入社4年目と入社2年目が常務に今まで聞けなかった会社沿革に載っていないEYEX’のことについて聞いてみました!
松岡大:某大手アパレルブランド、IT企業を経てEYEX’に入社。7月で4年目。
伊藤風喜:舞台俳優を経て、EYEX’に入社。4月で2年目。
伊藤
まず、眼鏡屋さんに就職したきっかけを教えてください。
小松 佳弘
アイックスに入社する前提で眼鏡屋さんに就職しましたね。
他の会社見とこうかなあ、みたいな。
松岡
1社ですか?何社か行かれたんですか?
小松 佳弘
最初スリープライスのお店でバイトして、学校卒業するタイミングで別の眼鏡屋さんに就職したね。
伊藤
そのあとにアイックスですか。
小松 佳弘
いや、そのあとは当時業績が1番だったところに就職した。
松岡
佳弘さんは他の眼鏡屋さんに入る前にアイックスではちょっとやってたんですか?
眼鏡をいじったりとか。
小松 佳弘
学生時代ね、バイトしてる時にアイックスの眼鏡で、検眼機借りて出張販売してた。
伊藤
あ、へええええ。そうなんですね。
松岡
もうやってたんですね。
眼鏡屋さん入る前から検査とかも全然できてたってことですよね。
小松 佳弘
うん。検査はね、その辺りぐらいからできてて。
伊藤
おいくつぐらいの時ですか?
小松 佳弘
22・23とかかな。
松岡
おおおおおお。やっぱ検査歴長いですね。
小松 佳弘
ちょうど 20 年ぐらいかな?
松岡
えええ、知らなかった。
小松 佳弘
まあなんかお小遣い稼ぎみたいな感じだった。
松岡
どこに販売しに行くんですか?
小松 佳弘
知り合いとか。知り合いの知り合いみたいなかんじで。
松岡
フレームも持ってですか?
(弊社)社長みたいなことをされてたってことですか?
小松 佳弘
そうね。行く人がまあ 60 代女性だったら、それに合わせてフレームを何本か送ってもらって、うん。
松岡
何人か集めてですか?
小松 佳弘
うんそうね、何人か。期間はそんなに長くなかったけど。
松岡
ええ、すげえ。そうなんですね。
伊藤
企業に行くとかじゃなくて、お家に行くって感じですか?
小松 佳弘
そう、お家に行って、うん。
松岡
え、でも当時あんまりSNSとかないじゃないですか。
知り合いの知り合いとか、それこそクチコミですか?
小松 佳弘
そうそうそうそう、うんうん。
松岡
へえええ、すごいですね。
伊藤
けっこう買っていただけるものですか?
小松 佳弘
うん、意外とやってれば、何かしら動きがあるよね。
松岡
ちなみに(お客様の)ご自宅だと5メートルをどうやって距離とってたんですか。
小松 佳弘
昔ね、社長が使ってた簡易ポラテストみたいな道具があったのよ。
紙芝居式の。
松岡
ああああ、見たことある写真かなんかで。
伊藤
どういった経緯で出張販売をするようになったんですか?
小松 佳弘
いやーなんだろな、ノリ?
松岡 伊藤
(笑)
小松 佳弘
社長がやったんならおれもやろうかなぐらいの感じです。
松岡
フットワークすごいですね。
小松 佳弘
やってみなわからんけんさ、なんか考えてても。あれがこうで戦略がどうでとか、お客さんがどうでとかさあ。
松岡
はい、確かにやってみないと。
小松 佳弘
肌感もね。出張販売自体が初めてだから。
伊藤
やってみてどうでした?
小松 佳弘
いや、意外と売れるなみたいな感じ。
伊藤
おもしろさとかありましたか?
小松 佳弘
おもしろさっていうか、まあ、いろんな人の家にお邪魔して、すごいプライベート感はあるから、うん。
松岡
アイックスに入る前の話をもう少し深掘りしてもいいですか。
小松 佳弘
うん。それぞれのお店での仕事のこと?
松岡
はい。
小松 佳弘
某スリープライスメガネ店にいた時、吉祥寺店だったんだけど。
なんかノリに乗ってるタイミングだったから。
松岡
そのお店がですか?
小松 佳弘
そう。ちょうど多店舗展開し始めたぐらいのタイミングだったかな。
で、バイトしてて。
基本的に業務を覚えるのは速いから。
松岡
はい。
小松 佳弘
1ヶ月ぐらいバイトしてる時に。そこが3フロアぐらいかな。
1階2階が販売で3階が検査みたいな。
松岡
あー、はい。
小松 佳弘
あれ100万売るのって結構大変で。土日とか100万売れたりすんだけど。
松岡
おおおおお~。
小松 佳弘
まだ5,000円から15,000円だから。
松岡
うわ、すごいですね。結構捌かないとですね。
小松 佳弘
そう、平均1万としても100本以上売るんだけど。
松岡
うわああああ。
小松 佳弘
1階を1人で回してた気がする。
松岡
えええええええ。
そんなにお客様来るんですか?
小松 佳弘
来る来る。うん。
松岡
すんごいですね。
小松 佳弘
なんか(眼鏡を)犬に噛まれたって言って毎週買いに来る方とかいたし。
松岡
あはははは笑
やっぱ犬に噛まれるのってあるあるなんですね。
その時佳弘さんめっちゃ売り上げてたってことですよね。
小松 佳弘
いや、売上っていうかもう、回す感じだから。接客しているって感じじゃないかな。
松岡
ああああ。じゃあもう、どれぐらい自分が売り上げたとかっていうのはあまり見れなかったってことですね。
小松 佳弘
そうね。全体でいくら売りました、みたいな感じの、うん。
松岡
なるほど。その次のお店はどうだったんですか?
小松 佳弘
次のお店は月3,000万円ぐらい売れてて。
松岡
すごいって言ってましたもんね。
小松 佳弘
アイックスのレンズ単価ほどないから。3分の1以下だからレンズの単価って。
松岡
はい。
小松 佳弘
単価が50,000円前後くらいかな。
もちろん高級なフレームもあったから、クロムハーツとか。
松岡
クロムハーツも置いてあったんですね。
小松 佳弘
うん、置いてあった。結構高級ラインも置いてあって。
松岡
はい。
小松 佳弘
そうねえ、土日とかほんと、店員が通れないぐらいの(来客が)。
松岡
ええ、すご。
小松 佳弘
パンパンで。
んで加工も。浜松(出張販売会)が終わった後ぐらいなのが、週末になればあんな感じになる。
松岡
ええ、それ何人でやってたんですか?
小松 佳弘
それを6人ぐらいかな。
松岡
きついですね、毎日それだと。
小松 佳弘
多分、労基に引っかかるんだけど、20連勤とか24連勤とかあって。
松岡
うわ。
小松 佳弘
朝10時出勤の、終電まで。
松岡
うわあ。
小松 佳弘
残業つかなくて。
松岡
やばい。
小松 佳弘
で、総支給が交通費込みの14万。
松岡
やば…
伊藤
え…
小松 佳弘
すごいよね。
松岡
生活できないじゃないですか?
小松 佳弘
だから俺はね、なんか勉強のためにっていう形で。少し仕送りをいただきながらやってたんだけど。
松岡
はい。
小松 佳弘
だってもう家賃で飛ぶから。
伊藤
そうですよね。
松岡
佳弘さんにもそんな時代があったんですね。次の眼鏡屋さんはどうでしたか?
小松 佳弘
次のところはねぇ…前のところでね、よく話しかけてたからお客さんに。
松岡
はい。
小松 佳弘
だから、前のお店でやってたことをそのまま次のお店でやってたんだけど。
初月から売上1番になって。
松岡
ええやば。
小松 佳弘
で、ずっと売上1番だったおじさんがね…
松岡
怒っちゃうんですか…?
小松 佳弘
奮起し始めて。
伊藤
奮起!笑
強い強い。気持ち強い笑
小松 佳弘
まあ新人にいきなり負けるから。
松岡
いや、間違いないですね。
小松 佳弘
そしたらね、うちの店舗だけ謎にね、稼働率が30%アップで。売り上げ130%。他はね100とかちょっと落ちたりてんのに、うちだけ130パーぐらいに売り上げが上がって。
伊藤
底上げしてるじゃないですか笑
松岡
めっちゃいい。素敵ですね笑
小松 佳弘
そしたらすぐに部長が見に来て。なんでそうなってんのかって。
松岡
「何事か」となりますね。
小松 佳弘
そう、何事かって見に来たら。そこの眼鏡屋さんはネクタイ必須のスーツだったから。
伊藤
ああ、はい。
小松 佳弘
あとヒゲ禁止なんだけど。ヒゲ生やしてノーネクタイのやつが立ってるってなって。
全員
(爆笑)
松岡
ノーネクタイってめっちゃおもろいっすね。
伊藤
もうひと目で「ああ、これだな」って分かったんですね。
松岡
でも売上立ってるから何も言えない笑
小松 佳弘
そう、なんも言えないの。なんも言えないの。で、いろいろ話してて、仲良くなったの。その部長と仲良くなって、あのもう、笑いながらニヤニヤしながら、「いやほんと、ヒゲ生やしてるの社長とお前だけだよって言われて。
松岡
すごいですね笑
小松 佳弘
うん笑
伊藤
いやいいですね。実力でねじ伏せるのまじかっこいい笑
松岡
めっちゃかっこいい笑
小松 佳弘
そのまま仲良くなって。結構本社とかも呼ばれたりとか。その翌月、2ヶ月目にはもう仕入れ担当したりとか。
松岡
あ、すごい。
伊藤
へえええええ。
松岡
そこには何年ぐらいいたんですか?
小松 佳弘
あ、でも結局半年ぐらいかな?
松岡
へええ。
小松 佳弘
仲良くなりすぎて、上の人たちも全員俺のこと知ってるような状態になって。
松岡
ええ、すごい。
小松 佳弘
業務の回し方とか、どういう部署があって、どういう仕事をしている人たちがいてみたいな、環境が大体把握できたから、もういいかなと思って。
ちょうど半年ぐらいだったかな。それでやめますって言って。
松岡
それ、入社する時は(会社側は)知ってるんですか?実家が眼鏡屋さんっていうのは。
小松 佳弘
特にその話してなくて。
松岡
あ、そうなんですね。びっくりしたんじゃないですか?やめるってなって、「なんで?」みたいになるじゃないですか。
伊藤
うん、止められる。
小松 佳弘
渋谷店に異動してくれって言われて。渋谷行くのがもう面倒くさかったから、それも合わせて辞めたよ。
松岡
渋谷店は嫌だったんですか?
小松 佳弘
いや、もうなんか本社の仕組み知ってるのに支店に行く必要もないかなみたいな。
伊藤
ああ。
松岡
確かに。
小松 佳弘
ていうのもあって。
松岡
売上1番取ったりとかして、やっぱ給料ってどんどん上がっていったんですか?
小松 佳弘
いや上がんない上がんない。
松岡
上がんないんですか?
小松 佳弘
そう、だって1年も勤めてないし笑
伊藤
上がるタイミングを迎えてないってことですね。
小松 佳弘
そう。総支給が23とか4ぐらいだったかな?
あるできない先輩がいたんだけど。
松岡
はい。
小松 佳弘
その当時で、おれがまあ23歳で、そのオグラさんが多分42歳ぐらいだったんだけど。
松岡
1回りぐらい。
小松 佳弘
そう。総支給18万とかだったと思う多分。
だからたぶん(自分は)最初から高くつけてくれてたみたい。
松岡
なるほど。
小松 佳弘
うん。眼鏡業界ってね。そんなに給料が高くなくて。その割に結構技術も必要になる。
松岡
そうですね。
小松 佳弘
系列のデパートとかヘルプで行ったけど、スリープライスでやってることも大手でやってることもデパートでやってることもあんまり変わんない。
そしたらやっぱみんな安いの行くよねっていう。
伊藤
そうですね。
松岡
まあまあそうですよね。
小松 佳弘
だからね、本当に少数精鋭じゃないけど、社長が言うようにトヨタぐらいのね、給料がもらえるような会社にしていかないといけないかなというのはすごく強く思うから、おれも。
松岡
ありがたいですよね、そうなったら。
小松 佳弘
だからやっぱみんなでね。頑張っていかないといけないなっていうのはね、社長1人じゃできないし。おれもこうやって周知してお客さんを呼ぶっていうのも、まあ1つかもしれないけど。やっぱり店舗の皆さんがね、しっかり検査して対応してっていうのが、数珠つなぎになってくると思うので。
松岡
うん、そうですね。頑張ります。
小松 佳弘
お願いします。
松岡
佳弘さん、アイックスに入る前の経験は何かにいきていますか。
小松 佳弘
結局、今我々がやろうとしてることにはやっぱり結びつかなくて。
経験をすることはとても大事かなとは思うんですけど。やっちゃダメなことは学べたかな。ああやってやるとそうなるなっていう。反面教師ではないですけど。
松岡
そうですね
小松 佳弘
自分がいたところもかなり衰退していって、数店舗しか今ないし。
当時50~60 店舗ぐらいは都内にあったと思うけど。
松岡
そんなにあったんですね。
(検索して)あ、今1店舗しかないですよ!
めっちゃ縮小してるじゃないですか。
伊藤
衰退したなあ。
松岡
衰退しすぎじゃないですかこれ?
小松 佳弘
そうね。そうかもう1 店舗か。
松岡
佳弘さんはアイックスの前に、眼鏡業界にトータル何年いたんですか?
小松 佳弘
バイト入れてまあ2年弱ぐらいだと思う、たぶん。
伊藤
めちゃめちゃ濃い(2年)。
小松 佳弘
そう。
松岡
濃い。
小松 佳弘
本当に勉強になりましたよ。色んな意味で修羅場をくぐってきたっていう。
伊藤
そこからアイックスに入った経緯みたいなものがあれば、付随してお願いします。
小松 佳弘
社風が自由で、おもしろそうだったという感じですかね。
伊藤
やっぱり他の眼鏡屋さんを経験してると全然違いますか?
小松 佳弘
他の眼鏡屋さんを経験したうえでアイックスに入ると、アイックスがこれまでやってきたことと、これからやるべきことがより鮮明になったかな。
松岡
それはどのようなところについてですか?フィッティングとか、検査とか。
小松 佳弘
全部、全てにおいて。
松岡
そうなんですね。
小松 佳弘
うん、アイックスはなにを提供しているかっていうところね。
伊藤
ありがとうございます。
〜2話へ続く〜