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「京大→上場企業就職」のエリートコースから"敢えて"外れてみた理由・3年ほど走ってみた結果

高学歴で上場企業に就職という、いわゆる「エリートコース」を歩んでいた僕が、新卒入社後すぐに会社を辞めて自由を求めた結果を書いています。何かの参考になれば嬉しいです!

経歴の概要

  • 大阪の天王寺高校を卒業
  • 京大の総合人間学部→大学院進学(物理)
  • 大学院修了後に半導体エンジニアとしてローム株式会社へ入社
  • 8ヶ月で辞めてしまってフリーのライターからスタート(2020年11月)

こんな感じで、高校から大学院までずーっとエリート街道を歩んでいました。浪人も留年もせず、塾にも行かず、経歴的なことで言えば「挫折」も特にない人生。「失敗したくないから頑張ろう」がモチベーションになって、勉強なども頑張れていたように思います。

しかし、ずっとどこかに"違和感"があり、それは年齢を重ねるにつれて大きくなっていきました。

ずっと拭えなかった"違和感"

僕が抱えていた違和感をわかりやすくいうと、「自分の人生このままで良いのか?」という、言葉にしてしまえばありきたりなものだと思います。でも、正確に伝えるのが難しいなと感じています。

例えば、僕は小学生の時は「パティシエ」になりたかった時期があったんです。甘いものが大好きで。また、中学生の時はクラシックの指揮者に憧れてもいました。役者に憧れて養成学校に通っていた時期もあります。影響されやすいのもあって、その時その時で「夢」や「やりたいこと」が沢山あるタイプの人間です。

でもどこかで「東大か京大にでも行って、良い企業に就職するのがベスト」だという強い思想が植え付けられており(今思えば親の影響が大きかった)、夢に向かって真っ直ぐにチャレンジできたことが一度もありませんでした。少し踏み出しても、所詮は安全圏から冷やかしているだけで、本物のチャレンジとは呼べなかった。

何者かになりたかったんだと思います。生まれついた性格は、好奇心旺盛でチャレンジングな方向性のはず。でも、後天的な思想が蓋をして、本来の自分の在り方を見失った結果、親の言うとおりのエリートコースを歩むことになった気がします。

そんな中で、さすがに社会人にもなると「親の影響」も薄れており、「これで良いんだっけ?」が強くなってきました。最後は親に勘当されて会社を辞めた。親と仲良くやれなかったこと自体はネガティブなことですが、正直、すごく清々しい気持ちでした。ようやく自分の人生を生きる決心がついたんだなと、自分自身を褒めたい気持ちというか。

そんなこんなでいきなり会社を辞めて、フリーのライターから始まりました。そこからは面白いことの連続でした。

急に独立して3年ほどビジネスの世界で走ってみた結果

2020年11月から2024年2月までの出来事や学びをざっとまとめます。

  • フリーライターとして意外とすぐに食べていけるくらい稼げるように
  • ディレクターとしてライターさんの管理を任されるように
    • SEOメディアの「運営」的な動きも任され始めて、アフィリエイトで売上を作る経験を詰みます
  • 誘われて1社目の起業(21年6月)。雇われ社長ですが経営者になって、ビジネス全般の経験を積み始めます
    • SEOメディアの運営(金融領域。売り上げ出すのが楽しい!)
    • instaのフォロワー10万人アカウントも運営(データ解析は良いけど、画像作成とかは好きになれないことがわかった)
    • toBの営業や商談(意外と嫌いじゃないことに気づく)
    • 2,500万円での事業売却(「M&A」という言葉から知らなかった。「売れるか?」を常に念頭におきながら事業展開するのって大事だなと学ぶ)
  • 22年2月からは別会社の取締役にも。SEOメディアの領域が「キャリア」になりましたが、やることが大きく変わったわけではなかったですね。
    • 「チームで働く」というところの経験は詰めたと思います!
  • 23年10月に独立。今度は自己資本で2社目の起業

こんな感じで、ぎゅっと詰まった経験をして、ビジネス戦闘力をある程度上げられたと思います。何より楽しかった!
上手く行かないことであっても、「自分の選んだ道だから」と納得できたのが大きかったですね。成功しても失敗しても自分の責任でやれたので、それがすごく楽しく感じました。

僕の場合、会社をいきなり辞めてエリートコースから外れたことは、今の所プラスでしかなかったと思っています。自分の熱量や実力があれば、ルートは関係ないんだなと。

改めて23年10月に再スタートし、これからの自分がどうなっていくのか楽しみです。メンバー募集も随時行なっているので、興味を持ってくださった方はご連絡ください!

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