今回お話しするのは以下の3つについて。
- ミールキット検討に至った経緯
- ミールキット生産の仕方
- どの様なミールキットにするのか?
サラドについて
サラドは2016年に代表の細井が同僚の病気をきっかけにAppleを辞めて立ち上げたブランドです。病気になった同僚の食事選びを真似て細井自身も食事を変えていったのですが、その際に東京都心で働きながらも選択肢に困ったという経験が元になり創ったブランドが「サラド」です。美味しく食べていただける食事が結果的に人の健康づくりを支援する。そんな事が実現出来る食事を提供することを目指しています。
1. ミールキット検討に至った経緯
サラドも御多分に洩れず3月頃から、徐々にコロナウィルスの影響を受けて、法人のお客様からポツポツとリモートワークを始めるのでオフィスへの配送を一時的に止めて欲しいというリクエストを頂戴し始めました。ご担当窓口の皆様は、ご自身の組織の大変さはよそに、私たちのことを大変気遣いながらもご連絡くださっていたことに感謝しております。
さて、私自身が店に立つようになり、4月は丸一月ワンオペで店頭におりました。大変ありがたいことにテイクアウトのお客様やUberEATSでのご注文が徐々に増え始め、皆様お家にいる機会が増えてらっしゃるのかな?と考えたりもしていました。
実際に店頭にテイクアウトなさりにくるお客様と少しずつですがお話をさせて頂くと、やはり皆様リモートワークをされているケースが多く、「食べるものが偏っちゃうんです...」「食事の観点で健康が気になる...」「丸の野菜を買っても使いきれないことがある...」と言ったお声を聞くようになり、サラドとして今以上に何か出来ることはないかと模索するようになりました。
サラドではテイクアウトとUberEATS等のデリバリーサービスを使用しておりますが、配達圏は広くても半径3.5kmですから、サラダを提供出来るお客様の数は限られます。また、ポツポツと配達県外のお客様や知人からもサラドのサラダを食べたいというお声を頂戴するようになり、これを可能にする方法について思案し始めて、たどり着いたのがサラダのミールキットだったのです。
2. ミールキット生産の仕方
私たちは昨年の夏頃から法人向けにお出ししていたサラダを一部信頼のおける工場に委託し始めていました。というのも、ありがたいことに徐々にサラダの生産数が増えており、松見坂のキッチンだけでは対応出来なくなる可能性があったため、2018年頃からサラダの生産委託が出来る適切な工場探しを始めており、ようやく昨年の夏頃に見つかったという経緯があります。
この工場は日本の中でもかなり有名なブランドや企業の委託も受けていらっしゃる、非常にクオリティの高い工場で、普段から本当に良い仕事をしていただいています。こちらの工場に早速ミールキット生産の可能性を相談したところ、前向きに検討頂くことが出来て、色々と苦心をしながらサンプルの完成まで漕ぎ着けることが出来ました。我々の細かなリクエストにお答えいただいた工場の方々には頭が上がりません。
紆余曲折あり、サラドのサラダのうち以下4種類がまずはミールキットに出来そうだということで、商品化目指して目下準備中です。
- オリジナルBBQコブサラダ
- オリジナルチキンシーザーサラダ
- サバと「液体塩こうじ」のグリルサラダ
- 塩チキンと濃厚ごま油ドレッシングのサラダ
開発初期段階のサラダミールキット。使用するフィルムや、食材の分け方、外装など様々な試行錯誤をしています。
3. どのようなミールキットにするのか
このミールキットはサラドのミッションを体現するような商品に仕上げたいと考えています。サラドは常に「美味しい」「体に良い」「手軽」の3要素を満たすことができる商品づくりをしていますので、今回も可能な限り上記3要素においてトレードオフが起きない商品にすることで、お客様の食事を通した健康づくりに少しでも貢献していきます。
- 「美味しい」
パークハイアット出身のシェフと開発したレシピを踏襲しており、本能的に食べたいと思える味づくりを実現するサラダのミールキットにします。 - 「体に良い」
国が推奨している1食116g(350g/日)の野菜摂取量を上回る野菜の量を1食でまかなえるようにします。 - 「手軽」
全ての食材を工場にて調理済みにしますので、ほぼ調理が必要ない状態に仕上げます。盛り付けだけが必要なキットにして、封を開いたら1分で食べられるようなミールキットを目指します。
この様なサラダに特化したミールキットをご用意し、普段から召し上がって頂くことで、食を通したウェルネスに取り組んで頂ければと思います。
7月上旬を目処に第一弾の商品を提供し始められればと考えていますので、どうぞお楽しみに!開発の状況やリリースのタイミングはまた追ってご報告差し上げます。