士業向けコンサル会社、個人事業主を経てミツカルに入社
ーミツカル社にジョインされるまでのご経歴を教えてください。
大学卒業後の2019年に、株式会社アックスコンサルティングに入社しました。業務としては、会計事務所をはじめとする士業事務所を対象に、コンサルティング商材のデリバリー、納品を行っていました。2024年からは個人事業主として、主にIFA・不動産会社などのお客様から、顧問業・士業連携やプロジェクトのコンサル・業務委託などのお仕事をいただいていました。ミツカルとのご縁も、業務委託としての関わりがスタートです。その後、2025年の4月より社員としてミツカルに入社しました。
ーアックスコンサルティングでは圧倒的な成果を出されていたと伺っています。業務の際に心掛けていたこと、工夫していたことは何ですか?
常に心掛けていた点は、思考をはりめぐらせながらゴールを明確にしてロジカルに行動することです。私の場合、前職の入社当初は行動力ありきの人間でしたので「考えながら動く」ということがまだ身についていない状態でした。常に考えながら要点を掴み、アイデアの具現化・実行をひたすら反復することで、まずこの状態を改善しました。さらに、紹介をいただき続けることをゴールに定めたうえで、お客様のニーズを把握し、いかに喜んでいただけるかを念頭に置いて動いていましたね。ご契約につながらないお客様であっても、早期に要望を把握して、常に有益な情報や人のつながりをご提供する動きを心掛けていました。
その他にも、様々なビジネスパートナーをつなげるために、ビジネスマッチングアプリを活用して新たな士業を開拓したり、士業コミュニティの集まりを開催したりと、多種多様な動きをとり続けました。このような既存・新規顧客への定期接触を日々続けることにより、ご紹介をいただき続ける状態を実現できました。ちなみに、この士業コミュニティに関しては、退社前に同僚に引き継ぐことにより、現在も定期的に開催されています。当時の社内文化としては、お客様へのアプローチはひたすら電話、といった形でしたので、このような紹介営業をいただくための行動をとっていたのは私のみ。コロナウイルスの蔓延によって、お客様へのアプローチ方法を再考したことが、この紹介営業へのきっかけでした。ここまでの行動をとっている同僚は誰ひとりおらず、結果として自身の価値をお客様に認めていただき、突出した成果の継続につながりました。
ー前職を退社して、一度独立された理由を教えてください。
もともと、30歳前後での独立を考えていました。少し早い独立となった理由としては、士業事務所と連携を行う事業会社に対しても、何かサービスをご提供したいと考えたことがきっかけです。残念ながら、前職ではそれが早期に叶う状況ではありませんでした。「型にはまらず自由に、様々なお客様を最適な方法でサポートしていきたい」という思いと、圧倒的な成果を出し続けたことにより「業務をやりきった」という思いが日々強くなり、独立を決断しました。
ー独立後、ミツカルとの関わりが始まったきっかけを教えてください。
きっかけは代表の城之内です。アックスコンサルティング時代から交流があり、退職後に幾度もラブコールを受けていました。独立後、早期に顧問契約を多数いただいていたため、ミツカルとの関わりは業務委託の形として、2024年の2月からスタートしました。
ー業務委託の状態から、なぜ正式にミツカルへ入社しようと思われたのですか?
理由は3点あります。
まず、新卒以来ずっとこれまで携わっていた「士業」が私にとって非常に大切な存在であるという点です。これまでお世話になっていた士業業界への恩返しとして、「今後もより一層深く関わりたい」「士業業界の更なる発展に寄与したい」という思いは今も強く持ち続けています。
2点目は、ミツカルの雰囲気が大好きという理由ですね。前職では味わえなかった「部活のような熱狂的な組織に深く関わりたい」という思いを満たしてくれるだけでなく、人生をより豊かにする刺激的な環境でもあるとも強く感じました。あまりにも雰囲気が自分にマッチしていたので、委託契約開始後すぐ、ほぼ毎日ミツカルに出社していましたね。既存のメンバーとも頻繁に飲みに行く関係になり、「業務委託であると分からない」と周囲から言われるほど、すぐに社内に溶け込みました(笑)。
最後はやはり、代表の城之内です。私にとって、彼はコンフォートゾーンをどんどん外してくれる存在であり、常に視座を高くしてくれる存在です。誰もが彼から感じるエネルギッシュさはもちろん、実は周囲への気遣いや人を立てることが非常に上手であるという魅力も兼ね備えた、稀有な経営者であると思っています。入社前、ミツカルの売上数値目標(2030年までの時価総額10兆円)を聞いた際は、スケールの大きさに面白さを感じたと同時に、「彼とならば達成できる」と感じて入社を決意しました。
前職退社後、複数のお客様から仕事の依頼を多数いただいていましたので、そのまま個人で事業を続けていても、一定以上の成功をおさめることはできました。
ですがミツカルに参画することで、個人では得ることのできない成長感・一体感・達成感を今味わうことができています。間違いなく、ミツカルへジョインするという選択は正解でしたね。
プレイヤー・マネジメント目線から感じる、ミツカルならではの仕事の楽しさ
ーミツカルでの仕事のやりがい、楽しさについて教えてください。
プレイヤー目線では、私自身が事業を創っている点ですね。既存のモノのみを売るのではなく、お客様・業界のニーズに合わせて自らサービスを創造・提供できることに、とてもやりがいを感じています。特に、今携わっている新規事業は代表の城之内が一切関わらず、初めて自走できている事業です。文字通り、私自身がゼロから創った事業が売上を伸ばして、ミツカルに貢献できていることに大きな充実感を感じています。現在はこの新規事業の立ち上げと、別事業・別部門のマネージメントを行っており、非常に忙しい状態が続いているのですが、日々新しい刺激・やりがいを味わいながら、業務を楽しんでいます。総じて、個人で仕事をしている状態では味わえない、「大規模マーケット・組織を創り上げる楽しさ」を感じられるのはミツカルならではですね。タフなミッションですが、間違いなく他ではできない経験をさせてもらえています。
ーマネジメント目線での仕事のやりがい、指導の方法について教えてください。
マネジメント目線では、自身を最高のエビデンスとして再現性がある形を仕組み化し、メンバーを教育していくこと、そして彼らの成長する姿を見ることが大きなやりがいですね。部下に対しての指導としては、1対1での面談、案件相談、フィードバックに加えて、思考力と企画力を向上させることを目的とした「企画力向上会議」を通して密にアドバイスを行っています。まだまだ、クライアントに対しての解決策やゴールが抽象的になってしまっている部下も多いので、自身の経験則を伝えながら、具体的な解決策とゴールを明確に言語化、具体化するよう徹底して指導しています。人間性、ポテンシャルともに素晴らしいメンバーがそろっているので、彼らの成長を後押ししつつ、自身も大きな刺激を受けていますね。これまでの環境では感じたことのない、やりがいを感じています。
士業領域といえば「ミツカル」という存在に。日本一の士業ベンダーへ
ー今、個人として目指すビジョンを教えてください。
まずは2027年の段階で、ミツカルを日本一の士業ベンダーといえる存在にしたいですね。「士業領域の事業会社といえばミツカル」と誰もが思い浮かべる存在に、この会社をもっていきたいです。2030年までには事業の一つとして、総合商社のようなビジネスモデルを創り上げたいです。「士業事務所を通じて、新しい法人向けの商品を中小企業に販売する」というようなイメージのものです。士業事務所の総合商社化と、士業事務所にとってミツカルが総合商社になるような事業を展開していきたいですね。
とにかく今は5、6年後を目途に、ミツカルの目標であるプライム市場への上場と、士業業界のさらなる発展のため、命を懸けて全力で働き続けます。