台湾との取り組みをきっかけに、QIXは海外との連携を少しずつ深めてきました。
製品を「売る」のではなく、価値を「育て合う」関係性。 セミナーや病院見学で知見を「共有する」だけでなく、実際の現場の中で「活かす」工夫を一緒に考える。
こうした取り組みは、単なる輸出入や教育支援ではなく、動物医療の質をどう高めていくかという、本質的な問いへの向き合いでもあります。
なぜ今、海外展開なのか?
それは、“Quality of Animal Life(QAL)”という考え方が、文化や国境を越えて共有できる時代に入ったからです。
高齢化、慢性疾患、動物と人の関係の変化──こうした課題は、日本だけでなくアジア各国でも同様に進んでいます。
QIXは、製品、知識、現場支援の3つを軸に、現地と向き合う姿勢を持ち続けてきました。 台湾での経験をもとに、今後は他のアジア諸国などにも、段階的に協力関係を広げていく予定です。
育て合う関係から生まれるもの
台湾での活動で特に印象的だったのは、「現地と共に育てる」プロセスの大切さでした。
製品を導入するだけでは意味がなく、それを現場でどう使い、どう患者に届けていくかを、現地のスタッフと一緒に考えていく。 その中で、新たな使い方や運用方法が生まれたり、現地独自の知恵がQIX側にもフィードバックされることもあります。
こうした循環があるからこそ、長く信頼され、必要とされる存在になる。 そしてこれは、特定のパートナーに限らず、今後QIXがどの国と関わっていく上でも大切にしたい「姿勢」だと考えています。
静かに、確かに、未来へ
今回の取り組みは、QIXにとって海外展開の「ひとつの形」でした。
現地のパートナーと対話し、互いに学び合いながら前に進む──その積み重ねが、動物医療の在り方そのものを少しずつ変えていく。
これからもQIXは、特別なことではなく、当たり前のこととして、世界の仲間たちと“育て合う関係”を広げていきます。
QAL。その実践を通じて、動物と人の時間をより良くするために。静かに、確かに、これからも歩みを進めていきます。
Special Thanks
本プログラムの実現にあたり、多大なるご協力をいただいた以下の皆様に、心より御礼申し上げます。
神奈川・町田エリア動物病院の皆様(プリモ動物病院グループ)
麻布大学 獣医学部ならびに動物病院スタッフの皆様
WANCOTTおよび関連施設の皆様
台湾afpet社および関係者の皆様
そして、台湾から来日されたすべての獣医師・関係者の皆様へ
中文:
感謝神奈川・町田區域的動物醫院團隊(Primo動物醫院集團)
麻布大學獸醫學部與附屬動物醫院的老師與工作人員
WANCOTT與相關設施的營運團隊
台灣afpet公司及其團隊成員
以及所有來自台灣的獸醫師與參與者,誠摯感謝您們的熱情參與與交流
English:
Our sincere thanks to the veterinary teams in Kanagawa and Machida (Primo Animal Hospital Group)
Faculty and clinical staff at Azabu University, School of Veterinary Medicine
The operational teams at WANCOTT and affiliated facilities
afpet Co., Ltd. in Taiwan and all associated partners
And to all the visiting veterinarians and delegates from Taiwan—thank you for your curiosity, professionalism, and collaboration