行政の広報から事業会社の広報へ|「やる気のある人を広く受け入れ、結果に報いる組織をつくります」に共感して入社を決意
❚ プロフィール
コミュニケーションデザイン本部 ブランドコミュニケーション部
広報PRG 小林 裕加里
前職は公務員として自治体の福祉や保健、行政改革、教育関係、広報など幅広い業務を担当し、5年以上従事。2024年にオープンハウスに入社し、現在はオープンハウスグループ全体の広報・PR業務に携わる。
頑張った分だけ評価される環境に惹かれて
──まず、自己紹介をお願いします。
前職は公務員として自治体の福祉や保健、行政改革、教育関係の業務に5年以上従事していました。
社会人1年目からずっと、広報・報道関係の業務をしたいという強い想いがあり、異動希望の時期には必ず第一希望で書いていました。なかなか自分の希望通りに異動できる人は少ないと聞いていましたが、常に目の前の業務に責任を持って、コツコツと取り組んだ結果、広報に異動することができました。
広報担当として、自治体ホームページの管理・運営や公式X(旧Twitter)の管理・運営、広報誌の発行、外部ベンダーとの調整、電話・窓口での問合せ対応など、老若男女問わず人々が生活していく上で必要不可欠な情報の発信を、日々行っていました。
そして、今年の2024年の秋にオープンハウスグループに入社し、現在はコミュニケーションデザイン本部のブランドコミュニケーション部で広報PRグループに所属しています。
趣味は、カフェ巡りやヨガ、キックボクシングです。
ーー転職を決めた背景を教えていただけますか?
背景としては前職が公務員だったので、やはり年功序列な面があり、若手のうちにどれだけ頑張っても報われないというか、単純に仕事をどれだけ頑張っても、給料や役職に反映されるわけでもないんですよね。そのような点が個人的にはすごく悔しくて、その悔しい思いを数年続けていくうちに転職しようと考えるようになりました。
ーーその中でオープンハウスグループを選んだ理由はなんですか?
ちょうど転職を考え始めたときに、オープンハウスグループの企業理念の「やる気のある人を広く受け入れ、結果に報いる組織を作ります」という言葉をホームページで見て、「この会社で働いてみたい!」って強く心を突き動かされました。
ーー実際に入社してみて「結果に報いる組織」という点ではどのように感じていますか?
もうその通りだなと思いました。入社前とのギャップはほとんどなくて、年齢が上だからとか関係なく、若い方でも役職についている方も多くいることを目の当たりにしているので、やる気のある人を正当に評価する組織だと日々、実感しています。
一人一人に与えられる裁量の大きさを日々実感
ーー現在は主にどのような業務を担当していますか?
現在の業務としては、オープンハウスグループについてテレビや新聞などのメディアに露出されることを通して、当社の企業認知を向上させたり、ブランド価値の向上を図っています。具体的にはメディアからの取材対応や取材の招致、プレスリリースの作成といった通常広報の全般を担当しています。
ーー前職でも広報のご経験があるとのことですが、広報業務において、前職と異なる点はありますか?
前職が公務員だったのもあり、業務自体も全く違うので驚きました。同じ広報でも 全然違いますね。
前職のときは、やはりメディアの方と接するとなると、組織柄シビアな話題などを扱うことが多く、どのように回答をするのかは非常に気を付けていました。また、管理職でないとメディアの方とお話をできるような機会はなかなかないので、一人一人に与えられる裁量もそれほど大きくありませんでした。
逆に今はメディアの方と直接電話や対面でお話する機会を多くいただいているので、一人ひとりの裁量が大きいなということは日々感じています。
ーー同じ広報でも全然業務内容が変わってくるのですね!オープンハウスグループに入って、初めてメディア対応に携わる中で難しいと感じる面や苦労している点はありますか?
まだ入社して日が浅いので、まず大前提として会社のことや事業内容など様々な知識をインプットすること自体が大変な点ではあるのですが、その上でメディアに正しい情報を正しくお伝えするということが難しいと感じています。
日々、ホームページの情報やオープンハウスグループの概要が載っているようなパンフレットを読んだり、各事業部の社員とお話をする機会を作っていただき、直接ヒアリングをしながら情報収集を行っています。
ーーヒアリングは決まった取材に対して行うのでしょうか?それとも、ネタを見つけにいく目的でしょうか?
両方ですね!
取材がなくても例えば、「何かうち(当社)の強みになりそうなネタはありますか?」と各事業部の社員にヒアリングを行ったり、一方で取材が決まっている時は、メディアから連携された事前質問に沿って、各事業部の専門的な知識を持つ社員に自分たちだけでは分からない細かい事や情報などを教えていただきながら、取材に向けた事前ヒアリングを行うこともあります。
また、社内では当たり前に取り組んでいる事例でも、社外の方々から見ると、「それ面白い取り組みですね!」や「結構すごい取り組みですね!」というような、メディアに取り上げられそうなトピックも多数あったりするので、そのような情報を拾いにいって、メディアの方と接触するときに、今行っている施策や取り組みなどをお伝えしています。そうすることで興味を持っていただき、それが取材に繋がったりするケースもあります。
取材が形に残ったときの喜び
ーー入社してみて仕事のやりがいや楽しさを感じている点はどのような所でしょうか?
自分が取材対応をした案件がテレビや新聞に露出したときが一番やりがいを感じます。
印象に残っていることとしては、私が入社して間もないときに、渋谷のショールームに「住宅ローンの金利変動」に関して取材対応に行ったときのことです。テレビ局の方が取材にきてくださっていたのですが、なかなかお話を伺えるお客様が捕まらずに半日ぐらいタイミングを伺っていたのですが、取材に繋がらずなかなか撮影が出来ない状態が続きました。
それでも諦めずに粘って撮影を続けた結果、最終的にインタビューに応じていただけるお客様を見つけてご対応いただけたのですが、それが後日テレビで出ているのを見たときに、「あのとき答えていただいたものがこのように映るんだ」とか、形として残った時にすごく面白さとやりがいを感じます。
ーー逆に難しいと感じている点はどのような所でしょうか?
今は初めてのことが本当に多いので、難しいと感じることだらけではありますが、たくさん勉強して、早く自分のものにして成長していきたいなって思っています。出来ないことも含めて楽しんでやっていきたいと思っています。
ーーメディアの方と接する時に気を付けていることはありますか?
メディアの方と接するときは、自分が発する言葉が相手の受け取り方によっては違う方向性で書かれてしまうことなどもあるので、 常に言葉を発するときは、正確なことをしっかり伝えられるように気を遣っています。
日本一の広報を目指して
ーー個人としてやチームとして今後の目標はありますか?
まずチームとしては「日本一の広報を目指す」という目標があります。
例えば、メディアから何か番組を作りたいとお話をいただいたときに、オープンハウスグループの広報に聞けば何か情報を教えてくれるとか、何か困ったときにすぐに連絡をいただけるような存在になれることなのかなと考えています。
そのようになるためには、様々な知識を持っていることは当たり前なんですが、他社の広報の方とのコミュニケーションや繋がりを持つことも大切だと思います。メディアの方から、オープンハウスグループだとストライクで取材対応できないかもしれないが、そのような場合でも、取材対応できそうな他社の広報を紹介してもらえそうだなどと思って、ご連絡いただけるような関係性や人脈を構築し、メディアの方々に頼っていただけるような存在の広報になるのが理想です。
私の個人としての目標は、目の前のことに好奇心を持って、愚直に取り組み続けることです。 転職活動を始める覚悟をしたときに自分の中で掲げた目標の一つに、「楽しい!面白い!と思いながら仕事をしたい」というのがあるため、そのような気持ちを持って仕事に邁進していきたいです。
公務員時代に、希望していた広報の部署に異動できたように、目の前のことに愚直に取り組んでいれば、必ず誰かが見てくれていると思っています。
ーー広報チームの雰囲気はどのような感じでしょうか?
「みんなで頑張っていこう」っていう雰囲気が強いのかなと思っています。
例えば、取材対応が一気に何件も入ったりするので、広報内でコミュニケーションをよくとって、お互いに協力しながら業務を回そうという意識があり、お互いの仕事の状況などを見ながら、日々助け合って業務分担を行っています。
ーーどんな方が広報に向いていると思いますか?
相手に好印象を与える人柄だったり、人とコミュニケーションを取ることが好きな方が向いていると思います。あとは広報って一見華やかに見えがちですが、実際は全然そんなことはなく、地道な作業の積み重ねという側面が多いと思います。なので、地道なことでも一つ一つしっかりと向き合うことが出来る方が向いているのかなと思います。
仕事は楽しいことばかりではなく、大変なこともたくさんあると思うので、そのような時でも笑顔で前向きな言葉を発して、一緒に高め合える人と働けたら嬉しいです。