「その志望理由、自分の言葉じゃないですよね?」高校生の人生を変えるプロの深掘り
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こんにちは!アークカレッジ 採用広報担当です。
今回は、我らがアークカレッジの代表講師であり、欧州のビジネススクールに留学しながら完全オンラインの私塾を牽引する、ノア(Noah)先生にお話を伺いました。外資系メーカーのマーケターという華々しいキャリアから一転、なぜ教育の道を選び、自ら事業を立ち上げたのでしょうか。
「総合型選抜は、人生の軸を言語化するプロセス」と語るノア先生。ビジネスの最前線で培ったマーケティング視点と、徹底的に生徒に向き合う姿勢は、私たちメンバーにも日々大きな刺激を与えてくれています。
大手塾の効率化の波に抗い超少人数制にこだわる理由。そして、プロの講師たちが本業のスキルを活かして、高校生の未来をどう切り拓いているのか。教育業界に興味がある方はもちろん、今の仕事で「自分の介在価値」に悩んでいる方にとって、キャリアの新しい可能性を見つけるヒントになるはずです。
プロフィール
- 名前: Noah Matsuzaka(ノア)
- 役職: アークカレッジ 代表講師
- 経歴:
- 慶應義塾大学 法学部(FIT入試)卒業
- 大学2年次よりコンサル、ホスピタリティ、ファイナンス等の企業インターンを経験
- 大手外資系メーカーにてマーケティング職に従事
- 欧州ビジネススクールへ留学
- 総合型選抜専門のオンライン私塾「アークカレッジ」を創業
外資マーケターから、教育の最前線へ。ビジネス視点が切り拓く「戦略的受験」
――ノア先生、本日はよろしくお願いします!普段ミーティングでよく顔を合わせていますが、改めてこれまでのキャリアの歩みを聞くのは新鮮ですね。まずは、学生時代から外資系メーカーへの就職、そして現在に至るまでの経緯を教えていただけますか?
よろしくお願いします。少し遡りますが、私は慶應義塾大学の法学部にFIT入試(総合型選抜)で入学しました。大学では会社法などを学びながら、課外活動として政治に関するコミュニティの運営や交換留学など、さまざまな活動に打ち込んでいました。
並行して、大学2年生の頃から企業インターンにも積極的に参加していました。ホスピタリティ、コンサルティング、ファイナンス、そして法律事務所など、本当に多様な業界を経験させてもらいましたね。その中で最終的に選んだのが、外資系メーカーのマーケティング職でした。そこでは数年間、プロジェクトの調整やマーケット戦略の立案などに携わり、現在はヨーロッパのビジネススクールに留学しながら、アークカレッジを経営しています。
――コンサルや金融など様々な選択肢があった中で、なぜマーケティングを選び、それが今の教育事業にどう結びついているのでしょうか?
様々な業界を見てきた中で、私自身が一貫して興味を持っていたのが「相手の価値をどう定義し、どう選ばれる形にするか」ということだったんです。
業界は違っても、社会人として求められる本質は同じですよね。顧客や市場のニーズを読み取り、提供価値を言語化し、最終的に信頼をつなげていく。今の教育事業では、そのビジネスの現場で培った『顧客志向』や『マーケティングの視点』が、総合型選抜の自己分析や志望理由書の対策にそのまま活きていると確信しています。
教育って、単なる知識の提供ではないと思うんです。その人の可能性をどう設計し、社会や大学にどう伝えるかという、非常に高度なコミュニケーションの仕事なんですよ。
――なるほど。「教育=可能性の設計」というのは、すごくしっくりきます!私たちアークカレッジが、単なる書類添削にとどまらない理由がそこにあるんですね。
おっしゃる通りです。だからこそアークカレッジでは、単なる「自己満足の自己分析」で終わらせません。大学側のニーズとの「マッチング戦略」、そして将来のキャリアを見据えた「自分の見せ方」まで鍛え上げられるように、書類も面接も根本的な思考から整える方針をとっています。
大手の「効率化」への違和感から生まれた、一生モノの思考力を鍛える私塾
――ノア先生は以前、大手の塾や教育スタートアップでも責任者をされていましたよね。そこからご自身で「アークカレッジ」を立ち上げた、決定的な転機は何だったのでしょうか?
これまで大手の塾や家庭教師、スタートアップの事業責任者として教育に携わってきました。もちろん、企業である以上、利益の最大化を図るのは当然のことです。そうなると、添削をAIで効率化したり、大学生のアルバイト講師を大量に採用して対応させたりと、ビジネスとしては非常に合理的な判断が下されます。
でも、私はそこに少し違和感があったんです。
総合型選抜って、単なる受験科目ではなく「人生の軸を言語化する」非常に稀有な機会なんですよね。就職活動で「ガクチカ」を考えたり、自己分析に苦労したりした経験は誰にでもあると思います。でも、今の日本の教育では、高校生の段階で自分を振り返り、言語化する機会がほとんどありません。
せっかくものすごく深く考える機会があるんだから、効率化して表面的なノウハウを教えるのではなく、その思考プロセスをドリル化して、受験が終わった後も「一生モノの思考力」として使えるようにしたい。そう強く思ったのが、アークカレッジを立ち上げた最大の理由です。
――「人生の軸を言語化する」機会を、効率化で奪ってはいけないと。オンラインで展開されているのも、そういった本質的な指導を広く届けるためですか?
はい、とてもシンプルです。オンラインにすることで、地方に住んでいる学生や、海外にいる帰国生に対してもフラットに対応できますし、品質を一定に保ちながら最高水準のサポートを提供できると考えたからです。
――アークカレッジの最大の特徴でもある超少人数制も、その品質担保のためですよね。ビジネス的に見ればもっと人数を増やしたくなりそうですが、そこにはどんな葛藤と覚悟があったのでしょうか?
これはもう、「講師一人ひとりのコミット量の上限」に尽きます。
アークカレッジの基本コースでは、48時間以内の返信や無制限の添削、1対1の個別指導を約束しています。これらは生徒にとって非常に価値が高い一方で、品質を維持するのは極めてデリケートなんです。
「返信の速さ」と「指導の深さ」をどう両立するか。一人の生徒に対する理解度やコミットメントをどこまで高められるか。それを妥協せずに追求しようと思ったら、超少人数制で、かつプロフェッショナルな講師陣による体制でなければ絶対に実現できないという結論に至りました。
「借り物の言葉が、本人の核に変わる」プロ講師だからこそのやりがい
――日々の業務について伺います。先生ご自身も生徒と向き合われていますが、指導の中で「これは面白いな」「やりがいがあるな」と感じる瞬間はどんな時ですか?
やはり、生徒の言葉が「借り物」から「本人の核」に変わる瞬間ですね。これがこの仕事の最大の醍醐味です。
最初はみんな、ネットで見たような綺麗な言葉や、誰かが言っていたような大きな言葉を使って志望理由を書くんです。でも、そこから対話を重ね、深掘りしていくことで、その子だけの原体験に根ざした「価値観」が芽生えてきます。
――それは劇的な変化ですね!最近担当された生徒さんで、具体的に印象に残っているエピソードはありますか?
ある生徒の例をお話しします。最初は「平和活動に興味がある」「平和をもっと広げていきたい」と語っていました。でも、過去に様々な活動をしているのに、どうも言葉に体重が乗っていなくて、言語化しきれていない感覚があったんです。「平和を身近に」「持続可能なビジネスに」といったビッグワードに終始してしまっていて。
そこで、自己分析を通して徹底的に深掘りを行いました。すると、その子が本当に持っていたのは、大きな「平和」ではなく、「日本における平和教育、特に戦争体験の伝承という既存の構造に対する強烈な疑問」だったことが見えてきたんです。
そこから、本人がこれまでやってきた活動や考えてきたことが、すべて1本の線で繋がりました。「自分は結論としてこういうことを目指していて、だからこの活動をしてきたんだ」と、自分の言葉で堂々と語ってくれた時……あの時の高揚感と感動は、本当に忘れられません。
――鳥肌が立ちますね……。表面的な言葉を剥がして、本人の核を見つける。まさにプロフェッショナルの仕事だと感じます。
総合型選抜では、AIが綺麗な文章を瞬時に整えてくれる時代になりました。だからこそ、最後に問われるのは「その人間自身の思考の深さ」だと思っています。AIが出したアウトプットや視点だけで満足するのではなく、真の思考力や情報の統合、価値創造を見つめ直す。それが私たちの役割です。
ビジネスの最前線で戦う社会人にこそ、教育業界で「伴走」してほしい
――現在、アークカレッジでは一緒に伴走してくれるプロフェッショナル講師を募集しています。副業やフルリモートという働き方ですが、講師陣にはどのようなスキルやマインドを求めていますか?
まず大前提として、教育業界の経験の有無よりも「思考を深く掘り下げることが好きな人」を求めています。
もちろん、塾講師やチューターの経験があるに越したことはありません。ですが、それ以上に重要なのは、生徒の言葉をそのまま受け取るのではなく、背景や意図まで丁寧に見極め、最後まで責任を持って伴走できるかということです。
――教育のバックグラウンドがなくても活躍できる、と。
はい。むしろ、ビジネスの世界で「相手の課題を定義し、解決策を設計してきた経験」を持つ方は、アークカレッジの指導システムと非常に相性が良いです。自己分析をマーケティングとして捉えたり、逆算でゴールを設計したりする思考は、ビジネス経験と非常に親和性が高いと考えています。
――実際に社会の第一線で活躍している方が、副業としてアークカレッジに関わるメリットはどこにあるとお考えですか?
大企業で働いている方の中には、「自分が本当に社会に価値を提供できているのか」「エンドユーザーとの接点が見えにくい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
教育業界、特に1対1で深く向き合う私たちの事業は、自分の介在価値や社会貢献意識をダイレクトに感じられる環境です。生徒の人生の転機に立ち会い、自分の思考力やビジネススキルが、一人の若者の未来を切り拓く武器になる。その手応えは、本業では得られない強烈なやりがいになるはずです。
私たちはフルリモートで柔軟な働き方を推奨しています。ダラダラと無駄な時間を過ごす必要はありません。ご自身のスキマ時間を活用して、本質的な思考を生徒にぶつけてほしい。「自分は論理的思考力に自信がある」「文章を磨き上げるのが好きだ」という自負があるなら、ぜひそのスキルをここで存分に活用していただきたいですね。
――チームとしてのサポート体制はいかがですか?副業でフルリモートとなると、孤独を感じないか少し心配される方もいるかもしれません。
アークカレッジでは、講師には「プロフェッショナル」として担任を受け持っていただきますが、決して一人で抱え込ませることはありません。
受験戦略の策定から小論文、面接指導まで一貫して行いますが、「自分は面接指導は得意だけど、小論文は少し不安だ」というような場合は、運営チームや他のプロ講師がしっかりバックアップします。自分の力だけで完結させず、人の助けを借りてでも「生徒にとってのベスト」を求めて行動できる方と一緒にチームを作っていきたいです。
アークカレッジが目指す、AI時代の「思考力」の専門機関
――最後に、ノア先生が描くアークカレッジの今後の展望について教えてください。
私たちが目指すのは、単なる大学受験塾の枠を超えた「思考力の専門機関」です。将来的には、対象を小学生や中学生にも広げていきたいと考えています。
AIが進化し、VUCAと呼ばれる予測不能な時代において、ただ情報を綺麗にまとめるだけの力はコモディティ化していきます。これからは、「自分の頭で問いを立て、他者と対話し、社会課題を自分ごととして捉え、自分なりの視点で解決策を導き出し、人々を巻き込んでいく力」が絶対に必要になります。
――「大学合格はゴールではなく通過点」というアークカレッジの理念に直結しますね。
まさにその通りです。受験という機会を通じて鍛え上げた思考力は、そのまま社会で生き抜くための強力な武器になります。その武器を持った人材を一人でも多く世に送り出すこと。それが、私たちが教育を通じて果たすべき使命だと信じています。
――熱いメッセージ、ありがとうございました!ノア先生の教育に対する本気度と、ビジネスの視点が融合したアークカレッジの魅力が、多くの読者に届くことを願っています。
編集後記
ミーティングでは常にロジカルで冷静なノア先生ですが、生徒の成長を語る時の熱量には、毎回圧倒されます。「自分のスキルを、誰かの人生の決定的な瞬間に役立てたい」。そんな想いを燻らせているビジネスパーソンにとって、アークカレッジは最高の舞台になるはずです。私たちと一緒に、次世代の可能性を設計しませんか?