こんにちは!アルゴテックの採用担当です!
弊社ではAWS特化の新チームを立ち上げます!今回は、そんなAWSの知識やスキルを認定する資格試験であるAWS資格についてご紹介していきます。
資格の難易度やどんな場面で役立つかなど解説していきます。
AWS資格の種類は主に3種類
AWS資格には基礎、アソシエイト、プロフェッショナルの3つのレベルが存在します。それ以外には、「専門知識検定」というものも存在します。
◾️基礎レベル
6ヶ月程度のAWSの利用経験によって得られるクラウドの基礎知識や業界知識を認定するレベル
◾️アソシエイトレベル
1年程度のAWSクラウドの利用経験がある者を対象に、AWSを活用した問題解決能力を評価するレベル
- AWS 認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト
- AWS 認定デベロッパー-アソシエイト
- AWS 認定SysOpsアドミニストレーター-アソシエイト
◾️プロフェッショナルレベル
2年間程度のAWSの利用経験によって得られるような、AWSクラウドを活用したソリューションの設計から運用、トラブルシューティングに至るまでの包括的なスキルを認定するレベル
- AWS 認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル
- AWS 認定 DevOps エンジニア-プロフェッショナル
◾️専門知識が問われる分野
専門知識認定では、各種の専門的な技術分野におけるAWSクラウドの経験が認証される
特定の専門分野での就職・転職を有利に進めたい方や実務でのスキルをブラッシュアップしたいという方におすすめ
- AWS 認定アドバンスネットワーキング-専門知識
- AWS 認定データアナリティクス-専門知識
- AWS 認定セキュリティ-専門知識
- AWS 認定機械学習-専門知識
- AWS 認定Alexaスキルビルダー-専門知識
- AWS 認定データベース-専門知識
それぞれのコースを詳しく解説!
◾️基礎コース
・クラウドプラクティショナー
クラウドプラクティショナーの出題分野は以下の4つです。
- クラウドの概念
- セキュリティ
- テクノロジー
- 請求と料金
難易度としてはこれからAWSを学びたいという初心者でも対策次第では十分合格できるというレベルになります。
◾️アソシエイトコース
アソシエイトコースに含まれる3つの資格の難易度はそれぞれ以下の通りです。
・ソリューションアーキテクト
ソリューションアーキテクト-アソシエイトは、クラウド環境の構築・設計に携わる技術者に必要な中級レベルの知識が問われる試験で、出題分野は以下の4つになります。
- レジリエントアーキテクチャの設計
- 高パフォーマンスアーキテクチャの設計」
- セキュアなアプリケーションとアーキテクチャの設計
- コスト最適化アーキテクチャの設計
この試験ではAWSサービスの基本理解やネットワーク・クラウドの知識があるということが前提で出題がなされるため、AWS初心者では合格は難しいでしょう。幅広い知識が問われるため、難易度は比較的高いです。
・SysOpsアドミニストレーター
SysOpsアドミニストレーターは、AWSを用いたシステムの開発・管理・運用の担当者を対象にした試験です。以下の分野に関する知識が問われます。
- モニタリングとレポート
- 高可用性
- 展開とプロビジョニング
- ストレージおよびデータの管理
- セキュリティとコンプライアンス
- ネットワーク
- 自動化と最適化
上記のように、システムの運用についての内容が幅広く問われるため、ネットワークやセキュリティの運用に関するスキルを証明したいという方におすすめです。
・デベロッパー
デベロッパーはAWSベースのアプリケーションの開発・保守に関する知識や技能を証明する資格です。以下の分野に関する出題がなされます。
- 展開
- セキュリティ
- AWSサービスを使用した開発
- リファクタリング
- モニタリングとトラブルシューティング
この試験の対策を通して、コストや拡張性のことも考えたシステム構築を実現するための手法や実装方法などが学べるため、開発者としてのスキルアップ・レベルアップを狙う方におすすめです。
◾️プロフェッショナルコース
プロフェッショナルコースに含まれる2つの資格の難易度は以下の通りです。
・ソリューションアーキテクト
ソリューションアーキテクト-プロフェッショナルは、ソリューションアーキテクト-アソシエイトの上位資格です。試験では以下の範囲から出題がなされます。
- 組織の複雑さに対応する設計
- 新しいソリューションの設計
- 移行の計画
- コスト管理
- 既存のソリューションの継続的な改善
ソリューションアーキテクト-プロフェッショナルは、AWSを活用したシステムやアプリケーションの設計者としてハイレベルな専門知識とスキルを習得したい方におすすめです。
・DevOpsエンジニア
DevOpsエンジニアは、SysOpsアドミニストレーターやデベロッパーの上位資格であり、運用の担当者や開発者がレベルアップを目指すのにおすすめです。
試験では以下の範囲から出題がなされます。
- SDLCの自動化
- 構成管理およびInfrastructure as Code
- 監視およびロギング
- ポリシーと標準の自動化
- インシデントおよびイベントへの対応
- 高可用性、フォールトトレランス、およびディザスタリカバリ
◾️専門知識認定
以下では専門知識認定に含まれる6つの資格の難易度をそれぞれ解説します。
・セキュリティ
セキュリティではAWSのワークロードのセキュリティに関する専門知識が問われます。出題分野は以下の通りです。
- インシデント対応
- ログ収集と監視
- インフラストラクチャのセキュリティ
- IDとアクセスの管理
- データ保護
AWS上のセキュリティに関する2年以上の実務経験を有するセキュリティ担当者を対象とする試験なので、セキュリティ業務に関するスキルアップを目指す方におすすめできます。
・データアナリティクス
データアナリティクスでは、AWSデータレイクと分析サービスに関する専門知識が問われます。この試験の出題分野は以下の通りです。
- 収集
- 格納およびデータ管理
- 処理
- 分析および可視化
- セキュリティ
AWSサービスに関するビックデータ関連知識は難解とされているので、この試験の難易度は比較的高めです。
・アドバンスネットワーキング
アドバンスネットワーキングは、複雑なネットワークタスクに関する専門知識を認定する試験です。以下の分野から出題がなされます。
- 大規模なハイブリッドITネットワークアーキテクチャを設計し、実装する
- AWSネットワークを設計し、実装する
- AWSタスクを自動化する
- アプリケーションサービスとネットワークの連携を構成する
- セキュリティとコンプライアンスを設計し、実装する
- ネットワークの管理、最適化、トラブルシューティングを行う
この試験ではその名の通り、高度なネットワーク技術のついての専門知識が問われるため、難易度はどれだけの予備知識や経験があるかによって異なります。
アーキテクチャの設計・実装に関する5年以上の実務経験に相当するような高度な専門知識を習得・証明したいという方に挑戦をおすすめします。
・Alexaスキルビルダー
Alexaスキルビルダーは、Amazon Alexaのスキルの構築やテスト、公開に関わる能力を評価する試験です。以下の範囲から出題がなされます。
- 音声ファーストのデザイン手法および機能
- スキルデザイン
- スキルアーキテクチャ
- スキル作成
- テスト、検証、トラブルシューティング
- 公開、運用、およびライフサイクル管理
・機械学習
機械学習では、ビジネスにおける問題に対する機械学習ソリューションの設計・実装・デプロイ・維持に関する能力が評価されます。機械学習やディープラーニングの開発者やデータサイエンティストなどが対象者です。
この試験では以下の分野から出題がなされます。
- データエンジニアリング
- 探索的データ解析
- モデリング
- 機械学習の実装と運用
難易度ですが、AWSクラウドを用いたディープラーニングの開発・設計・実行に関する1、2年の経験があれば、比較的対策しやすいというレベルです。
なお、機械学習に関しては今後試験内容のアップデートがなされる可能性もあるため、それに伴って難易度も変動するでしょう。
・データベース
データベースは2020年4月に新たに追加された試験で、AWSデータベースサービスの主要機能や各々の違いについての詳しい理解や、それらの提案・設計に関する必須事項及び要件の分析能力が試されます。
この試験の出題分野は以下の通りです。
- ワークロード固有のデータベース設計
- 展開および移行
- 管理および運用
- 監視およびトラブルシューティング
- データベースセキュリティ
AWS資格のメリット
①AWSの最新情報を得られる
AWS資格は何回もアップデートされており、最新機能に関する問題も多く出題されるため、最新情報をキャッチアップすることが可能です。
また、AWS認定の有効期限は3年間で、資格を保有し続けるためには3年以内に再認定を受けなければならず、AWSの実務経験者であっても最新機能に関する知識は不足していることもあるため、資格を通じて最新情報をカバーするのがおすすめです。
②AWSエンジニアとして年収アップが期待できる
一般的なサーバーエンジニアの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は429万円、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のエンジニア/プログラマを参考にすると、平均年収592万円と分かりました。
国税庁2023年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は458万円なので、サーバーエンジニアは一般平均年収と同等かやや高めであることが分かります。
現在サーバーエンジニアとして活躍している方がAWS資格を取得すれば、AWSに精通したAWSエンジニアとして認められて、さらなる収入アップも期待できそうです
③認定者同士で交流できる
AWSの資格を取得すると、AWS資格を持つ他の方とコミュニティ内で交流できます。
AWS資格は世界共通の資格のため、海外の方と交流する機会を持つことができます。グローバルで活躍したい・さまざまな方と情報交換したい方にとっては魅力的なコミュニティでしょう。
④AWSの専門知識を証明できる
AWS資格を取得することで、AWSのスキル・知識が一定以上あることをアピールできます。転職でも有利に働き、プロジェクト配属後もAWS関連の仕事を任せてもらいやすくなるでしょう。
AWSはクラウドサービスの中でも人気が高く、多くの企業でAWSのスキルを活かすことが可能であるため、AWS資格を取得することには大きな意味があります。
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いかがだったでしょうか?
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