介護事業課エリアマネージャーの小笹将継さんにインタビューをしました!
前職で俳優業をされていた小笹さんは、未経験から介護業界に飛び込み、現在は現場での経験を活かして新規事業所の立ち上げや運営に取り組まれています。今回は、小笹さんの入社から現在までの道のりや、ご利用者様とのエピソード、介護の未来への熱い想いをたっぷり伺いました。
俳優業から異業種である介護業界へ転職
介護事業課 エリアマネジャー
訪問介護チーム 兼 居宅介護チーム
小笹 将継
2016年にポラリスに入社して、今年で7年目になります。
前職は俳優業をしており、朝の連続テレビ小説や舞台などに出演していました。
現在は、ポラリスの介護事業課で、新規事業所の立ち上げから運営に携わっています。
不規則な勤務に義母の介護、未経験から介護の道を決意
前職の俳優業では、不規則な勤務形態と家庭との両立に限界を感じていました。
仕事をもらえるようになっていくのと比例して時間の自由が利かなくなり、妻に生まれたばかりの子どもの育児をまかせきりにして、家族に無理をさせてしまいましたね。
家庭崩壊寸前の状況にまでなり、「僕が思い描いていた幸せとは違う」と感じ、この状況をなんとかしなければと思っていました。
同時期に、義母が要介護状態になり、家族とともに実家の大阪へ帰りました。
しかし、いざ仕事を探そうと思ったものの、会社で働いた経験がなく、これからどうしようかと悩みましたね。そこで、今直面している介護の問題に目を向け「介護を勉強しつつ、仕事にできたらいいな」と思い、介護の仕事を探してみることにしました。
そして、32歳の時、未経験の状態でポラリスに入社させてもらい、介護の道に入ることを決めました。
未経験からのスタートでしたが、入社後はやることすべてが新鮮で、とても楽しかったです。
元々、人とコミュニケーションを取るのが好きな性格なので、ご利用者様とお話しさせていただくのが楽しく、早い段階から「介護の仕事は僕に合っているな」と確信できましたね。
現場では毎日いろいろなことが起こりますが、辞めたいほど大変と感じることはなかったです。
入社後は現場からスタートし、事業所の所長、地域の事業所を統括するエリアマネージャーを経て、現在は社内のマネジメントに携わっています。2~3年前から新規事業の立ち上げに携わり、採用や研修、メンバーの統括から運営までやらせてもらっています。
今も毎日が新鮮で楽しいですよ! 出張で全国を飛び回りながら、「明日はどこにいるんだろう?」とワクワクしています!
僕が介護の仕事でやりがいを感じる瞬間は、ご利用者様の目標が達成された時です。
ポラリスでは、ご利用者様に「1年後、何をしたいですか?」と目標を伺うところから始まります。
ご利用者様の中には、年齢を重ねるとともにさまざまなものを失って、いろいろなことを諦めてしまう方もいらっしゃいます。けれども、お話を伺っていくうちに、少しずつやりたいことが出てくるんですよね。進行性の疾患や余命を宣告されている方も、みなさまそれぞれの目標をお持ちです。
そして、ポラリスで体を動かしながら、目標に向かって一歩ずつ進んでいくことで、ご利用者様の生活にハリが出てくるんです。
目標を達成できた時は、ご利用者様ご本人はもちろん、ご家族様もびっくりされます。みなさまが笑顔で「ありがとう」と言ってくださった時は、疲れも吹き飛ぶほど嬉しいですよ!
ご利用者様の願いを実現するために本気でサポート
僕がはじめて所長を務めていた事業所に、「アメリカに行きたい」という目標を持ったご利用者様がいらっしゃいました。
ご来所された頃は車いすに乗られていて、何年も歩いていらっしゃらない状態でした。ご家族様も、「アメリカに行くなんて、想像もできない」とおっしゃっていたんです。
ご利用者様ご本人のお話をよく伺ってみると、「アメリカに、娘と生まれたばかりの孫がいる。年齢的にも体力的にも、今行かないと一生会えないかもしれない。なんとしても行きたいんだ。」と熱を込めて話してくださいました。
ご利用者様の想いを伺い、僕たちも「わかりました。やりましょう!」と一致団結し、事業所一同でプランを組み、本気でアメリカ行きを目指しました。
ポラリスで目標に取り組む時は、先にゴールを決め、ゴールから逆算して階段をのぼるためのプランを作り、日々進捗の確認と軌道修正を繰り返していきます。
ご利用者様は、訓練を始めてから半年の段階で、予行練習として北海道旅行にチャレンジされました。無事に飛行機に乗ることもできて、今まで不安に思われていたご家族様のお気持ちも切り替わり、「ひょっとしたら本当にアメリカに行けるんじゃない!?」とサポートの熱量も上がりました。
そして、ついに念願のアメリカに行かれ、お嬢様とお孫さんと一緒に映画やショッピングを楽しむことができました。ご利用者様もご家族様もとても喜んでくださって、本当に嬉しかったです。
僕の原点となったエピソードで、自立支援介護に魂を燃やすルーツとなる経験でした。
そのご利用者様は、アメリカに行かれた2ヶ月後に亡くなられました。今でもご家族様から個人的にお手紙をいただくくらい、深い関係性が築けましたよ。
「やってみたい!」と燃える魂が何より大切
僕は、何かを始めるにあたって、「いかに魂が燃えるか」が大切だと思っています。
介護業界は未経験の方も、自立支援介護を一緒にやってみたい、ご利用者様に元気になっていただけるサポートがしてみたいという熱意さえ持ってきていただければ大丈夫です。
ポラリスが目指す「日本に自立支援介護を定着させること」や「地域包括システムを自社で実現すること」は、まだ誰も実現していないことです。
だからこそ、モチベーションやバイタリティがあって、誰もやったことのない世界を目指すことに面白みやワクワクを感じられる方にぜひ入社していただきたいですね。
また、ポラリスには中途入社のメンバーも多く、さまざまな経験をされている人がいます。
僕であれば、俳優業で培った演技が、ご利用者様とのコミュニケーションで役立っています。現場では、ご高齢や認知症などのご利用者様に対して、合わせてさしあげるような演技が必要とされる場面もあり、思いがけず役者の経験に助けられることもありますよ。
いろいろな経験を持つメンバーが集まって、現場に風を送り込んで、日々新しいものを創り上げています。
僕の経験を伝えていくことでメンバーに恩返しがしたい
今後の目標は、さまざまな方法で、世の中にさらに自立支援介護を広めていくことです。
自立支援介護のノウハウや考え方、手法は、これから少子高齢化が進む日本に本当に必要だと思います。
そして、社内のメンバーへの恩返しもしていきたいですね。
僕の場合は、不安定な俳優業から未経験で介護業界に飛び込み、今ではポラリスで働くことで家族とともに安定した生活を送らせてもらっています。無資格・未経験の僕を採用して、ここまで育ててくれた会社に、感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもさまざまなことにチャレンジしながら、周囲に僕の経験を伝えていくことで、代表や上司、先輩、後輩、すべてのメンバーの役に立てたら嬉しいですね。
あなたの熱い想いを聞かせてください!
ポラリスの仕事内容や自立支援介護への想いを知っていただく中で、「私もやってみたいな」「新しいことにチャレンジしてみたいな」というハートを持っていただける方なら、どのような方も一緒に働けると思っています。
また、ポラリスはやる気を評価してもらえて、キャリアアップできる会社です。
メンバーみんなで、それぞれのアイデアを出し合って、実現させるために何をするかを考えていきます。はじめはゼロだったものが、いろいろな人と話し合っていく中でちょっとずつ形になっていくんです。
もちろん、すべてが上手くいくわけではないのですが、「ああでもない、こうでもない」と改善を繰り返しながら、一歩一歩思い描く結果に近付いていくのは面白いですよ。
ぜひ、ポラリスであなたの熱い想いを聞かせてくださいね!
▼あなたの熱い想いを待ってます!
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