こんにちは。キカリ採用広報担当です。

今回はキカリ代表の倉谷さんに話を伺い、創業に至った経緯や過去の経歴、医療介護業界に対する想いについてお話しを伺いました。まだキカリのことを知らない方、選考を検討している方の後押しになれば幸いです。

❚ 代表取締役　倉谷 匠

2014年新卒で某人材派遣会社へ入社。介護事業の人材派遣・紹介部門に配属となり、入社3年目に支店長へ就任。売上ワースト1位の支店を1年で全国1位に上り詰めた実績が評価され、同事業部で年間60億円の売上を誇る首都圏エリアのマネージャーへ就任。2022年3月に株式会社キカリを創業。幼少期よりサッカーに打ち込み大学までは本気でプロを目指していた。プライべ―トでは1児の父。

爆速で築いたキャリア。売上60億円のエリアマネージャーに

—―― まずは倉谷さんのキカリ創業前のご経歴について教えてください。

私は2014年に大学を卒業し、某人材派遣会社に新卒入社しました。1年目から新規事業メンバーとして介護看護系の派遣・紹介事業に配属され、約8年間、同じ事業部に携わってきました。特に力を入れて成果を上げたのが地方拠点の立ち上げと売上向上です。

1年目は地元である千葉支店に配属され、2年目で長野支店の営業メンバーとして新規出店に携わり、長野県内の松本支店へ新規出店するタイミングで支店長を任されました。ここで支店長として結果を出せたことで長野支店の支店長も任せてもらい、まだ成功事例が少なかった地方の成功事例を作れたことで、大きく飛躍するきっかけとなりました。

その後、関東へ戻り千葉支店の支店長を任されたのですが、当時の千葉支店は最も業績が悪く全国ワーストの売上でした。何とか挽回しようと1年で全国1位へ押し上げ、その実績が評価され年間60億円の首都圏のエリアマネージャーを担当していました。

誰よりも動いて、誰よりも成果を上げる

ーーートントン拍子で役職が上がっていったように思いましたが、なぜそれができたのか、ご自身の強みをどう分析されますか？

私のタイプは『頭を使ってから体を動かすタイプ』か『体を動かしてから頭を動かすタイプ』かで言うと完全に後者の『体を動かしてから頭を動かすタイプ』です（笑）正直、分析などは得意でなくそこは適性のある方に任せています。

学生時代は本気でプロを目指すほどサッカーに熱中していたため、当時から私は「人が2倍動くなら自分は4倍動く」「量をこなす」というスタンスで取り組んでいて、誰よりも人一倍動き、自分を成長させたことが、自然と強みになっていきました。

やったことないことが不安なのは当たり前。5年後やるなら今やろう！

ーーーどのようなきっかけで起業へ踏み切ったのでしょうか？

今から2年前、前職で首都圏のエリアマネージャーをしていた頃に、キカリの親会社であるアットマーク社長の溝部さんと出会いました。当時、私は自分の職場に対して何か不満があったわけではありませんでしたが、将来のキャリアや自分自身が何のために働いているのかを考えた時、今の仕事が10年後や20年後どうなっているのか具体的なイメージがついていませんでした。

人材派遣というキャリアだけでこれから先の人生を過ごしていくことに対し、漠然とした不安や疑問を感じ始め、自分がしたい仕事について真剣に考えるようになりました。もし別の仕事をするならどんな仕事がしたいか、どういう会社にしたいか色々と悩んで考えた結果、コンサルティングビジネスを軸にアットマークの子会社として起業することに決めました。

ーーーなるほど。溝部さんとの出会いが一つ大きなきっかけになったのですね！

ーーー溝部さんについていこうと思った決め手はなんだったのでしょうか？

私の考えや実現したい未来について話をしたとき、会社を創って経営者としてやるのも面白いのではないかという提案をいただきました。経営経験がない私にとって経営や会社を立ち上げるということは未知なことで、正直ピンと来ていませんでした。

そんなとき溝部さんから「今までやったことがないことだから自信がないだけで知識がないから不安なのは当然。結局5年後とかに事業をやるだけでは満足できなくなって、経営者側に来るような気がするよ。」と言われ、この言葉で会社を立ち上げる決心がつきました。

可能性は無限大。コンサル×医療介護にかける想い

ーーー様々なビジネスがある中、なぜ医療介護の人材派遣事業コンサルティングに決めたのでしょうか？

医療介護業界の人材サービスを選んだ理由は、少子高齢化による人口減少に伴い市場が拡大していることと、私自身が8年間携わってきたこの業界のことが好きであり、今後も関わっていきたいという強い想いがあったからです。

またこの市場は圧倒的なシェアを獲得している企業は無く、日本で一番、介護職員さんを派遣している会社でもたかだか10％いかないくらいのシェア率です。圧倒的な売り手市場のため人材サービス企業が介入しても日本が抱える社会問題は解決されません。

そこで、成長が見込まれる医療介護領域の人材派遣事業に新規参入したい企業様や、医療介護業界の人材サービスに進出したものの事業が伸び悩んでいる企業様に対し、コンサルティングという形でアプローチすることで、同じ医療介護業界に携わるパートナーとして巻き込み、一緒に社会問題を解決していけるのではと考えました。

キカリ1社では解決できない問題も、複数の企業を巻き込むことで解決できる可能性が高くなります。以上が、医療介護業界のコンサルビジネスで勝負をしようと決めた理由です。

—――倉谷さん、素敵な創業についてのお話しありがとうございました！

前編では、倉谷さんの経歴や起業に至るまでのエピソードをお届けしてきました。後編では、起業後の苦悩や大切にしている社内風土、カルチャー、キカリの展望について伺いたいと思います！

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