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Iターン・移住者の本音
移住者が多いことも、弊社スタッフの特徴の一つです。現在、在籍するスタッフも、北海道・東京・埼玉・京都からの移住者がおります。海を飛び越え、イタリアから来た蔵人も。かくいう、この記事を書いている私自身も移住者です。今回は、入社10年目となる私の、移住についての本音をお伝えしたいと思います。都会からの移住。正直、不安はありました。出身地は千葉県。その後、引っ越しをして埼玉在住となり、生粋の関東人。前職は、六本木近辺で仕事をしていました。満員電車に揺られ出勤し、仕事が終われば、六本木・西麻布・恵比寿などを中心に毎晩のように飲み歩き、タクシーで帰宅するという生活。そんな私が、縁あって、冨田酒造に...
蔵人に聞く、酒造りの仕事。
異業界からの転職。当蔵で働く蔵人たちは、酒蔵勤務経験者はほんの一握り。一番多いケースが、酒造りは全くの未経験、異業種からの転職というパターン。アパレル、保険、人材派遣、競走馬の飼育など、バックグラウンドは様々。関西近郊が中心ではありますが、移住する人が多いのも特徴です。実際に、蔵で働く蔵人に話を聞いてみました。アパレル業界からの転職。今は、蔵人をまとめるリーダー。蔵人をまとめるリーダー役を務めるのが、入社7年目の多田。彼は、外資系アパレル会社で働いていたものの、ものづくりに興味を持ち、日本酒の世界へ。- 酒造りを目指したきっかけは?「もともとは学生時代から洋服が好きで、アパレル業界で働い...
【社員研修レポート】在来種「滋賀旭」の田植え
滋賀県の在来種である「滋賀旭」当蔵では、地元産の酒米で造る「地」の酒にこだわり、滋賀の酒米4品種(玉栄・滋賀渡船6号・吟吹雪・山田 錦)のみを使用してきました。この酒米は記念すべき、5品種目です。ほぼ姿を消していたこの酒米の種籾を2年前に手にする機会にめぐまれ、契約農家さんの協力のもと、無農薬栽培した在来種での酒造りに辿りつくことができました。2022年5月、晴天。この日は、有志の飲食店さんと当蔵の蔵人皆んなで「お米の家倉」5代目 家倉 敬和さんの滋賀旭の圃場へ田植えに行きました。広大な土地を代々担ってきた家倉さんは、とても精力的で実直な方。笑顔で熱心に無農薬での米づくりのことを教えてく...
滋賀・湖北の魅力
琵琶湖をはじめとする豊かな自然、歴史ある神社・仏閣や、城跡・史跡の数々に囲まれた、 滋賀の北東部に位置する「木之本(きのもと)」の地で、冨田酒造は酒造りをしています。日本最大の湖、琵琶湖。マザーレイクとも呼ばれる琵琶湖では、琵琶湖一周のサイクリング(ビワイチ)や、湖岸でのピクニックやキャンプや釣り、カヤックウェイクボードなどのウォータースポーツが楽しめます。また、伊吹山をはじめとする山々への登山やトレッキングなど、大自然を満喫できる環境です。歴史好きには嬉しい史跡・城跡の数々。貴重な神社仏閣も多いエリア。滋賀県は、古代から交通の要所として栄えていたため、豊かな自然だけではなく、神社仏閣や...
より自然な酒造りを目指して
冨田酒造では、より自然な酒造り、そして古くから引き継がれてきた伝統的な技術の継承を目指し、様々な取組をしています。無農薬米による酒造り2010年6月、無農薬栽培の酒米・玉栄の田植えから、冨田酒造と地元篤農家による、無農薬米の酒造りが始まりました。栽培には、随分手間暇がかかりますが、雑草に負けない苗作りや土壌環境など毎年試行錯誤をしながら挑戦しています。余分なものは加えず、その土地を極力ストレートに表現したいと思っています。無農薬栽培米は、減農薬栽培米と比べると、できあがったお酒の味わいに、独特の優しさと柔らかさがあり、手応えを感じています。無農薬栽培米で造ったお酒は「無有(むう)」という...