皆さん、こんにちは！今回の記事を担当しますBM（建物管理）課の西方です。

12月に入り、人肌恋しくなってきている時期ではありますが、そんな中でも就活生に少しでも関心を持っていただけるような記事を書けたらと思います。

では、早速本題に入っていく前に、皆様は、弊社のような不動産管理会社はどのようにして収益を得ているかご存じでしょうか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

まず、管理会社の収益について簡単に説明します。

こちらがざっくりとした構図です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　他にも動いている費用等もございますが、今回は最低限の仕組みだけご説明します。　

弊社のような管理会社は、オーナー様に管理費をいただいて、賃貸マンションの運営を代行しています。入居者様からいただいたご要望やご相談などの対応や家賃の回収を主に行い、そこで回収した家賃を取りまとめてオーナー様にお支払いしています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　図を見てもらえれば分かるように、オーナー様は管理会社に管理費を支払い、入居者より入ってくる家賃から管理会社へ支払う管理費を差し引いた差額が収益となっております。　　　　　　　　　　　 　　　しかし、物件に空室があればその分家賃は発生せずに、オーナー様の収益も少なくなってしまいます。オーナー様の収益を最大限にするために、空室を埋め、入居率を上げることも管理費をいただいている管理会社の責務となってくるのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そこで、その入居率を上げるために管理会社がバリューアップ工事を行い物件の価値を上げていきます。

前回の神村の記事で何を条件にお部屋選びをするかということにも関わってくる内容となっておりますので合わせてお読みください。

そのバリューアップ工事の例として、

• オートロック新設工事（例：カメラ付きインターホン）
• 共用部改装工事（例：壁の塗装、共用廊下のシート張り）
• 宅配ボックス設置工事
• LED新設工事
• 無料Wi-Fi工事

が挙げられます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その中で今回は、最近私自身がオーナー様に提案し実現できた宅配ボックス設置工事についてお話できればと思います。

皆様は宅配ボックスを利用したことはありますでしょうか。

通販サイトで買い物をする方が多くいる現代社会において、宅配ボックスがある物件とない物件では、便利性が大きく変わってくると思います。

皆様も一度は経験したことがあるのではないでしょうか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　不在時に荷物が届き、不在連絡表等で後日受け取りになり、使いたいときに使えなかったということが。

何度、宅配ボックスがあれば・・・と思ったことか。　　

このように入居者様にとって、宅配ボックスが設置しているだけでも物件の価値は高くなります。　　　現在弊社で管理している物件の中にも宅配ボックスが設置されていない物件がいくつもあります。私が担当している物件でも6棟ありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そこで、全棟に宅配ボックスの設置ができないかの提案を行いました。

〇提案の流れ

まず自身の足で現場調査を行い、宅配ボックスの寸法を元に設置できる場所の調査を行います。

次に自身の調査結果を元に協力業者様に見積もりを依頼し、再度現地調査を行います。　　　　　　　　現地調査では、設置場所だけでなく電源をどこから持ってくるかを調査しました。　

この写真は協力業者様が点検口などを覗き、電源が通せるか確認しているシーンです。↑　　　　　　　　その調査を元に、報告書を作成していただき、見積り書と合わせてオーナー様に提案します。

提案する際にオーナー様が最も気にすることは、施工にかかる「費用」と「期間」です。　　　　　　　承認をもらいやすくするためには、可能な限り費用と期間を抑えていく必要があります。　　　　　　　今回は同じ協力業者様で多くの物件の分をまとめて発注するということで、お値引きしていただきました。

費用や調査報告書で工事発注の承認を頂ければ、最終この設置場所で良いのかをオーナー様に吟味していただきます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　雨などに影響されないか、入居者様が使いやすい導線になっているか、電源を持ってきた際にコードを覆うモールが邪魔になっていないか、など。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そこで、オーナー様に頂いたアドバイスやご指摘などを再度業者の方と相談の元、再調査を行います。

このように、大抵一回の提案で承認をいただけることはないです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　提案を行い、オーナー様からのフィードバックをいただき、改善していくことを繰り返し行うことで、より良い提案が出来上がり、承認を得ることができます。

実際に私の担当物件で設置できた宅配ボックスの写真です。

このように、宅配ボックスを設置しました。そしてこれが入社して初めてのバリューアップ工事となりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もちろん慣れない部分、詰めが甘い部分等もあり、設置までに約2ヶ月もかけてしまいました。さらに、この2ヶ月間の間でまだ設置出来ていない物件もあります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　提案力の未熟さを実感できるのと同時に、次の提案はもっと段取り良く行うと決心できた機会になりました。

今後は、今回設置できなかった宅配ボックスを設置できるように調査を重ねて、提案を行います。また、先輩や上司の方は、宅配ボックスの設置だけでなく、物件の大規模修繕（例：外壁の塗装、補修工事）や非接触キーを導入したオートロック工事等も手掛けており、売り上げや貢献度というのが私の比にならないレベルです。先輩方と肩を並べることができるように、先輩方を追い越せるように、取り組んでいこうと思います。

入社一年目で、このような経験、気持ちにさせて頂ける環境に感謝をし、物件の価値をより上げられるような提案を数多くしていき、ゆくゆくは物件全体の改修工事を1から携わっていきたいと思います。

今回挙げた以外でも、売り上げ・成長に繋がる提案・経験は山ほどあります。多くの入居者様、オーナー様に満足していただくことは大きな達成感ややりがいを感じることができる環境です。

この環境で自分自身大きく成長したいとお考えの方は、ぜひ一緒に働きましょう！

ご応募お待ちしております！