こんにちは!医療AI推進機構、通称MAPIです。
MAPIでは、「医療AIが溢れる世界を創る」というミッションを掲げ、医療データの利活用を促進し、患者さん一人ひとりに最良のケアが行き渡る未来に向けて様々な分野で取り組みを行っています!
そんなMAPIの中では、どのようなメンバーが、どのような思いで働いているのか。
少しでもイメージを持っていただくために、メンバーにインタビューをしていきます!
【プロフィール】
百武 裕昭/Director
群馬大学工学部生物化学工学科卒。
国内・外資系医療機器メーカー、医療機器輸入商社にて医療機器の承認/認証申請、治験業務、保険申請などの薬事全般業に従事。
エルピクセル株式会社では、プログラム医療機器の薬事申請業務およびISO13485認証取得・維持業務を担当し、その後も多くの医療機器の薬事業務を支援。
目次
これまで感じていた課題への挑戦
薬事面から「医療AIが溢れる世界」を支える
経験を活かし、自分で道を切り拓いていく
「新しさ」を楽しんでみませんか
これまで感じていた課題への挑戦
医療AIを開発するために学習データや各種評価を行うことが必要になりますが、その際の画像収集の効率化が重要であると考えるため、MAPIへの参画を決めました。
AIの薬事申請において、規制当局が要求する製品の汎化性能を評価するために、画像はモダリティメーカーの種類や撮像方法など、どうしても多くの属性を持つ医療画像の収集が不可欠となり、その収集には非常に時間を要する工程です。
私自身、これまでの経験の中で、規制当局に対するプロトコル相談等で使用する機種を広げるほど多くの画像が必要となる反面、使用できるモダリティーメーカーや撮像条件が狭いと市場で受け入れられない可能性もあり、そのバランスに課題を感じておりました。
当社の豊富な医療画像データは、開発している企業が希望する画像を入手することが可能になることから、規制当局の要求するデータセットを迅速に集めることで、評価、並びにその後に続く審査までの期間を短縮することができ、医療AIの開発を加速させる基盤となります。
これにより、より早く革新的な医療ソリューションを患者さんへお届けすることを目指しています。
薬事面から「医療AIが溢れる世界」を支える
私は現在、主に薬事申請に関する領域を担当しています。
具体的には、クライアントとなる医療機器開発メーカーに対し、薬事戦略の策定、規制当局との円滑な対話や交渉の支援、QMS体制(Quality Management System:品質マネジメントシステム)の構築のサポートを行っております。
目指す先は、医療AIが医師の「頼れるパートナー」として日常的に活用される世界。
つまり、診断支援から治療計画の最適化、さらには予防医療まで、AIが医療のあらゆる場面で活躍する世の中を目指しています。
このような表現だと壮大に聞こえるかもしれませんが、家族や友人など身近な人たちがAIを活用した製品を使うことでより生活が豊かになれば嬉しい、という思いが強いです。
そういった世の中を実現させるために、薬事の観点からできることは、安全かつ有効な医療製品が確実に市場に届くよう、その道のりを整備することだと考えています。
これを通じて、より多くの革新的な医療ソリューションが患者さんの元へ届き、社会全体の医療の発展に貢献できると信じています。
医療機器としてのソフトウェア(Software as Medical Device:SaMD)を世の中に出すためには、薬機法をはじめとする規制に対する遵守が求められています。
そのため、私のチームでは、クライアントの状況や要求に応じて、より早く効率的に承認/認証プロセスを
進められるよう支援しています。
経験を活かし、自分で道を切り拓いていく
MAPIはとても面白い組織だと思っています。
その理由のひとつはメンバーの中に医師が多いということ。
臨床的な観点や、専門的な知識・技術についての意見を取り入れることができたり、と学びの多い環境です。
もうひとつは、個人の経験やスキルを活かしやすい環境であるということです。
もちろん全体として医療AIの発展という共通の目標に向かって協働していますが、その中ではそれぞれの専門領域について主体的に動くことができる体制が整っています。
営業などの他部門も含め、明確な数値目標が与えられている訳ではないということも特徴的かもしれません。
オペレーションを細かくマネジメントしていくというより、目標を達成するためのアプローチを一人ひとりが考えながら動き、そこに周囲を巻き込んでいく動き方をしています。
基本的に薬事のチームはフルリモートで活動しているため、ワークライフバランスも取りやすいと感じています。
自分の経験を活かしながら、裁量権を持って働きたいという方には特にフィットするのではないでしょうか。
対面でのコミュニケーションは限られていますが、Google MeetやSlackを活用していつでもお互いに協業できる体制を敷いております。
またフルリモート環境だからこそ、会社としてコミュニケーションの質とチームの結束力を大切にしており、月1回のオフラインミーティング等のイベントを通じて、チームの一体感を育んでいます。
プロフェッショナルとしての高い意識と、互いを尊重する文化が浸透したチームを目指しています。
「新しさ」を楽しんでみませんか
薬事申請の知識があるに越したことはありませんが、それ以上に新しいことや未知の領域への挑戦に対して壁を作らず楽しめる方であれば大歓迎です。
私自身は、薬事の専門ではありますが、特定の医療機器について専門的な知識があるというより、様々な製品に対して幅広く業務やコンサルティングをしてきた経験があります。
そのため、AIを活用した今までにない新しい製品を世の中に出していくということに関しても、楽しみながら向き合えていると感じています。
現在のメンバーも、新しい領域への挑戦やまだ型が決まりきっていない事業に対し、楽しみながら取り組んでいます。
また、コミュニケーション能力が高く、柔軟な対応ができる人が多い印象です。
個人的には、全員が個性を活かしつつも一体となりひとつの目標達成に向かっている、というそれぞれ違う絵の具が混ざり合って一枚の絵を作っていくような雰囲気もあるように感じています。
いかがでしょうか?
少しでも組織やメンバーについて、イメージを持っていただけたら嬉しいです。
興味を持っていただけた方は、ぜひお気軽に「話を聞きにいきたい」ボタンからご連絡ください!