私たちは、観光業界向けのB2B SaaSスタートアップ、Nutmegです。
観光事業者の業務負担を削減する『社内業務システム』と、売上を向上する『カスタマー向けCRM・マーケティングシステム』が主軸のオールインワンSaaSを提供しています。
今回は、株式会社リクルートライフスタイル沖縄で10年間活躍し、その後Nutmegに参画したSayakaさんのストーリーを通じて、その決断の背景と、Nutmegで得られる「ここでしか味わえない」経験について深掘りしていきます!
國仲 佐弥佳
大学卒業後、保険会社で営業としてキャリアをスタート。その後、株式会社リクルートライフスタイル沖縄に入社、旅行領域で10年間、営業として従事。その間、マネージャーとしてチームを牽引する傍ら、広報やイベントの企画・運営など幅広い業務を担当。2025年1月、Nutmegにジョイン。沖縄在住、2児の母。
私は大学で観光学を専攻し、卒業後は縁あって沖縄に移住しました。株式会社リクルートライフスタイル沖縄に入社し、旅行領域で10年間、観光系の仕事に携わってきました。
リクルートは「チャレンジを歓迎する文化」が根付いている会社で、私もその中で自ら意思を持って行動することで、さまざまな挑戦をさせてもらいました。特に印象に残っているのは、宿泊施設の売り上げ支援をする営業組織のマネジメントです。マーケットや各施設の売上最大化、組織全体の力を最大限に引き出すことを心底考え、目的とプロセスを見極めて推進していく、非常にやりがいのある仕事でした。
グループマネージャーとして2年が経過した頃、知人からNutmegに誘われました。話を聞いた瞬間、「これはワクワクする楽しいチャレンジができそう」と直感し、次のキャリアステップとしてNutmegを選ぶことを決めました。
「一緒に観光業界に挑みたい」-心が動いた仲間と想い
大手企業での安定した環境と天秤にかけたとき、子どものことを考えると正直、新たな一歩を踏み出すことを一瞬躊躇しました。しかし、もともと強い興味を持っている観光業界で、業界が抱える課題と向き合い、解決するという新しいチャレンジができること、プロダクトに縛られず幅広い手段で貢献できること、そして業界を変えるような革新的なサービスで事業者さんを支援できることに強く惹かれました。
Nutmeg代表のTakashiさんと直接話した際、旅行者のための観光業界の変革を本気で考え、それを実行できる方だと確信しました。 具体的な実現ストーリーはもちろん、その熱い想いに深く共感できたのが大きいです。特に印象的だったのは、カスタマーである旅行者のパーソナライズされた体験の向上や、彼らが抱えるペイン(不満やストレス)の解消を最優先に考えてサービス開発に着手している点でした。これは、事業者と同じ目線で常に伴走する考え方だと感じました。
旅行SaaSというと、観光事業者や地域のためという印象が先にありましたが、Takashiさんのお話を伺う中で実は旅行者の体験を起点に考えることこそが、本質的な価値につながるのだと改めて気づかされました。旅先での不便や悩みを解決することで、旅行そのものがもっと心地よく、満足感の高いものになる。その視点を一番大切にしながらサービスを磨き続けている姿に心から共感し、「一緒に仕事をしてみたい」と自然に思いました。
そして、その熱い想いは代表だけのものではありませんでした。入社前に社内のミーティングに同席させてもらったのですが、メンバー全員が事業者さんの「業務効率化と収益最大化」に対し強い責任感を持ち、とことん思考し、丁寧に寄り添って仕事をしている姿に感銘を受けました。個人の機動力とチームの協働力の両方に、とても心地よさを感じたんです。
距離を感じさせないチームワーク。任されるから、力が発揮できる。
新規事業のセールスを担当しています。日々新たな気づきや学びがあり、とても楽しく仕事ができています。自分の取り組み次第でクライアントへのプレゼンスを向上できることに大きなやりがいを感じています。
入社前は正直、「スタートアップだから少々混沌とした環境なのだろう」と覚悟していました。しかし、実際に入社してみて驚いたのは、その環境が非常に良く整備されていたことです。役割分担も明確で、想像していたような大きなマイナスギャップはありませんでした。
前職でも自分で仕事の計画を立てて実行するというスタイルだったので、カルチャーショックもありませんでした。むしろ、人や雰囲気の温かさには感動しました。地方メンバーもいる中で、物理的な距離を感じさせないほど密にコミュニケーションが取れており、何か依頼する際にも変に気を遣うことなく、遠慮なく相談できる環境です。
新規事業は代表のTakashiさんと関わることが多いのですが、判断が明確で、メンバーに裁量を与えてくれるため、非常に仕事がしやすいです。これまでの経験が存分に活かされていると感じますし、メンバー一人一人のスキルを見て業務に繋げてくれています。私自身入社直後にカンファレンスのディレクションを任された際も、大枠だけ決めて、細かな指示ではなく自由に任せてくれたおかげで、存分に力を発揮できました。
リモートでも「共に戦う戦士」がいる
Nutmegでは普段フルリモートで仕事をしていて、物理的な距離を感じることはほとんどありません。もちろん、たまには人と直接会いたい、寂しいなと感じることもあります。しかし、沖縄の展示会やユーザーイベントで集合したり、東京でのキックオフがあったりと、全く会えないわけではありません。何より、メンバーと協働で試行錯誤しながら案件を進める業務が多く、心のバリアを感じることがないです。
子育てとの両立という点でも、結果前職よりできていると感じています。Nutmegには、私以外にも子育て中のメンバーが多く、子育てを「理解しよう」という環境ではなく、それがごく自然なこととして受け入れられています。Googleカレンダーや日々の日報を見ていると、日本のメンバーもハワイのメンバーも、みんな家族を大切にしている様子が伝わってきます。フルフレックスなので、参観日やPTAの集まりも遠慮することなく、自由に調整できるのも非常に助かっています。
私は中学生と小学生の子どもが2人おり、夜10時まで習い事があったり、片道1時間かけての送迎が週に数回発生することも。正直、子どもたちの日々の予定把握だけで限界を感じることもありますし、朝も夜も家事業務に追われる日々です、、、。でも、「みんな頑張ってやっているんだな」と思うと、ふと「私だけじゃないな」と思えます。子育てをしていて共感できる、「共に戦う戦士」がここにはたくさんいる気がしています。
観光業の価値を高め、地域体験の魅力と旅行者をつなげたい
私たちが提供する「スマートマップ」や「AI接客」は、従来のチャットボットを超えた画期的なサービスです。事業者側は深刻な人手不足という現場業務の負担を軽減できるだけでなく、収益創出に向けた販促施策を能動的に行うことができます。さらに、観光地では地域を訪れるゲストと滞在先・コンテンツをマッチングさせ、パーソナライズされた体験を提供できるんです。
NutmegのAI接客
観光業界が抱える業務負荷に対して直接アプローチし、現場の負担を軽減することで、本来注力すべきサービスの提供に集中できる環境を整える。そうしてサービスの質が高まれば、お客様にとっての“最高の感動体験”も自然と増えていく。そんな好循環を生み出し、観光に携わる人たちが、より誇りを持って働ける未来をつくることが、私たちの目指す姿だと強く感じています。
沖縄に住んで13年。これまで、多くの人が人気のエリアでおそろいのTシャツを買い、沖縄そばや映えるスイーツを楽しんで、国際通りを歩く、そんな旅の光景をたくさん見てきました。それはそれで楽しい思い出です。
でも、もし一人ひとりに「どんな旅がしたい?」「どんな体験をしてみたい?」「あなたの“好き”は何?」と問いかけたなら、きっと違った選択肢が生まれるはず。そうやって新しい体験、自分らしい旅に出会えたら、滞在がより豊かで心に残る時間になる可能性が広がっていくと思うんです。
実は、多くの人が通り過ぎてしまう市町村にも、たくさんの魅力が詰まっています。繊細な手仕事で丁寧に作られた器や、地域の素材にこだわった料理、その土地のお店でしか味わえない特別な味や体験。そうした“ここにしかないもの”の価値を、もっと多くの人に知ってもらい、実際に足を運んで体感してもらえるような、そんな出会いのきっかけを、この先私たちのサービスを通じて届けられたら——そんな想いもあります。
不定期で浦添港川の外人住宅街に現れるマルシェ。
沖縄素材の食はもちろん、店舗の方や来場者との温かな交流も、この地域ならではの魅力。
ホテルや観光施設、店舗の魅力とゲストをマッチングさせて、楽しみな旅行や体験をより満足度の高いものに、「また来たい、体験したい」を増やしていく。観光業界の未来をNutmegで豊かにしていく、そんな仕事をしていきたいと心から思っています。
Nutmegは仲間を募集中です!🎯
そして、Nutmegではセールスやカスタマーサクセスなど、全方位で仲間を募集中です📣
一緒に働きたい、観光業界を盛り上げたい、と思っていただいた方、ぜひご応募お待ちしております!