シリーズ化第一弾!
世の中には「一見似ているけど中身は全然違うもの」がいくつかあります。
似ているがゆえに同義のように使われてしまい、話が嚙み合わない、伝えたいことの解像度を下げてしまう、なんてことがよくあります。
それらは明らかに異なります。
混ぜるな危険です。
今日はひと組の「似て非なるもの」を例に挙げ、僕なりの独断、見解をお話したいと思います。
尊敬と尊重
まずは広辞苑を開いてみましょう。
尊敬:他人の人格・行為などを高く評価し、敬意を払うこと。うやまうこと。
尊重:価値あるもの、貴いものとして重んずること。大切に扱うこと。
とあります。
これだけだと何だか似ていて、どちらを使っても問題なさそうです。
そして日本でもよく使われる「respect」、こちらも辞書を引いてみると「尊敬」「尊重」どちらの意味も兼ねているようです。
久保井の考える尊敬・尊重
端的に言語化すると、こうです。
尊敬:自分の心に自然と湧き上がる敬意であり、コントロールすることは出来ません。
尊重:自ら努力して他者の人格、考え、立場などを大切にする心や振る舞いです。
いくつか具体例を挙げます。
「あなたの尊敬する人は誰ですか?」と聞かれた時、僕の頭に浮かぶ人物はただ2人です。
公私ともに仲良くさせていただいているA社長。
昔からの腐れ縁、親友のB君。
彼らについてはお話したいことがたくさんあるのですが、ここでは割愛させていただきます。
一方、「尊重する人は誰ですか?」の答えは「ステークホルダー全て」です。
社内外問わず一緒に仕事をしている人、同じコミュニティに属している人、全ての人を尊重しています。
人の意見をよく聞き、それぞれの立場を理解しようと努め、利害が対立しないようにバランスを取りつつ、自分の権利も主張しながら生きています。
実は全然難しくないです!
なんだかすごいことをしていますの自慢みたいに聞こえますが、実はそうではありません。
尊重する努力はしていますが、尊敬はコントロールしようとしていません。
ひとつに絞ってエネルギーを注いでいるので、それほど大変ではないのです。
大袈裟に言えば、尊敬なんてカケラもしていませんが、全力で尊重しているというワケです。
周りの人と上手くやっていくことに疲れている人いませんか?
それはもしかしたら、他人を「尊重」すれば良いだけなのに、「尊敬」しようとしているからかも知れませんよ。