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本と仕事と紙袋

デスクに積み上げられているのは

なんとなくお分かりかと思うのですが、これら「本」なんです。

けれど、よく見ると街で誰かが持っているアレと同じに見えませんか?

そうなんです。コレ、紙袋で作ったブックカバーなんです。

本のブックカバーがヨレたり、ハードカバーの本の角が痛んだりするのを避けるためにそうしてます。

今では。

タイトル見られて困ることあったりしますよね?

というのも、特にIT系の技術者ならピンとくると思うのですが、使ったことのない言語やシェル、ミドルウェアやプロダクトの知識をすぐにキャッチアップしないといけない状況ってありますよね。現場でちょっとしたTipsやヒントを探したり、通勤時に眺めてみたり。

でも、”あのワード”が大きく見えてるんですよね。「入門編」とか「初心者」とか。電車の中ならまだしも、SESで作業する先がお客様のオフィスだったりすると、「君は初心者なのかね?」とお客様をザワつかせる事になりますし。

そこで、始めたのが紙袋を使ったブックカバーです。

だれでもできる紙袋ブックカバー

作り方は簡単。用意するのは、2つだけ。

・使いどころがわからないが、捨てるにはもったいない「紙袋」

・ハサミ

手順は「紙袋を解体」して、ブックカバーのサイズに「折って被せる」。それだけ。

ただ、本がハードカバーの場合は少し工夫が必要です。固めの紙袋を使って、本より少し大きめに切り取ると、「角」や「底」をしっかり守れます。紙袋の手提げ部分は特に固く作られているので、その部分を上手く使うと良いでしょう。

なんで紙の本なの?電子書籍あるでしょ?

最近では書籍も紙媒体から電子書籍にシフトしてきてますが、「あれー、電子で出てないんだ。」ということもしばしばあります。

というのも、データ化するためのコストが売価に転嫁されるので、コスト回収が難しそうな書籍は電子化されませんし、価格設定を考慮して、紙の書籍と電子書籍の価格差を大きくすることができないという側面もあります。

また、電子書籍化される傾向があるジャンルは漫画やライトノベルなどのエンターテイメント系が多く、学術書やデザイン広告に関する書籍は、リッチな印象が必要なだけにカバーまで凝る傾向があるので、電子書籍化されにくいかもしれません。

「本は読み物です。」は正しい。

私にとって、本は「読む」というより「使う」というイメージです。技術職だった時のクセかもしれませんが、必要な個所をかいつまんで、実際に試してみる。もう少し理解の助けになる説明が欲しい時や、前後の文脈を確認したいという時には広げて読んだりはします。

最近では「広告」、「マーケティング」、「マネジメント」、「実務ガイドブック」等のビジネス系を購入する事が多くなりましたが、「コレ、実際に試してみよう」というスタンスはあまり変わりません。

なので、私にとっての「良書」とは、目次がしっかり書いてあって、すぐにそのページに行けること。そして、「これはすぐにトライできそうだな」と思わせてくれる本です。

困るのは、「最近、どんな本を”読んだ”?」と聞かれることです。「頭から全部読んでるわけじゃないし、あれって読んだことになるのかな?」と毎回頭を悩ませています。

読んで楽しんで、包んで大事にする

捨てるだけになってしまっている紙袋の意外な使い方。実際にはエコになってますし、本の劣化も防げます。少し手間はかかりますが、「この紙袋とあの本のイメージが合いそうだな」とマッチングを楽しむこともできます。ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

ここまで読んで下さってありがとうございます。

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