Burst株式会社 / Circle SaaS
弊社Burst株式会社は、アパレルブランドが自社ブランド名義で循環型コマースを運営できる、白ラベルの SaaS 基盤『Circle SaaS』を開発しています。
2026 年 9 月の正式ローンチに向けて、いま少人数のチームで走っています。
このストーリーでは、私たちが「なぜアパレル × 循環という領域を選んだのか」「実際に何をつくっているのか」「一緒にやってくれる方をどう探しているか」を書きます。
起点:「余った」ではなく「動いていない」
服が余っている、という表現があります。
我々は、この「余った」という言葉の使い方に、ずっと違和感がありました。
売れ残った服は、余ったのではなく、動かなくなっただけです。
まだ着られる服が、倉庫のなかで停止しているだけ。
停止した状態を「余り」と呼ぶかぎり、その先には「処分」しか出てきません。
環境省の推計では、家庭から手放される衣服のうち、年間 約 50 万トン が焼却・埋立に回っていて、再利用・リサイクルに回るのは 約 38% にとどまるとされています(環境省・2023)。
この数字を見たとき、私たちは、これはブランドの倫理観の問題ではなく、運営インフラの問題 だと考えました。
倉庫で停止した服を、もう一度動かす仕組みが、ブランド側の運用のなかにない。だから焼却されていく。そこにコードで介入できる余地がある──というのが、Circle をつくり始めた最初の判断です。
つくっているもの:4つの経路を、ひとつの基盤に
Circle SaaS は、アパレルブランドが自社ブランド名義で、以下の 4 つの経路を1つの基盤で運営できるようにする SaaS です。
- 定額レンタル — 月額でアイテムを貸す。会員が継続するかぎり毎月の収益が積み上がる。
- 通常購入 — 会員でも非会員でも、EC として新品を販売する。
- 購入転換 — 会員がレンタル中のアイテムを、そのまま購入できる。継続契約は続いたまま。
- 返却品の中古販売 — 返却された個体を状態記録して、再貸出または中古販売の在庫に戻す。
同じ 1 着のアイテムが、この 4 つの経路を順次あるいは並行して辿ります。売り切り型 EC で 1 回しか売上を生まなかったアイテムが、耐用期間のあいだに複数回、ブランドに売上をもたらす構造です。
私たちがこだわっているのは、「別々のツールをつなげる」のではなく、「1つの基盤で扱う」という点です。
同じ在庫が今どの経路で稼働しているのか、月次の収益ダッシュボードで 4 つのモデルの合計がどうなっているのか──これを 1 画面で見られるように設計しています。
ブランド側で決めるのは、収益モデルの組み合わせ、ブランド設定(ロゴ・カラー・ドメイン)、そして最初の商品登録の 3 点です。
開発ゼロ、エンジニア不要。
この「ブランド側の負担を最小にする」という設計思想が、Circle の中心にあります。
いま、どこにいるか
Circle SaaS の本格提供を 2026 年 9 月 に予定しています。
それに先立って、2026 年 6 月から 先着 25 ブランド限定・14 日間の無料トライアル枠 の予約を受け付けています。
サービスサイト・料金プラン・収益シミュレーターは公開済みで、ブランドオーナーの方が「営業と話す前に、まず自社の数字で確かめられる」導線を優先しました。日本の B2B 購買者の 61% が「営業に会わずに評価したい」と答えている(Gartner, 2025)現実にも、それが自然だと思っています。
いまチーム内で走っているのは、ローンチに向けた運用マニュアル整備、初期パートナーとのオンボーディング設計、そして 2027 年のサステナビリティ開示義務化を見据えたブランド向けの実務ハンドブックの執筆です。
▶ サービスサイト:https://one-circle.jp
▶ 会社サイト:https://burst-tech.com