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<クロストーク>アスナロで広がる可能性。ファッションデザイナーが語る仕事の魅力

20〜40代の女性をターゲットとしたオリジナルブランド『RUIRUE BOUTIQUE(ルイルエブティック)』をECサイト上に展開しているアスナロ。デザイナーの鋭い感性と、市場調査や売上といったデータに基づいて作り上げられたアイテムは、多くの女性のハートをつかみ、毎年売上記録を更新しています。
今回は、そんな魅力的なブランドを生み出しているファッションデザイナーの2人でクロストークを実施。これまでのキャリアから、アスナロで働く魅力、将来の目標までファッションデザイナーの「リアル」を語ってもらいました。

Hさん 2016年4月中途入社・社歴7年目
ファッション業界に興味があり、服飾専門学校卒業後、営業職としてキャリアをスタート。持ち前のセンスと企画力が上司の目にとまりデザイナーにキャリアチェンジ。アスナロでは商品企画部に所属し、 チーフデザイナーとして、商品企画・開発から生産工場との折衝、仕入れ、Webサイト運営までマルチに活躍している。
Iさん 2019年1月中途入社・社歴5年目
ファッションデザイナーを志し、服飾専門学校卒業後、ハイブランド向けのデザインを手掛ける。早くからECサイトに注力していたアスナロに興味を持ち転職。Hさんと同じ商品企画部に所属する。企画などに加え、SNSの運用も担当している。

コンセプトを考えてからデザインを設計。MDやデザイナー同士の連携は不可欠

ーーアスナロの中でも社歴が長く、デザイナーとしても経験豊富なHさんとIさん。まずは2人がどのようにキャリアをスタートさせたのかを聞きました。

Hさん:実は私の場合、もともとデザイナー志望ではなかったんです。ただ、ファッション業界に憧れはあったので営業としてキャリアをスタートさせました。デザインに関しては、お客様と商談する中で意見を求められることが多いので、少しずつ理解を深めていきましたね。すると、当時の上長から「デザイナーをやってみないか」と誘いを受けて…。そこからは、デザイナーひと筋です。

Iさん:私はデザイナー志望で、前職ではハイブランドの服をデザインしていました。仕事にも慣れ、もう少し視野を広げたいな、と思っていた時、アスナロの求人を見かけたんです。

ーーIさんは当初、生産計画の立案や、資材の調達など行う「生産管理部門」で応募していました。しかし、人事担当者がIさんのキャリアとスキルを見込み、話し合いの上デザイナーとして入社したそうです。いい人材は逃さないアスナロ。2人はアスナロのどんな部分に惹かれ入社を決意したんでしょうか。

Iさん:「生産管理部門」の募集を見て応募したのですが、そのときに現在所属している商品企画部の話を聞きました。デザイナーとして経験を活かせつつ企画から携われるというのは魅力的でしたね。結果、今ではSNS運用まで任せていただいています。

Hさん:私も今まで経験がないドレスなどの企画や制作ができるのが魅力でした。あと、今までの会社はオフラインがメインだったのに対し、アスナロは早くからECサイトに取り組んでいることにも興味を持ちました。

Iさん:私も今まで店舗型の販売しか経験がなかったので、そこは新鮮でしたね。

Hさん:私は、商品企画・開発に加えてWebショップの運営もしています。当然、初めての経験なのですが、対面じゃない分「商品の魅せ方」が重要になってくるという発見もあり、視野が広がりました。だから今では「どうやって売るか」を見据えてデザインするようになりましたね。デザイン案の前にコンセプトや方向性をMDと相談しながら決めるんです。

Iさん:私の場合、トータルコーディネートがしたいとか、使いたい素材があるとか「やりたいこと」から入ることもありますね。その時々によって進め方が変わります。最初は漠然としたアイデアでもMDと少しずつ形にしていくプロセスは難しくもあり、楽しいですね。

Hさん:デザイナー同士でもよく話し合いますよね。特にIさんはデザイナーとして私より全然先輩だから。

Iさん:そうですね。現在、デザイナーは4名います。互いに相談しながらも、例えば「定番だけど、どこか新しさがあるものを作りたい」など自分なりのアイデアを考えて、MDからブランドのコンセプトからズレてないかなど、フィードバックを受けながら修正していくのがアスナロのやり方です。

風通しの良さで誰でも意見を言える環境。個性を活かしながらいいものをつくる

ーー少数精鋭だからこそのチームワークの良さ。ブランドイメージを大切にしながら、挑戦できるのは、さらなるスキルアップを目指すデザイナーにとってうってつけの環境です。

Iさん:デザイナーとして引き出しが増えているように感じますね。Webサイトで商品ページをどうやって見せるかとか、生産工場とのやり取りでたとえ技術的に難しくても、もう少し美しく見せるやり方を探るとか、色々な角度で物事を見るようになってきました。

Hさん:私は商品がお客様に届くまで不安で仕方ないんですが、街中で自分が手掛けた商品を見かけたときはうれしいですね。色違いで2、3着持っている人がいたり、ファンがいるんだな、と実感が湧いてきます。

Iさん:売れる、売れないという数字面での評価は気になりますよね。アスナロのデザイナーは、売上を欠かさずチェックしています。加えて、ECサイトだと商品への口コミがダイレクトに届きます。お褒めの言葉だけでなく、悪い点も一つひとつを真摯に受け止めながら成長していくしかないな、と思っています。

ーーアスナロには商品を売り込む営業社員がいません。だから、商品の出来が売上にダイレクトにかかわります。デザイナーの責任は大きいですが、自由度は高く、やりがいもあるそうです。

Hさん:デザイナー業務も含めすべてMDが寛容に見守ってくれているイメージですかね。「まずはやってみなさい」って。

Iさん:例えばデータからコンセプトを立てていく「データ派」と呼ばれるデザイナーから、感性で発想を膨らませる「感覚派」まで、一人ひとりのやり方を受け入れてくれる、それがアスナロのほかにはない魅力かもしれません。風通しがいいので、遠慮することなく意見を言え、セッションできるのもうれしいですね。

Hさん:生産工場とのやり取りでもそれは同じですね。コストや納期で課題が発生したときに、方法を模索する中で「やりたいこと」ではなく「お客様に喜んでもらえる服をつくる」ことを意識するようにしています。工場の方の協力がなければ商品はできませんし、売れることが双方のメリットになるので。

Iさん:無理に意見を通してもいいものができるとは限りませんからね。ときには、スパッと「やりたいこと」を諦めることも大切。社内外問わずみんなプロなので、話せば納得できるんです。

「服には人を幸せにする力がある」。失われることのないデザインへの熱意

ーー業務の幅も広く苦労が多い2人ですが「いいものを作りたい」という熱意はどこから湧いてくるのでしょうか。

Hさん:営業からデザイナーになった当初はとにかくがむしゃらにやっていて、楽しめるようになるまで少し時間が掛かったんです。それでも「お客様をワクワクさせたい」という強い想いはあって「服にはその力がある!ファッションには年齢も性別もない!」って今でも信じて取り組んでいます。

Iさん:お客様に喜んでもらいたいという想いはどのデザイナーも同じだと思います。そのためには、ほかの人の意見を取り入れつつ、常に自分の価値観をアップデートしなくてはなりません。

Hさん:好きだから「やりたいこと」も尽きないんですよね。アスナロは代表もMDもチャレンジ精神旺盛なので、私もお客様の幸せを考えながら、新しいことに挑戦していきたいですね。

Iさん:転職した当初はデザイナー以外の職種も考えていたんですが、アスナロに入社してHさんたちと出会えたことが大きな刺激になりました。デザイナーでよかったなと心から思っています。私も服を通してお客様をハッピーにしていきたいです。

ーー「デザイナーには自由に取り組んでほしい」というアスナロの想い。その気持ちに応えるかのようにデザイナー全員が責任感を持ち自律・自走していました。アスナロ商品の人気の秘密は働く人にあるのかもしれません。

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