた感覚があります。

インターネット業界の変化のスピードは加速する

さきほど、オーソドックスなWebサイトやショッピングサイトは専門の制作会社に外注で依頼しなくても、ウィザードなどに簡単なステップで必要事項を入力・選択することで専門知識が無くても誰でも簡単に作成できるようになってきたと申しましたが、Web関連のテクノロジーの変化は凄まじく、今まで仕事として成り立っていたサービスがある日、まったくニーズが無くなるということが、往々にしておきうります。

昔は写真のトリミングや背景の切り抜き、レタッチなどの加工も高度なスキルを持った加工職人が、仕事として請け負っていましたが、今はAIで簡単に一瞬で作業が完了するようになってきました。

また、ブラウザ上でインタラクティブな表現を可能にしていたAdobe社のFlashというプラットフォームを活用して多くのFlashエンジニアが、インタラクティブなコンテンツの作成をナリワイにして多くのお金を稼いでいたものでしたが、時代の移り変わりとともにFlashは衰退していきます。

セキュリティの脆弱性、メモリーの大量消費、指先での操作には向いていないことを理由に、Appleでは2010年からiOSでFlashを排除し。 これに続きAndroidでも2012年からはFlash非対応となり、スマホでのインターネット閲覧環境の増加に反比例するように、Flashは姿を消すことになりました。

ひとつのプラットフォーム、ひとつの言語を習得するだけでも、多くの労力を割く必要があります。

ようやく自分のナリワイとして成立するまで練磨させたスキルであっても、Web業界の急激な変化にさらされ、ある時期から突然ニーズが消滅するという事があるんです。

これを身につければ、一生安泰などというスキルは、少なくともWeb業界にはほとんど皆無と言っていいでしょう。

これから急激に衰退が進む日本


日本が先進国と呼ばれる時代は遠くない未来に終わると思われます。

理由はいくつかありますが、急激な超少子高齢化が原因です。

自治体の多くはインフラや公共サービス維持できずに、ゴーストタウンのような様相になる可能性もあります。

税金や年金・保険料などは、今よりもさらに爆上がりした上に、社会保障は今よりも貧弱になることはほぼ間違いありません。

今までの政治家を呪いたくもなりますが、その政治家を選んだのは国民です、現状を受け入れるしかないでしょう。

そして、今よりも格段に貧しくなった国で仕事をやっていくのはフリーランスにとって茨の道であることは想像に難くありません。

仕事自体が少なくなるでしょうし、単価も極限まで落ちていくでしょうし・・・。

とはいえ、サラリーマンも地獄は同じ

フリーランスが不安定だからと敬遠する人は多いですが、これから日本が総貧困社会に突入した場合、サラリーマンであっても安定を得る事はできませんし、下手したら公務員であっても、いきなり人員整理で首を切られたりすることも今後ありえると思います。

そもそも国や自治体自体が破綻になったら、そこで抱えている公務員だけは安泰というのは到底考えられないからです。

総貧困社会に突入した日本では、フリーランスであってもサラリーマンであっても茨の道であることは間違いありませんが、指示を受けずにじぶんの頭で考え、自分の創意工夫で仕事を創造していくことが求められ、その道を探求し続けたフリーランスは、そういった逆境の中でも活路を見出せると思います。

そういった意味では、組織の庇護に甘えず、依存せず、ひとりで活動してきたフリーランスの方が生き残れる可能性は高そうです。

と、少しネガティブすぎる未来予想をしましたが、ここまで極端でなくても、10年、20年というスパンで見れば日本が今より裕福な国になるビジョンはまったくなさそうです。

フリーランスとして死ぬまで食べていくためのサバイバル術


では、このあと10年、20年で衰退が進む国にいる我々フリーランスがどのように立ち回っていけば、生き残れるか考えていきたいと思います。

順境は絶対に続かない・・・順境の時に手を打ち続ける

いままで、10年、20年スパンで見れば、日本は間違いなく貧しくなるし、Web業界は変化が半端ないしで、定年の年齢くらいまでフリーランスを続けるのは至難の業だよということをお話ししてきましたが、とはいえ、2年、3年スパンで見れば、まだ日本は豊かな国の部類に入るし、今ある仕事がいきなりゼロになる事はありません。

それどころか、Web業界で今どこが跳ねているかアンテナを張って、商機に飛び込めば思わぬチャンスを引き寄せる事は可能です。

特に広告費に糸目をつけず、予算が潤沢な業界にピンポイントで営業をかけ、かつ相手のニーズを満たせるサービスを提供できるスキルとノウハウがあれば、サラリーマンでは到底稼げないようなお金を1月に稼ぐことが可能です。

定年まで、安定してサラリーがもらえるというサラリーマンは確かに安定しているという見方ができますし、多くの人にとっては魅力的に見えると思いますが、終身雇用が崩壊して、国自体が貧しくなるこれからの日本では、その安定さをあてにすることはできません。

それよりも一時だけでも、多くのお金を稼ぐチャンスがあり、逆境時も他者に依存することなく自分の道を切り開くスタンスのフリーランスの方が安定しているという見方ができるのではないでしょうか?

しかし、多くのフリーランスにとって、順境時に多くのお金が入ってくることが当たり前と思い、その状況がいつまでも続くと考えて、際限なく固定費や無駄な経費を垂れ流す人のあまりに多いこと多い事・・・。

旬が短いにも関わらず、ベンツや高級マンション、夜な夜な豪遊で散財するスポーツ選手に似ていますね。

しかし、順境はいつまでも続かず、一時のものと想定しておけば、順境時に入ってくる潤沢なお金を散財することなく、逆境時に焦ることなく、淡々と次の戦略を練る事ができるでしょう。

仕事が途絶える時は来る・・・そんな時は?

フリーランスになった以上、仕事が極端に減ったり、いきなり途絶えて収入がゼロになったりというのはありえる自体です。

まずそういった事態になった時に慌てるのではなく、こういった事態は、フリーランスである以上、ありうることであると想定しておくことが何より重要です。

そういった事態になった時に、一番悪い行動は、焦って本来請けるべきではない悪質な条件の依頼を請けてしまう事です。

例えば報酬や勤務条件が極端にシビアでったり、そのくせ、要求されるサービスのクォリティが非常識に高かったり、クライアントの人格に致命的な問題があり、ハラスメントや人格否定などで攻撃され多大なストレスが発生したり・・・などなどです。

自分の考えでは、条件の悪い仕事を請けるくらいであれば、何も仕事をせずに休息にあてているほうが100倍マシです。

それでも、ある日急激に収入が途絶えると焦りから、悪質な条件の案件に飛び込んでしまうなど判断ミスをしてしまうものです。

収入が途絶えた時ほど、冷静に焦らず、淡々と状況を打開する準備に時間を充てるべきです。

まずは情報収集、現状の課題発見、問題解決、新しいビジネスの創出のための準備・勉強などです。

専業化よりも多角化/複業化を進める


経営では、多角化/複業化は悪とされ、もっとも儲かるジャンルのみに経営リソースを集約するのが正義とされる事が多いです。

しかし、ここまで変化の激しい時代でビジネスの寿命が短くなってしまっては、ひとつの事業にすべてを集約するのは、あまりにリスクが高いのではないかと考えます。

例えるなら個別銘柄に集中投資するようなイメージでしょうか。

確かにそちらの方が分散投資より、ハイリターンの可能性はあります・・・しかしハイリスクです。

仕事内容もつきあうクライアントも、ある程度数を増やし、ひとつの収入源に過度な依存をしない方が、経営が分厚くなるのは間違いありません。

経営という目線以外にもひとつの収入源に依存しすぎるのは精神衛生的によろしくありません。

フリーランスは働き方ではなく生き方・・・しぶとい生き方を設計する

サラリーマンからフリーランスとして独立を検討する時、ついつい収入面のみで、独立の是非を検討することが多いですが、収入面よりも絶対に考慮すべき点があります。

それは人間らしく幸福な生き方・生活を自ら設計できるという点です。

フリーランスであれば、勤務時間・働く場所・仕事の内容・付き合うビジネスパートナー・付き合うクライアントなど、すべて自分のさじ加減で設計することができます。

これだけで、サラリーマン時代に味わっていた不条理からくるストレスや健康被害をだいぶ軽減することができます。

歳を取ってくるとだんだん気づいてきますが、人生においては収入・財産の多寡や社会的なステータスよりも、自分と家族の健康と自由で一緒に過ごせる時間の方がはるかに価値があると、だんだん気づけるようになります。(社会的なステータスの方が大事という人もまぁ多少はいますが・・・)

自分はフリーランスになる事によって、報酬面もサラリーマン時代より改善されましたが、本当のメリットは、自分自ら好きな相手と付き合え、好きな事を仕事にできることによって幸福度が上昇することや、国や会社に依存せずに自分自ら人生を切り開く姿勢で生きる事ができるからです。

生活が苦しくなるのを国や自治体・会社のせいにするのではなく、あくまで自責思考で、しぶとい生き方を設計する、そんな姿勢が必要なのではないでしょうか。

海外脱出もしくは、海外相手の仕事を本気で模索する


日本はこれまで良くも悪くも人口規模が大きく、内需のみで大きな経済圏を構築できていました。

日本は輸出国で海外相手のビジネスも盛んなイメージはありますが、島国で鎖国をしていた日本という国の国民性を鑑みると、やはり海外相手のビジネスはまだまだ当たり前というのにはほど遠いかと思います。

とくに個人、フリーランスにとってみれば、海外相手のビジネスというのはあまり創想定している人は多くないでしょう。

今は海外相手のビジネスをアシストするインターネットやさまざまなプラットフォームも登場していますから、海外相手にビジネスをしようというスタンスを持たないのは単純に損です。

それどころか、10年、20年スパンで見れば、あまり日本には輝かしい未来は想像できず、個人の幸せを追求するのであれば海外移住を検討しても良いと思います。

自分しかできないビジネス(サービス)は絶対に廃業しない無敵状態

いかなる不景気に見舞われても、廃業せずにいつまでも潤沢な仕事にありつくには、自分しかできないサービスを提供する事です。

言うは易し、行うは難しで、、そんなことが実現できれば誰も苦労はしないですが、マネができないが難しければ、マネされにくいでも大丈夫です。

例えば漫画家・・・ハンターハンターを書いている富樫氏のような天才的な作品を生み出す作家先生であれば、マネする事ができないので、いくら休載して穴をあけようと、絶対的な歓迎の声をもって連載再開が喜ばれます。

あれは天才の為せる業で、凡人にはマネできませんが、じぶんの才能や適性・好み・情熱・今までのバックボーンを最大限絡め合わせることで、自分のオリジナリティを最大限に活かしたマネされにくいサービスを提供することが可能です。

誰とも競争しない・・・それが人生という競争に勝ち抜く秘訣なのかもしれません。

株式会社ParaWorks's job postings

Weekly ranking

Show other rankings
Invitation from 株式会社ParaWorks
If this story triggered your interest, have a chat with the team?