家族の転勤をきっかけに働き方を見直し、2024年に株式会社TAISHIへ入社した営業アシスタント・成田愛恵さん。新聞記者やフリーライターとして全国で取材・執筆に携わってきた彼女が、「地域に根ざした仕事」を選んだ理由とは?
リモートワーク中心の日々から、道内を飛び回る出張取材の日々へ。TAISHIで感じる“働く面白さ”や成長、そしてこれから挑戦したいことを聞きました。
営業アシスタント:成田愛恵
埼玉県出身。文系の大学院を卒業後、新聞記者として働き2021年からフリーのwebライターとしてスタートアップのオウンドメディアの立ち上げやベンチャー企業の採用広報記事制作などに取り組む。2022年春に家族の転勤で札幌へ引っ越し、2024年9月に株式会社TAISHIに入社。産休・育休を経て2025年10月に復帰。同僚とランチに行く時間が好き。
転職のきっかけは「その土地とつながる生活をしたい」から
——まず、成田さんの経歴を教えてください。
新卒で新聞社に入社し、3年間ほど記者として働いた後、結婚を機にフリーランスのWebライターに転身しました。当時はコロナ禍の真っ只中で、取材から記事公開までをすべてオンラインで完結させるスタイルでした。
——どういったきっかけでフリーランスからの転職を考えたのでしょうか。
夫が全国転勤のためいろんな土地に住めるのが楽しい一方で、転勤になるたびに「自分のキャリアが途切れてしまうのでは」という不安がありフリーランスを選択していました。継続できるフルリモート可の案件を中心に受けていましたが、気づけば一日中家から出ない日も多くなってしまい、話す相手は夫かスーパーの店員さんくらい。
コロナが落ち着いた頃、「せっかく札幌に住んでいるのだから、この土地とつながりながら働きたい」と思うようになりました。
——そんな中でTAISHIに出会ったんですね。
はい。求人で見つけたのがTAISHIのライター募集でした。北海道各地の事業所やお店を取材する仕事で、「札幌本社勤務・北海道内での現地取材あり」と書かれていて、理想の働き方だと感じたんです。
面接では堅苦しくない雰囲気の中に、皆さんが仕事を楽しんでいる空気を感じました。会社全体の事業や仕事内容を聞いていくうちに、取材や執筆だけでなく、写真撮影や紙媒体のコンテンツ制作など幅広く、自分の経験を活かしながら新しい挑戦ができそうだと思い、入社を決めました。
“営業アシスタント”という名のクリエイティブ職。チームを支え、地域を伝える
——入社後はどんなお仕事をされているんですか?
おもに執筆や写真撮影などクリエイティブ業務を担当しています。入社直後は出張の連続で、北海道のあちこちを取材で訪れました。道の駅のコンテンツ制作や移住者向け展示会のパンフレットなど、自分が携わったものが形になる瞬間には胸が熱くなりました。
特に印象に残っているのは2025年4月にオープンした道の駅ふるびらたらこミュージアム(北海道古平町)の展示制作です。
古平町やたらこの歴史について解説するために、辞書みたいに分厚い町史3冊に目を通したり、江戸時代の文献を調べたり、製造している方にたらこの作り方を教えてもらったり、まるで論文を書いているようでした。SNSやテレビで展示の前で足を止めている方を見ると、古平町のことを伝える一助になれたのかなと。
ほかにもWantedly運用や経費精算やスケジュール調整、社内の備品やオンライン環境の設備、マニュアル作成など、幅広い業務を行っています。
——営業チームを支える上で大切にしていることは?
営業担当であるディレクターは出張などでオフィスにいないことも多いため、コミュニケーションはチャットや電話中心です。だからこそ、「言葉だけでは伝わりづらい部分を、具体的な資料や仮デザインで見せる」ことを意識しています。
また、指示を待つだけでなく「この制作の目的は何か」「クライアントの希望は何か」をディレクターにあらかじめ確認し、「より良い形にするにはどうすればいいか」を考えて提案するよう心がけています。
——TAISHIらしさを感じる瞬間って、どんな時ですか?
「なんでも自分たちでやってみる」姿勢ですね。たとえば道の駅のソフトクリームを作る際、理想の色や味を出すために自分たちでお菓子屋さんでさまざまなシロップを買い、それを混ぜて試作していたことがあって。「これも自分たちでやるんだ」と驚いたのと同時に「この会社ってこんなに面白いこともできるんだ」と思いました。自分たちの力だけでやるのではなく、助けてくれる専門家とタッグを組むことも多く、本当に学びが多い場所だと感じています。
これからは「短い言葉で伝える力」を磨いていきたい
——入社して約1年、成長を感じるのはどんな部分ですか?
マルチタスクに強くなったことです。フリーランスのときは一つの案件を集中して終わらせるタイプでしたが、今は複数のプロジェクトが同時進行しています。優先順位を整理して、まず30分だけ着手してみるなど、スケジュールを前倒しで回す意識が自然と身につきました。
——今後挑戦してみたいことはありますか?
コピーライティング力を磨いていきたいです。これまでのキャリアでは長文を書くことが多かったのですが、短い言葉で心を動かす表現はまだまだ勉強中。展示会や道の駅を訪れた人が「思わず足を止める」「手に取ってみたくなる」ような一言を書けるようになりたいと思っています。
——転職やキャリアチェンジを考えている人にとって、TAISHIはどんな環境ですか?
自分のスキルや経験を生かしながらも、新しいことへの挑戦を楽しめる人にぴったりだと思います。困ったときは仲間が一緒に考えてくれますし、経験豊富なメンバーから学べることも多いです。営業アシスタントは単なるサポート役ではなく、「自分の得意を活かしてチームを動かす」ポジションだと感じています。
——最後に、転職を考えている方へメッセージをお願いします。
TAISHIにはいろんなバックグラウンドの人が集まっています。新しいことに取り組む時や課題にぶつかったときは、それぞれが持つ経験をシェアしながら挑戦していくチームです。あなたの経験やスキルが、新しい価値になるかもしれません。少しでも「面白そう」と感じたら、ぜひカジュアル面談でお話ししてみてください。フットワーク軽く、なんでも楽しみながら地域の仕事に取り組んでみたいという方をお待ちしております。
 
 
