ビーエイトシーグループの中で、労務管理と品質管理の2つの領域を支えている藤島さん。
前職では社労士事務所に勤務し、入退社手続きや労務に関わる業務を経験。その後、顧問先だった福岡丸福水産への入社をきっかけに、労務管理に加えて食品の品質管理という新しい仕事にも挑戦してきました。
現在は、障がい者雇用に関する相談援助事業や、働きやすい職場づくりのための改善提案も行っています。
「思ったことは、どんどん言っていい会社」
そう話す藤島さんに、ビーエイトシーグループで働く面白さ、提案が形になる環境、そして次の世代に伝えたいことについて聞きました。
社労士の経験を活かしながら、品質管理という新しい挑戦へ
—藤島さんは現在、どのような業務を担当されていますか?
藤島:大きく分けると、ビーエイトシーグループの労務管理と食品の品質管理の2つを担当しています。
所属としては、グループ内の福岡丸福水産です。M&Aでビーエイトシーグループに入る前の福岡丸福水産*に入社していて、今も所属はそのままなのですが、ビーエイトシーグループに入ってからは、入退社の手続きや給与計算に関わるデータの管理などグループ全体の労務管理の仕事も担当しています。
*福岡丸福水産は2021年にM&Aによってビーエイトシーグループに参入。その後、グループ内就労支援事業所に通う障がいのある方(利用者)の受け入れも開始。
▼グループに入り利用者と働くことで業績がV字回復した経緯について伝えるプレスリリースはこちら
もうひとつが品質管理です。福岡丸福水産は食品を扱う工場なので、製造しているものが品質的に問題ないかを確認したり、細菌検査の結果を見たり、衛生的に作業するための手順やマニュアルを整えたりしています。
グループ内には、ほかにも那珂川キッチンなど食品製造に関わる場所があるので、複数の事業所の品質管理に関わっています。
—前職では社労士事務所に勤務されていたそうですね。 転職のきっかけは何だったのでしょうか?
藤島:ある程度経験を積んで、新しい挑戦をしたいなと独立か転職を考えていた時期に、M&A前の当時の福岡丸福水産の社長から声をかけていただき、入社することになりました。もともと顧問先として関わっていたので、労務の流れはある程度わかっていましたし、これまでの経験も活かせると思いました。
一方で、入社後最初に任されたのは品質管理の仕事でした。工場の現場では、品質管理に必要な書類やマニュアルを整える役割が必要だったこともあり、「品質管理をやってほしい」と言われたんです。
労務管理はこれまでの経験を活かせる仕事でしたが、品質管理は新しく学ぶこともたくさんありました。入社後は、ISO*という国際規格の取得にも関わることになりました。これまでやってきたことを活かしながら新しいことにも挑戦でき、私にとって安心と成長をどちらも感じられる環境です。
*ISO:「国際標準化機構(International Organization for Standardization)」の略称 。製品やサービスの品質を安定して保つための仕組みやルールに関する国際的な規格のこと。
—入社後に自社が他のグループの一つになるという経験をされました。ビーエイトシーグループになったことで感じている変化はありますか?
藤島:一番変わったのは、新しい取り組みに関わる機会が増えたことです。
社長が新しい取り組みを次々と見つけてきて、「これをやってみよう」と声をかけてくれるんです。そこに対して、自分はどういうところを手助けできるかを考える。今までやったことのないことや、関わったことのない人たちと関わる機会も増えました。
M&A以前は、職業柄一人で黙々と仕事を進めることも多かったのですが、今は他の事業所やグループ外の企業に出向いて人と関わるような新しいことも任せてもらえています。そこがビーエイトシーグループになって、一番面白いと感じているところです。
—最近では、どのような新しい取り組みに関わっているのでしょうか?
藤島:障がい者雇用に取り組む企業への相談支援に関わっています。
ビーエイトシーグループでは、これまで障がい者雇用に多く関わってきました。そのノウハウを、まだ障がい者雇用に取り組めていない企業さんに向けて伝えていく取り組みです。
労務管理の延長でもありますが、実際に企業さんを訪問してノウハウを伝えたり、少し営業に近い動きをしたりすることもあります。これまでの仕事とはまた違う業務内容なので、新鮮で面白いですね。
—藤島さんご自身が障がいのある方と一緒に働く機会も増えて、感じていることはありますか?
藤島:最初に大事だと思ったのは、毎日一緒に働く「現場」を置き去りにしない、「一緒に働ける形」をどうつくるかです。
初めて利用者さん*を受け入れる現場では、障がいのある方と一緒に働くことに対して、どうしても最初は戸惑いがあります。だから、いきなり「明日から利用者さんが来ます」と進めるのではなく、まずは現場のスタッフたちに話を聞くところから始めているんです。
*利用者さん:福祉事業所を利用している方のこと
そのうえで、どの業務ならお願いできるのかを切り出していく。実際にその進め方を見た時、「これがビーエイトシーの障がい者雇用の進め方なんだ」と感じました。
たとえば品質管理の業務でも、手順を整理してマニュアルを整えることで、一緒に進められる仕事があります。どの仕事を、どのような形にすれば取り組みやすいのかを整理すれば、それぞれが役割を持って働ける場面が増えていくのだと感じています。
「一緒に働くことが大事だから」と気持ちだけで進めるのではなく、現場も利用者さんも安心して関われるように準備する。どちらかが一方的に合わせることにならないように、お互いに気持ちよく働ける形を探していくことが必要だと考えています。
—具体的にどんなことを工夫されていますか。
藤島:例えば精神障がいのある方などは、出勤することが急に難しくなったり、時間帯によって調子が変わったりすることがあります。
そういうときに、「いつものやり方はこうだから」と方法だけを優先するのではなく、“その時の相手”を見て、「今どうしたらいいか」を考えるようにしています。
本人の状況に合わせて、「今日はこの業務をお願いします」と柔軟に対応する。無理をして会社に合わせてもらうのではなく、目の前の人が働きやすい職場環境をつくる方がいい。そうすれば、一人一人が継続的に能力を発揮できることもわかってきました。長い目で見れば、「いろいろな条件の人が働きやすい環境」は会社にとっても価値があります。
労務管理に関わる立場としても、「それぞれに合った働き方を考え、無理なく一緒に働ける環境をつくっていこう」と、積極的に伝えていきたいですね。
ひだまり事業所での作業風景
ソフトバンクノバ事業所での作業風景
会社を作る「一人一人の声」を伝えることで、少しずつ変わっていく
—藤島さんは、改善した方がいいと感じたことを積極的に伝えているんですね。
藤島:はい。変えた方がプラスになると思うことは、人からどう思われても言うようにしています。自分一人がどう思われるかよりも、会社全体がよくなる方が大切だと思っているので。
でも、私でなくても、ビーエイトシーは提案しやすい会社だと思います。社長も、「どんどん提案OK」という方なので、とてもありがたいですね。
—実際に、提案したことが形になった例はありますか?
藤島:残業を減らすことでしょうか。以前は残業が多い時期もあったので、「このままではよくない」と伝え続けてきました。その後、人員体制の見直しも進んで、今では残業はかなり減っています。
あとは、男性の育児休業についても改善されました。特に福岡丸福水産は職人が多い現場なので、男性が育児休業を取ることに対して、以前は理解が少ない雰囲気もありました。
若い男性社員が「子どもが生まれるから育休を取りたいけれど、どうせ取れないだろう」と話していたことがあったんです。それを聞いて、取りたいと思っているのに言い出せない状況を変えたいと思い、いろいろと行動しました。 グループ全体で、男性も少しずつ育児休業を取りやすくなっていますよ。
今後は、他にも必要な制度があればきちんと整えて、グループ全体に広げていきたいです。やりたいことがあるのに言い出せない、自分で制限してしまうような状況が一つでも減るように、少しずつ変えていきたいですね。
—働きやすい職場づくりのために、普段から何を意識されていますか。
藤島:「どうしたら、この会社で続けていこうと思ってもらえるか」を日々考えています。
特に、若い人が辞めたいと思うきっかけや、他の会社に目が向くポイントは何か、を考えることが多いです
辞めたいと相談してくれた人や、実際に辞めると決めた人にも、「何がきっかけで辞めたいと思ったのか?」を聞いています。もちろん話せる範囲でですが、具体的な声を聞くことで、変えた方がいいポイントが見えてくることがあります。
相談しやすい仕組みがほしいといった体系的なことから、社内の照明の暗さや音楽の有無などちょっとした内容であることも多いです。でもそれぞれが、毎日のこととなるとモチベーションにつながる。
そうした小さな声を拾いながら、できることから変えていく。地道ですが、会社は人の集まりなので、会社を変えるのは「一人一人の声を聞く」ことの積み重ねだと思っています。
“挑戦できる風土”を、ビーエイトシーグループの文化として残していきたい
—ビーエイトシーグループでは、福祉の循環や海外輸出など、さまざまな取り組みが進んでいます。なぜ、そうした新しい動きが生まれていると思いますか?
藤島:今のビーエイトシーグループには、社長の前向きな推進力が大きく影響していると思います。社長が新しいことに対して積極的なので、グループ全体でもさまざまな取り組みが進んでいます。
一方で、これから先も挑戦を続けていくためには、その姿勢を属人性のものにせず、会社全体の文化として引き継げる形にしていくことも大切だと思っています。
提案しやすい雰囲気だけでなく、より具体的に提案を活性化する仕組みがあれば、組織として持続的に新しいことに取り組み続けられるはずです。一人一人が「次に何をしよう」といつもワクワク考えている、という会社になるといいですよね。
個別で話を聞いていると、アイデアを持っている人はたくさんいます。ただ、せっかくのアイデアを出すところまでいけていない場合もある。だからこそ、アイデアを出しやすい仕組みづくりが次は必要な段階かもしれません。
—挑戦と同じように、グループ全体で大切にしている価値観は何でしょうか。
藤島:社内ではよく「人が大事」と言っています。
私の場合は労務管理の立場なので、人が働きやすい環境をつくることや、様々な人に「働きたい」と思ってもらえる会社にすることを意識しています。
働きやすい環境は、社員のためだけではありません。まずは今働いている社員自身が、「ここで働けてよかった」と思えている状態であることが、利用者さんにとっても安心して過ごせる職場につながるはずです。
だから、環境を整えるのは自分たちのためだけでなく、いい循環を生むためのスタートなんだという気持ちを持って、いろいろな立場の人が「ここで働き続けたい」と思える会社にしていきたいですね。
“新しい採用の入口”をつくることが、人と社会の可能性を広げる
—今後、藤島さん自身が新しく挑戦していきたいことはありますか?
藤島:採用のルートをもっと広げていきたいです。
求人サイトやハローワークもありますが、口コミはやっぱり強いと思っています。今働いている人たちが「うちの会社、いいよ」と言ってくれるような状態が理想ですね。
あとは、学生さんとの接点もつくっていきたいです。たとえば、九州大学にも障がいのある学生さんがいて、コミュニケーションに苦手意識がありながらも、得意な分野や強みを持っている方がいると聞いています。
九州大学では、障がいのある学生さん向けのインターンシップ制度があるようなので、ビーエイトシーグループでも、3日から5日間くらいの職場体験として受け入れられないかと考えています。実際に九州大学の就職課の方ともコンタクトを取り始めているので、今年から少しずつ実現に向けて動いていきます。
学生さん一人一人の得意なことや強みを活かせる場をつくることができれば、本人にとっても、会社や社会にとっても、新しい可能性につながるのではないかと楽しみにしています。
—最後に、これから入社する方や、ビーエイトシーに興味を持っている方へメッセージをお願いします。
藤島:ビーエイトシーは、本当に提案ウェルカムの会社です。
思ったことはどんどん言って大丈夫。
いろんな人がいて、いろんな考えがあります。せっかく持った「自分の考え」を、良い悪いと自分で判断してしまう前に、一度言葉にしてみることが大切です。 ビーエイトシーには、個人が日々考えた提案を受け止めてもらえる環境があります。
もちろん、最初から何でも言える人ばかりではないので、そこは会社として、意見を出しやすい環境は更新していく必要があります。
個人が意見を出し、組織が受け止めて変える。その二つが揃って回っていくことで、会社全体がよくなっていくと思うので、自分がこうした方がいいと感じたことは、少しずつでも言葉にしてもらえたらと思います。
ビーエイトシーには、伝えたことが少しずつ形になっていく面白さがあります。私自身も、伝えること、聞くことを通して、「人にとっていい会社にするには?」と考え続けていきたいですね。
ビーエイトシーでは、一緒に自分と福祉の可能性を広げていく仲間を募集しています。まずはカジュアルにお話ししてみませんか?
【現在募集中の主な職種】
- オープンポジション(入社後に適性を判断)
- 各部署 管理部(事業運営のマネジメント)
- 経営戦略室 海外輸出チーム(自社商品のグローバル展開をリード)
- 本部チーム 人事部(メンバー・組織の力を引き出す)
<詳細の事業内容や代表の思いなどは、こちらから>
ビーエイトシー公式Webサイト:https://b8c-group.com/