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「公園でアイスを売っていた」幼少期の経験から創業に至るまで【代表インタビュー】(前編)

代表取締役 辻 俊宏プロフィール

2002年、短大在学中に食品EC会社を起業し、2005年には事業売却。その後ハローワークに求人情報を求め、ダンボール製造業を展開する能登紙器(現ダンボールワン)に出会い入社。2017年、同社のMBO(マネジメントバイアウト)を実施、ダンボール製造業から梱包材の受発注プラットフォームへと事業をピボットさせる。2020年、ラクスルにグループイン。

小さい頃はどんな子供だったのですか?

私の家は親が兼業農家でして、農家をやりながらサラリーマンとしても働いていて、比較的貧しい家庭でした。親からのお小遣いも、周りの子は1日100円とか、月1000円とかもらっているのに対し、自分のお小遣いは月100円だったんですよね。

月にたったの100円で何かを楽しもうと思っても、楽しさを見いだせなかったんです。みんなと同じように楽しみたいという純粋な欲求から、100円のお小遣いを元本にして、その100円を増やしていけばいいのではないかと考えるようになりました。

まず始めにやったのが、駄菓子屋さんで20円のチューチュージュースを仕入れて、駄菓子屋さんから少し離れた公園で売るということでした。でも、そのまま売ってもだめだったんですよね。ぬるくて売れなかったんです(笑)

どうしたら売れるかなと考えたときに、凍らせて持っていけばいいんだと思ったんです。ジュースがアイスになっていることで付加価値がついて売れることに気付きました。凍らせたジュースをクーラーボックスのような箱に入れて公園に売りに行ってましたね。

あとは、メンコなんかも駄菓子屋さんで仕入れて、ビックリマンチョコのようなキラのシールをメンコに貼って売ったりもしてましたね。それが学校内で大ヒットしたりして。そんなことを繰り返しているうちに、100円だった資本金から、5~6年生になる頃には数万円くらいまで利益が出るようになっていました。

そこで得た学びはいまでも自分の原体験になっていると思います。人と同じものを売っても仕方ない。逆にどこに売っているものでも、アイディアで付加価値をつけていければプラスになるということは、ダンボールワンの事業を創るうえでも活きていると思います。


原体験から商売人へ

もともとは友達と一緒に遊びたかったという想いから商売のようなことを始めましたが、結局そのお金は遊びに使うことはありませんでした。

いかに経費を削って、溜まった利益からもっと大きなことを仕掛けていくかということのほうが楽しくなってきていたんです。中学入ってからは、ラジオ番組を録画してそのCDを売ったりしていました。

そんなことをしているうちに、高校生になるころには50万円程溜まっていたので、そのお金でPCを買ったんです。全額投資して。「これからはインターネットの時代が来る」と確信していたので、PCを購入してからはひたすらHP制作を行っていましたね。

アイドル系のファンサイトや、テレビ番組のファンサイト、ゲーム攻略サイトと幅広く作っていて、多い時には1000万PVくらいあったと思います。

ちょうどその頃、「アフィリエイト」というものが出てきたのでそこに手を出しました。当時は商売をすることが楽しくて楽しくて。全く勉強はしませんでしたね。

さすがに見かねた親から大学には行けと言われて、短大に進学することにしましたが、短大に入ってからも変わらず、ECの比較サイトや食品の紹介サイト、レシピサイトを立ち上げたりしていました。

ただ、メディアサイトで人が作ったものを紹介するだけではつまらなくなってしまい、事業を創りたくなったんです。そこから、食品の比較サイトを食品ECのサイトにピボットしたんです。これは昔のラクスルと全く同じですね。

石川県の農家さんから自分で商品を仕入れてサイト上で販売することにしました。当時は学生だったこともあり、珍しがってもらえてメディアに取り上げていただいたり、生産者の方々にもすごくかわいがったりしてもらえて。おかげで事業も順調に成長していきました。

最終的には当時行っていた全ての事業を売却。その頃の自分は、「小遣い稼ぎはいくらでもできるけど、長続きしない」と思い始めるようになっていたんです。

世の中に大きなインパクトを与えるような事業を始めたいと思い、ハローワーク経由で製造業の世界へ飛び込むことを決めました。

昔を振り返ると、結局私は、商売を通して人に喜んでもらえることが好きなんだと思います。仕組みを変えて人に喜んでもらい、世の中に貢献していくことが楽しいと感じる人間なんだろうなと思います。

また、この当時から色んなことをトライしていたので、商売なんて失敗して当たり前だというのも肌感として身についていると思います。10回やって、3割成功すればいい方だというくらいの感覚は持っていますし、いまでもやっぱり自分は誰よりも失敗しているなと思いますね(笑)

後編へ続く

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