▍5年目の決意。未来へ踏み出すための移転
今年8月、私たちは会社設立5年目を迎え、ひとつの大きな決断をしました。それは、オフィスの移転です。新しいオフィスへの移転登記を終え、ほっと胸をなでおろすと同時に、これから始まる新たなステージへの期待で胸が高鳴っています。
正直に言うと、これまでのオフィスは、お世辞にも「おしゃれなデザイン会社のオフィス」とは言えませんでした。しかし、設立当初からグラフィックデザインを軸に、ブランディングやコンセプトづくり、そして不動産や建築に特化した多岐にわたるビジュアル制作に没頭してきました。4名という小さなチームながら、お客様に喜んでいただくために、ひたすら目の前の仕事に邁進する日々でした。
もちろん、それは今も変わりません。ただ、設立5年目を迎えるにあたり、私たちはこのままでいいのだろうか、もっとできることがあるのではないか、と考えるようになりました。それは「変わること」への強い衝動でした。
▍成長の予感。Webという新たな領域への挑戦
私たちはこれまで培ってきたデザインの力に加え、Web領域へと事業を拡大することを決意しました。デザイン会社として、お客様の課題を解決する手段は多様であるべきだと考えていたからです。Webというツールを使いこなすことで、さらに幅広いニーズに応え、より強力なブランディングやプロモーションを提案できるようになる。未来の可能性が大きく広がる予感がありました。
行動はすぐです。今年の4月から半年間、私ともう一人の女性社員がWebスクールに通い始めました。
日々の通常業務と並行しながらの学習は、想像以上に大変なものでした。予習、復習、課題の提出に追われ、深夜まで作業することも珍しくありませんでした。それでも、仲間と一緒に励まし合い、最後までやり遂げることができた。その達成感は、何物にも代えがたいものがあります。今後は、この学びを実際の仕事に活かし、事業拡大へとつなげていきたいと考えています。
▍居場所が変われば、意識も変わる
そして、もう一つ、移転を決めた大きな理由があります。それは「環境」です。
4月頃から漠然と「そろそろオフィスを移転した方がいいのではないか」という思いが湧き上がってきました。社員が気持ちよく働ける環境、そしてこれから私たちの仲間になってくれる人たちにとって、この場所で働きたいと思ってもらえるような環境にしたい。
物理的な場所を変えることで、私たちの意識も変わる。
そう信じて、7月末に新オフィスへ引っ越しました。まだこれから使いやすいようにレイアウトを工夫したり、内装をさらに手直ししたりする必要がありますが、引っ越しを終え、広々とした新しい空間で仕事をしていると、自然と前向きな気持ちになります。
▍「変われるを証明する」ために
オフィスを移転し、Webという新たな事業領域へ踏み出した今、私たちは第二創業期を迎えたのだと感じています。そして、新しいスタートラインに立った今、一番大切にしているのが「人」です。
今後は、新しいオフィスで働く仲間を増やし、もっと大きなチームにしていきたいと考えています。Webの知識を活かして、不動産や建築業界に特化したデザインをさらに深化させ、お客様に提供できる価値を最大化していく。
私たちは、会社として「変われるを証明する」ことを掲げています。
それは、私自身が変わり続けること。そして、社員一人ひとりが挑戦を恐れず、常に成長し続けること。
そのためには、会社が彼らの挑戦を全力でサポートする環境をつくり続ける責任があります。
「変わる」ことは、時に勇気がいることです。でも、私たちの「変わる」は、立ち止まるのではなく、前へ進むためのものです。お客様の未来をデザインするために、私たちは常に変わり続けます。そして、その覚悟を、結果で証明していきます。
代表取締役 川本瑞樹