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「アライアンス事業部」と「営業企画室」

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「アライアンス事業部」と「営業企画室」は、共に当社の新規ビジネス開拓を担う社長直轄部署です。

2012年度に立ち上げた「アライアンス事業部」は、「アライアンス=提携」という部署名が示す通り、他社との提携・協業を通じて今までにないビジネス領域やビジネス・モデルに挑戦することを狙ったものです。2011年にスタートした中期経営計画“Challenge 15”の中で、「ソリューション営業の一環としてユーザー・ニーズを満足させるようにメーカーを育成し、ビジネスの柱を育て上げよう!」というスローガンを掲げているのですが、アライアンス事業部設立はこのスローガンに沿った施策でした。発足当初は、ワイヤー製造設備を設計しファブレスで製造・販売するベンチャー企業との協業を進めていたのですが、諸般の事情により最終的に提携関係を解消せざるを得なかったことは、今でも残念でなりません。その後、2014年に医療・介護分野への進出を狙って、「見守りシステム“CareBird”」の開発を開始しました。センサー・メーカーやソフト開発会社との協業で製品開発を進め、昨年度には累計販売台数100台を突破、時間はかかりますが少しずつ軌道に乗って来ました。現在は、事業強化のために社内システム課も含めた人員増強を図っています。

今年度に立ち上げた「営業企画室」は、部署名に「企画」とあるものの、実際には営業実働部隊です。アライアンス事業部が「今までにないビジネス領域やビジネス・モデル」をターゲットとしているのに対し、営業企画室は既存ビジネスの延長線上をビジネス・フィールドとし、営業部がフォローしきれない案件を追いかけるための部署です。具体的には、当社と太いパイプがあるユーザーの「困りごとテーマ」に解決策を提案し、ニッチ市場に強いメーカー製品を積極的に拡販し、取り組みたいがまだ取り組めていない未取引ユーザーへのアプローチを進めます。まだ室長1名と室員1名の小所帯ですが、選りすぐりのメンバーですので、短期間に成果を上げてくれるものと期待しています。

エレクトロニクス業界を中心に受注は高位安定しており、営業担当者にとっては忙しい毎日が続いています。とは言え、足元のビジネスにばかり経営資源を集中させることは、将来のビジネスを危うくする危険性があります。当社では、アライアンス事業部と営業企画室にも経営資源を投じることにより、「明日のビジネスの種まき」にもしっかりと取り組んで行きます。

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