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【社員自己紹介③】経営管理部ストーリー

働き始めたきっかけ2023年からバイオマスパワーテクノロジーズ株式会社で働き始めました。私が転職したきっかけは子育て中心だった生活から、『もう一度、もっと仕事がしたい』と思うようになったことからです。しかし年齢、資格、働く時間帯・・さまざまな要因で条件に合う企業は見つかりませんでした。手が離れてきた年頃とはいえ、子供たちのことも優先できる環境で働きたいという思いもあり、転職に思い悩む日々が続きました。そんな時、バイオマスパワーテクノロジーズの求人ページを見つけ、そこには「未経験者OK」の文字がありました。恐る恐る応募ボタンを押した時のことを今でも覚えています。採用していただき、働き始めて...

【役員紹介①】未経験からCTO最高技術責任者へ:発電所運営の挑戦と成長 #2/2

前回の記事では、運転員から発電所の所長として、私が行ってきた業務について記載いたしました。今回の記事では、私がバイオマスパワーテクノロジーズ株式会社(以下、BPT)の役員に就任してからのことを記載したいと思います。バイオマスパワーテクノロジーズ松阪木質バイオマス発電所の稼働も安定してきたころ、私はBPTの取締役として就任いたしました。役員就任当初はこれまで以上に責任を持って仕事をしなければならないという気持ちのもと業務にあたっておりましたが、改めて役員として発言をすることの責任感を感じました。これまでは、運転員の方々からの意見を社長に伝え判断を仰ぐことが多かったですが、取締役就任後は、皆...

【役員紹介①】未経験からCTO最高技術責任者へ:発電所運営の挑戦と成長 #1/2

【入社~運転員時代】 私は大学卒業後、1年間の研究員時代を経て木質バイオマス発電事業を行っている三重エネウッド株式会社に入社しました。当時は発電所というものが、どのようなものなのか一切わからないまま入社し入社初日に出席した会議ではまるで外国語を聞いているかのようで、何を言っているのか何もわからない状態でした。そこで私はまずは発電所の主要設備であるボイラーとは何なのかを理解するために「ボイラー技士2級」の資格取得に挑戦したことを、よく覚えています。 発電所について勉強をしながら、プラント設備・土木建築工事の詳細設計や工事工程管理業務、試運転業務や各種審査対応を行い無事2014年11月に商業...

【社員自己紹介②】林業事業部ストーリー#2/2

2020年7月グループに迎え入れた林業事業体へ出向し、まずは出向先の仕事の進め方を確認しました。元から3名の社員がいましたが、ヘリコプター集材による優良材生産が主業務であり、逆にいうとそれ以外はしたことがないという状況でした。ヘリによる集材は高コストや林地に大量の残材を発生させ再造林費が高額になる他、社員達の集材スキルも上がらないという問題がありました。こんな状況では新たな取り組みなどできないと考え、基礎から説明することにしました。日中は現場にて間伐、重機の乗り方、作業道設置などを説明し、夜は事務仕事に取り組みました。現場指導はともかく、事務はわからないことばかりで県庁や市役所、各林業関...

【社員自己紹介②】林業事業部ストーリー # 1/2

林業に携わり約10年。きっかけは高校在学中に友人に誘われ近所の林業事業体にアルバイトに行ったことでした。初現場は直径1mを超える大木の集材現場で『林業って凄いな』と感じたのを覚えています。バイト先は60歳前後の職員が多く、資材運搬等が私の仕事でした。高校3年生の時、先輩たちから『20年もしたら林業をできる人が少なくなり、お前の時代が来る』と乗せられ無事正社員となりました。以降、伐木、搬出、ペレット製造等を担当。厳しい職場でしたが任される業務が徐々に増え、やりがいを感じていました。入社して5年が過ぎる頃、仕事中に腕が上がらなくなり病院に掛かったところ、両肩に不要な骨ができて約3カ月の安静が...

【社員自己紹介①】未経験からボイラー・タービン主任技術者免状取得までのストーリー#2/2

主任技術者として出来る事バイオマスパワーテクノロジーズ株式会社ではこれまでの運転員としての知見を活かし、設備の巡視点検やモニター監視による制御等を行っておりました。常に広い視野を持つことで、突発的に発生するトラブルにも冷静で的確な対応を行う事が出来ました。また、トラブル原因の究明や設備の保全について学ぶ日々を送っておりました。発電所の定期修繕では作業内容の検討や作業スケジュールの調整といった、発電所の健全性を保つための重要なポジションを任せてもらい、保全業務のスキルアップに繋げることが出来ました。2021年には経験を積んだのち、ボイラー・タービン主任技術者の免状を取得できる経験年数を満た...

【社員自己紹介①】未経験からボイラー・タービン主任技術者免状取得までのストーリー#1/2

未経験から始めた発電所運転員時代2014年11月より木質バイオマス発電所の稼働と同時に未経験ながら発電所の運転員として勤務する事になり、当時は「機器を壊したらどうしよう・・・」とか「発電を止めてしまったらどうしよう・・・」と考えてばかりで常に緊張した状態が続く毎日でした。もちろん、発電所の運転開始前には何度も勉強会や机上説明会もあり、事前に学習していたとはいえ、いざ発電所の稼働が始まると、いつ何時トラブルが発生するかわからない状態だったので、ミスなく安全に対応ができるのか?といった日々を過ごしておりました。日常業務をこなす中で私は現場オペレーターとして巡視点検や定例作業を行い、また設備の...

地方創生型カーボンニュートラル新産業の創造をつうじて、希望のさざ波を創りだす【創業ストーリー#3/3】

【創業ストーリー#3/3】【創業ストーリー#2/3】からの続き <第二創業期:疲弊する地域社会における新たな「希望のさざ波」を創りだす> 当社は『バイオマスによる林業イノベーション型地方創生エネルギー事業~資源循環型社会の創造~』を経営理念として掲げ、地産地消型のバイオマスエネルギー利活用を通じて、地域経済の健全なる発展に貢献することを目的として2015年に創業した。以来、森林を知る発電事業者として川上の燃料集材供給工程から川下のプラント運営までを一気通貫して手掛け、地元経済に根ざした資源循環型・地域裨益型ビジネスモデルを構築・展開してきたなかで、第二創業期とも言える一大転換点を迎えた当...

地方創生型カーボンニュートラル新産業の創造をつうじて、希望のさざ波を創りだす【創業ストーリー#2/3】

【創業ストーリー#2/3】【創業ストーリー#1/3】からの続き<木質バイオマス発電業界のパイオニアとして、他の追随を許さないコンセプトで業界をリードする> 当社の2メガワット発電事業は非常にニッチなポジションではあるものの、既存の発電所や近隣の林業・素材生産事業者を下支えするユニークかつ必要な不可欠な事業として全国的にも注目され、当社と同規模の発電所が10数箇所、稼働する状況となっている。上述したとおり、地域の中小企業が主体となり、小規模分散で発電を行う意義を伴うため、「ニッチされどもリッチ」な事業であり、規模が小さくともきらりと光るものがあると私たちは自負しており、木質バイオマス発電業...

地方創生型カーボンニュートラル新産業の創造をつうじて、希望のさざ波を創りだす【創業ストーリー#1/3】

 【創業ストーリー#1/3】<はじめに> 戦前・戦後の我が国においては、いわゆる里山の薪や炭などを燃料材として長らく利用していた時代から、その後の高度経済成長やエネルギー革命によって、石炭、石油など大量の化石資源を消費するようになり、薪や炭などの木材のエネルギー利用は減少の一途をたどることとなった。一時、1970年代のオイルショックをきっかけに、バイオマス(化石燃料を除く、再生可能な、生物由来の有機性資源)の新たな利活用について、色々な研究開発や実用化への取り組みが注目された時期もあったが、その後の石油価格の安定などにより、私たちの生活に普及するまでには至らなかった。そのようななか、いま...