【イベントレポート】DSEI Japan 2025出展の舞台裏、ちょっとだけお見せします。
Photo by Jonny Gios on Unsplash
こんにちは。NSBT Japan広報チームです。
私たちは、株式会社クライシスインテリジェンスが運営する、安全保障ビジネス専門のポータルサイト「NSBT Japan」の情報発信を担当しています。
今回は5月に幕張メッセで開催された「DSEI Japan 2025」に出展した際の、ちょっと裏方寄りな現場エピソードをお届けします。
普段は“取材する側”の私たちですが、今回は「見せる側」に回ることに。
準備から設営、当日のバタバタまで。展示会の裏側を少しだけ覗いていただけたら嬉しいです。
そもそもDSEIって?
DSEI(Defence and Security Equipment International)は、イギリス発祥の防衛・安全保障分野で世界最大級の展示会です。
陸上・海洋・航空・宇宙・サイバーなど多岐にわたる領域をカバーし、各国の政府・企業・技術ベンダーが集まる“プロフェッショナルの現場”。
その日本版である「DSEI Japan」は2019年にスタートし、2025年で3回目の開催。
今年は過去最大規模で、出展社450超・来場者15,000人以上・展示スペースは前回比2倍の26,500㎡というスケールでした。
私たち株式会社クライシスインテリジェンスは、運営する安全保障ビジネスのポータルサイト『NSBT Japan』として出展。2023年に続き、今回で2回目の出展となりました。
出展の目的は、一つではありませんでした。
‐ 新たな読者や会員との接点を広げること。
‐ 日本で唯一の、そして2年に1度しか開催されない貴重な防衛展示会の現場を、取材・記事化すること。
そして何より、
「安全保障の“今”を、そして世界を、肌で感じる」――そんなミッションを携えて、今回のDSEI Japanに臨みました。
出展準備、最初の一歩は「ビジター目線」から
最初のテーマのひとつは、“ノベルティ、どうする?”
「すぐに捨てられず、デスクに残るには?」「リユースできるって大事だよね」
そんな議論を重ねながら、実際にマーケティングツール展示会で事例を見に行ったり、気になったノベルティのサンプルを取り寄せたりと、地道なリサーチを積み重ねました。
最終的に選んだのは、トートバッグとポストイット。派手さより、ビジターの方々がもらって“地味にうれしい”と感じてもらえることを大事にしました。
ブース設計も、「目立ちたいけど、業界的にやりすぎは禁物」というバランス調整に難航。
社内のデザインチームと試作を重ね、「シンプルだけど足を止めたくなる」設計を目指しました。
「伝えたいけど、押しつけたくない」。そんな思いを、ブース設計にも込めました。
前日はバタバタ、でもこれがリアル
展示会前日。
会場の広さ、海外出展社の数に少し圧倒されながらも、設営準備にとりかかります。
あれほど用意周到に準備したはずが、「あの荷物まだ!?」「あのアイテム忘れてた‼」と、ちょっとした緊張感が…。計画通りにいかないことも多いけど、現場で“なんとかする力”が自然と鍛えられていく。
そんな経験値が現場では積み上がっていきます。
今回あらためて実感したのは、“伝える”って難しい。けれどやっぱり面白い、ということでした。
NSBT Japanの活動やニュース配信の世界観を、初めてブースに立ち寄った方にどう伝えるか?
デジタルスクリーンや試読コーナーのほか、アナログな仕掛けも用意しました。中でも、壁に掲げた世界地図と地域別ニュース一覧は、予想以上に多くの方が足を止めてくださる結果に。
会員制のNSBT Japanでは、オンライン上で全文を読んでいただくには会員登録が必要ですが、こうして「現場で記事を“見せる”ことで、より多くの方にコンテンツの価値を体感いただけた」のは大きな成果でした。
「伝える手段は一つじゃない」。その発見は、今回の出展で得た最も大きな学びのひとつです。
つながる瞬間、それが展示会の醍醐味
今回、特に印象的だったのは、防衛大学校の学生さんたちとの会話。
ブースに立ち寄ってくれた彼らに、NSBT Japanのエグゼクティブストラテジストが自然に話しかけ、意見交換が始まりました。また、NSBT Japanのストラテジスト・佐藤丙午教授(拓殖大学)も来場。
知識や視点が交差する、その空気感がたまらない。 展示会ならではの醍醐味です。
Face to Faceでこそ生まれる信頼
今回は、提携先メディア『Asian Military Review』の編集者とも初対面。
オンラインでは何度もやり取りしてきた相手でも、Face to Face、顔を合わせて話すことで築ける信頼感はやはり別格です。
この展示会をきっかけに、今後の国際連携も一歩前進しそうです。
出展は「ゴール」じゃない
展示会は、出展して終わりではありません。
むしろここで得た反応や言葉が、次のコンテンツづくりや営業施策のヒントになります。
「SNSで見かけて、ちょっと気になってました」
「こういう切り口の記事、もっと読みたい」
そんな声一つひとつが、私たちの原動力です。
最後に
ここまで読んでくださった皆さま、ありがとうございました。
今回は、“見せる側”として展示会に参加したNSBT Japan。
準備から当日までのリアルを通じて、私たちの空気感が少しでも伝わっていれば嬉しいです。
次回は、“見る側”として取材に赴いた海外展示会の裏話をお届けする予定です。
NSBT Japan取材チームがどんな現場で、何を見て、何を感じたのか。
そんな“現地目線”のレポートをどうぞお楽しみに。