【#4】なぜ重度障がい者の私が起業したのか?(はじめての社会との関わり編)
外と関わる。決断。友人たちと出かけた後は、虚しい日常が私には待っていた。外出をきっかけに、なんとなくだけれど、何か行動を起こさなければ、ずっと母や家族といることになる。母や家族から脱出できないことは、なんとなく分かっていた。が、さらにそれが腑に落ちていくようになる。とは言え、母には毎日迷惑かけているし、私に付きっきりなため、見たくもない現実を見ながら、私のケアも行う。そのため仕事もできない。それは収入も得られないことも、意味していた。このまま貯金を食いつぶして行くだけの生活は、将来に不幸が待っている気がしてならない。母親もできるだけ、気を紛らして欲しいし、経済的な収入も得て欲しかった。そ...