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【学生インタビューvol.7】真摯に向き合い、「セカイ」を拡げる。

Interview #7 かのは(東京大学卒・大手広告代理店勤務)


Interviewer いけちゃん
秋田大学医学部に通いながらコエルワでインターン中。まなび場に参加してくれたみなさんにインタビューしていきます!


大学では教育社会学について学んでいたかのはに、まなび場に関する6の質問を聞いてみました!現在は社会人2年目となったかのはの声をお聞きください\(^o^)/

かのはにとってまなび場とは?

-かのは、よろしくお願いします!まず始めに、かのはにとってまなび場はどんな場所?

うーん、「心のふるさと」っていう感じかな。

-なるほど。それってどういう意味?

まなび場には、安心感とか何か守ってもらっているような感覚があるんだよね。
まなび場では「思いを馳せる」っていう言葉をよく言うけど、「ふるさと」って思いを馳せられるものじゃん?私自身、まなび場に来てくれた生徒・一緒にまなび場をつくった学生・社会人に対して思いを馳せることができるんだよね。

-そうか、それはどうして?

学生や社会人と一緒に、生徒や自分の人生のことについてたくさん話して考えたりした過程があったからかもしれない。あとは生徒達と関わる中で、考えるきっかけや元気をもらった気がするな。だから「今みんな何してるかな?」ってふと考えるときもあるんだよね。

-なるほど!誰かに思いを馳せるっていうのは、生徒たちにも体験してほしいよね。

なぜまなび場へ?

-かのははなぜまなび場に参加しようと思ったの?

最初は学生最後の時間を使って何か教育関係の活動をしたいと思ったのが始まりかな。そのときは「セカイを拡げる」っていうまなび場のコンセプトに共感したんだよね。

-そうなんだ。それってどうして?

私がもともと中学生の時に都市部から地方に転校した、っていう原体験が影響しているんだよね。
都市部に住んでいたときは、親からいろんなイベントに連れて行ってもらっていて、違う文化?のようなものに触れられる機会がたくさんあったんだけど、地方に転校してからそういう機会とか場所がなかった。今思えば、そういう機会がたくさんあった方が視野がひろがって自分の未来をもっと想像できたかもしれないなって思っているから、「セカイを拡げる」に共感したのかもしれない。
そういう体験もあって、大学では教育社会学を学んだりもしていたんだよね。

-かのはの原体験から、教育の「都市部と地方の差」に興味があったんだね。

かのはは、2022年夏に、上士幌町と比布町の2拠点で活動してくれました。写真は、比布町でのようす。

まなび場で印象的だった体験は?

-そんなかのはの中で、まなび場で印象的だった体験はある?

ある中学生の子から、「社会学をやる意義を教えてください」って言われたことかな。

-どうして印象的だったの?

生徒の学びの意欲を目の当たりにして、衝撃的だったんだよね。いい意味で圧倒された。(笑)
でもそういう子がいるということが少し嬉しかったのかも。

-圧倒されたんだ。(笑) 他にもある?

あとは自分が課題感を持っていた、生徒の視野がひろがりにくいということを痛感したんだよね。生徒達に将来やりたい仕事を聞いてみたときに、ほとんど彼ら彼女らの家族や周りにいる大人の職業しか出てこなくて、このままだと視野が狭まったままになっちゃうなって感じた。だから、生徒たちの「セカイ」を拡げられたらいいなって思ってた。

-なるほど。知っている職業や職種が増えるのも「セカイを拡げる」ことのひとつだよね。

2022年夏上士幌町。上士幌高校の生徒と話しているようす。

まなび場で何を得た?

ーかのはがまなび場で得られたものってどんなこと?

立場の違う人とのコミュニケーションの取り方かな。
私自身いつもは相手に踏み込んだことをあまり聞けなくて逃げがちだったんだよね。でも生徒達のセカイを拡げたいとか、何かしらのきっかけ・インパクトがあってほしいなと考えたときに、逃げずにいきたいなと思った。生徒とは「ひとりの人同士」として真摯に向き合いたいと思えたのかもしれないな。

ーそうか。真摯に向き合っていけたんだね。

そうだね。だから相手を慮りすぎるんじゃなくて、気になったことは聞いてみる潔さも身についたかもしれない。

そんな自分の変化もあったから、冒頭にも話したように生徒に対して思いを馳せているのかなって思っているんだよね。そんな相手ができて良かったなって今は思う。

まなび場での経験が、どう生活に活きている?

ーではまなび場が終わったあと、ここでの経験がかのはの日常生活に活きているなって思うことはある?

「誰かに影響を与える」ということについて、以前はネガティブに考えていたんだけど少しポジティブに捉えられるようになってきたんだよね。それはさっき話したような、真摯に向き合い踏み込んでいくコミュニケーションをとれて、思いを馳せることができる相手ができたからかもしれない。踏み込んでいくのも、あまりこわがらなくてもいいかもしれないなって。
このコミュニケーションは日常でも少しずつ取っていきたいなって思ってる!

それから広告代理店という誰かに影響を与える今の仕事も、少しずつポジティブに捉えられてきているかな。

ーなるほど。仕事っていう日常の捉え方にも変化が出てきているんだね!

どんな人にすすめたい?

ーでは最後に、どんな人にまなび場をすすめたい?

相手と真摯に向き合える人かな。

ーなるほど、かのはありがとう!

Interviewer いけちゃんより
かのはの言葉の中にあった「真摯に向き合う」という言葉、よく言われている言葉だけど本当に大切だと思いました。
記事の中にはなかったけど、かのはが以前から「誰かに影響を与えること」にためらいを感じる理由として、教育の場では生徒達は良くも悪くもオトナの影響を受けやすいということをあげていました。たしかにその側面はあると思います。でもそこをまなび場では、真摯に責任を持ってセカイを拡げる営みを行っていくのだと考えています!


改めて、かのはインタビューありがとう!真摯に、いい仕事をしてくださいな!


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