仕事の向き・不向きは変わるもの
「自分に向いている仕事は何だろう?」と考えるのは、多種多様な職業がある現代人にとって避けられないテーマです。
最近ではAI診断で「あなたはIT業界向き!」「農業が天職です!」などと教えてくれますよね。これは参考にはなりますが、向き・不向きはそんなに簡単に決まるものではないと思いませんか?
私は人生においても仕事においても、向き不向きは、周囲の状況やそれまでの経験によって変化し続けるものだと思っています。
たとえば、子供の頃は「絵が独特すぎる」とそれ程評価されなかったピカソが後に世界的な画家となったことは、あまりにも有名です。
また、運動が苦手だった人が努力をしてオリンピック選手になったという事例もたくさんあります。
昨日まで「向いていない」と言われていたことが、明日には「向いている」に変わることがあり、
どうやら天才と呼ばれる人々はそういった逆境を乗り越えた人が少なくないようです。
現在、世界の中心的存在の一人であるトランプ大統領。彼はビジネスマン、タレント、大統領という異なる分野で成功も失敗を重ね、ふたたびアメリカの大統領になりました。
今の仕事から未来を拓く
「石の上にも三年」
多くの日本人が知っているであろうこの言葉の意味は、冷たい石の上でも3年も座りつづけていれば暖まってくることから、我慢強く辛抱すれば必ず成功する事のたとえです。
この言葉はとても貴重な教えを私たちに与えてくれます。
しかし、この変化の速い時代に3年じっと石の上に座っているだけでは面白くありません。ならば、少しずつ石を転がしてみたり、新しい形に彫ってみたりすれば、宝石のように輝くかも...。自分ができる小さなことをまずしてみることで、新しい道が切り開けるのかもしれません。
向いている仕事を見つけるには?
向いている仕事を見つけるには、じっと座って考えることも良いですが、まず動いてみる事も重要です。
料理が趣味ならSNSでレシピを投稿してみたり、運動好きならランニングアプリで日々の運動を見える化してみたり、本が好きなら読んだ本のレビューをブログやYouTubeで紹介してみたり...
そこから新しい仕事やまったく違う未来に繋がることがあるかもしれません。
スティーブ・ジョブズは「点と点が未来でつながる」と言っています。
何事もやってみないと点は増えないので、今日の小さな一歩が未来を変える大きな一歩になります。
今日いまこの瞬間から、点をどんどん増やしていくことが重要です。
自分の未来を作れるのは自分だけ
①向き・不向きは変わるもの
今は「向いていない」と思う仕事でも、経験や工夫次第で「向いている仕事」に変わる可能性がある。
②挑戦が未来を拓く
副業や新しいことにチャレンジすることで、意外な適性や才能が見つかるかもしれない。
③小さな工夫で仕事が楽しくなる
今の仕事も視点を変えたり、工夫したりすれば自分に合ったものに変えていけることがある。
③未来は今の行動の積み重ね
「向いている未来」はどこか遠くにあるのではなく、日々の小さな行動からつながっていく。
結局のところ、向き・不向きは自分の思い込みや経験に左右されるものです。最初から「向いている仕事」なんて、実はほとんど存在しないのかもしれません。むしろ、挑戦したり工夫を重ねたりする中で「向いてくる」ことが多いのです。偉人たちも最初は失敗や苦手を乗り越えて、後に大きな成功をつかんでいます。大切なのは「まず一歩を踏み出すこと」です。未来は、今この瞬間の行動からしか拓かれない。興味が湧いたら、まずは自分なりの一歩で動いてみる。その一歩が思いもよらない新しい世界につながるかもしれません。