パスポートを更新しました
タイトルで大げさに宣言しましたが、ミラクアの海外進出はまだまだ先の話です。
ただ進出に向けての準備も始めないといけないな、ということで先日パスポートを更新してきました。
長らく海外に行っていないので、古いパスポートはとっくに期限切れ。
もう捨てるだけなのですが、古いパスポートを開いてみると昔の思い出がいろいろと蘇ってきました。
今日は少し思い出話を聞いていただこうと思います。
初めての海外ひとり旅
古いパスポートの発行年月日は2004年1月30日。
僕がちょうど30歳の時のものですね。
顔写真を載せようかとも思いましたが、意外に人相が悪かったのでやめておきます(笑)
当時長年勤めていた会社を辞め、ストレスから解放され、有休消化で1ヶ月ほど休みがあったので、思い切って海外ひとり旅に出かけました。
それまでツアー旅行での海外は経験ありましたが、せっかくなので目的地も決めず、宿も取らず、片道切符のみでのひとり旅に挑戦してみることに。
友だちに相談してみたところ、「アフガニスタンでも行って来いや」などと親身になって行き先を考えてくれましたが、そこは丁重に却下させていただき…。
もう少し安全で親日な国、オーストラリアに決めます。
世界中を旅した「兼高かおる」さんというジャーナリストがいるのですが、彼女が一番好きだった街がオーストラリアのパースだという話をどこかで聞いたので、僕も行ってみることにしました。
バックパッカー天国
到着してみると、パースはまさにバックパッカー天国でした。
安くて安全な宿はすぐに見つかるし、僕と同じようにひとり旅でブラブラしてるヤツがいっぱいいるし、物価も高くないし、デビュー戦に相応しいとても良い街でした。
国籍、性別問わず何人も友だちが出来、昼間は一緒に街や観光地を歩き、夜は安い酒を飲みながらお互いのプライベートやその国の文化について語り合います。
2004年当時はインターネットもそれほど身近なものではなく、当然ガラケーだったし、デジカメも持っていませんでした。
現地で出来た友だちと、その後しばらく手紙のやり取りなどをしたりもしましたが、自然と途絶えてしまったことは今でも少し寂しく思います。
オーストラリア旅のハイライト
オーストラリアはサーフィン天国でもあります。
パースに集まった人たちも例外でなく、サーフィンが目的で来た人が多数いました。
僕も当時女の子にモテたくてサーフィンを始めたばかりだったので、サーフィンがしたくてたまらなくなりました。
パースから300kmほど南下したところに、マーガレット・リバーというブドウ畑に囲まれた町があるのですが、サーフィンするならそこだよと教えてもらいます。
ちょうどもっと南まで(どこだかは忘れました)行きたいと言う仲間がいたので、3人でレンタカーを割り勘で借り、マーガレット・リバーまで乗せてもらうことに。
マーガレット・リバーはブドウ畑と海岸しかない正に田舎で、それが逆に新鮮で心地よかったことを覚えています。
漁師を引退し、趣味でサーフィンを教えているというジョシュさん(だったと思う)に2~3日付きっきりでレクチャーしてもらい、かなり乗りこなせるように。
「毎日波に乗ってもっと上手くなれ。タカシならきっとジャパニーズチャンピオンになれる」などとオージージョークもいただき、大変気持ちよくしていただきました。
最後の日のジョシュとの別れはちょっと泣きそうになりました。
パースまではバスで戻ったのですが、車窓から見た夕焼けに映える砂丘の景色は今でも心に残っています。
このオーストラリア旅をきっかけに、その後も何度か海外ひとり旅を楽しみました。
アフガニスタンにはこれからも行く予定はありませんが、新しいパスポートでいろんな国に行ってみたいと思います!