みなさん、こんにちは!ソシオネット 長谷川です。
暖かい日も増え、少しずつ春の訪れが近づいてきましたね🌸
さて、今回はソシオネットのオープンソーシャルコミュニティ≪SNC≫の企画として行われた、ワークショップ<なぜなぜ分析トレーニング>を紹介します!
ワークショップとしてなぜなぜ分析を取り扱った背景や気づきなどレポート形式でお届けします!
目次
なぜなぜ分析とは?
なぜなぜ分析を行った背景と目的
なぜなぜ分析の進め方
1、なぜなぜ分析のポイントを理解する
2、グループに分かれてなぜなぜ分析を実施
なぜなぜ分析にファシリテーターを置くメリット
3、影響の大きい要因を特定
なぜなぜ分析とは?
みなさん、これまでに<なぜなぜ分析>という言葉を聞いたことはありますか?
「初めて聞いた!」、「聞いたことはあるけど詳しく知らない」など、いろいろな意見に分かれると思います。実際にソシオネットの社員に聞いたところ、経験者は2割ほどで、ほとんどの社員が聞いたことはあるけどやったことはないという回答が目立ちました。
なぜなぜ分析とは、問題となった事象を論理的に「なぜ?」で繰り返し問い、仕事の進め方や管理の仕組みの欠陥を掘り下げ、問題となった事象の背景に潜む本質的な原因(真因)を見つけ出す分析手法です。一般的に、5回「なぜ」を繰り返すと、根本的な原因にたどり着くと言われています。
なぜなぜ分析を行った背景と目的
みなさん、仕事でミスが起きた際にこんな経験はありませんか?
・「問題が発生したらすぐに対策を考えてしまう」
・「対策を実施したのに、同じ問題が繰り返し発生する」
・「原因を考えたつもりが、結局は“人のミス”に落ち着いてしまう」
一見解決したように思えた問題でも、同じミスを繰り返したり、ミスの原因を人的要因だと捉えていた場合、問題の本質に気づけていない可能性が高く、根本的な解決に繋がっていないと考えられます。
根本的な解決に導くためには、問題の本質を掴むことが重要となります。そのため今回のワークショップでは、問題の本質を探り自分たちで問題を解決する力を高めることを目的に設定しました。
なぜなぜ分析の進め方
1、なぜなぜ分析のポイントを理解する
まずは全体で以下の分析のポイントを学びました。
①なぜを繰り返す:
問題の根本原因を探るため、最低5回はなぜを繰り返す。それ以上でもOK!
②倫理の飛躍に気を付ける:
ただ事象に対して「なぜ」を繰り返すだけではなく、一つ一つの答えが次の問いにしっかりと繋がっているか(因果関係)に注意する。
③主語を明確に、曖昧な表現を避ける:
単なる「確認不足」ではなく、「誰による、何の、確認不足」なのか等、明確にする。
④全員が参加して意見を出し合う:
参加者全員が意見を出し合い、多角的な視野を取り入れることが重要。
2、グループに分かれてなぜなぜ分析を実施
各部門のグループに分かれて、なぜなぜ分析を行いました。
なぜなぜ分析の経験者には、各グループのファシリテーター役として参加してもらいました。ファシリテーターを各グループに置くことによって以下のメリットを感じました。
なぜなぜ分析にファシリテーターを置くメリット
①客観性の確保:
ファシリテーターにより議論が感情的になったり、個人的な意見に偏ったりすることを防ぎ、全員の意見を引き出すなど様々な視点を取り入れ、多角的な分析が可能となる。
②進行とプロセスの管理:
「なぜ」が繰り返されているか、論理の飛躍が起きていないか、分析の議論から話が脱線していないかなど、ファシリテーターが軌道修正することで分析がスムーズに行える。
③問題解決への軌道修正:
分析途中に解決策へと進んでしまうケースがあったが、ファシリテーターがいることにより、原因がしっかりと探れていないことへの軌道修正を行い、問題の本質を理解する段階に集中するよう促すことが可能であった。
ワーク時の分析にはポストイットを使用しました。
原因と結果を視覚的に整理することができ、全体の流れが一目で分かりやすくなりました。また、 ポストイットは思いついたアイデアを素早く書いて出すことができ、自由に書き換えや移動ができるため分析の手段として非常に有効的と感じました。
3、影響の大きい要因を特定
最後は「なぜ」を深掘りをした結果から、特に影響が大きい要因を1つ選ぶところまでワークを行い、前半戦を終了しました。どのグループもテーブルにたくさんのポストイットが並べられているものの、「時間が足りない!」、「まだ分析途中!」といった声が聞こえてきました。特に4~5段階目の分析で、この分析であっているのだろうかという、「分析の正当性に対する迷い」などの声も聞こえ、要因の特定に苦戦した様子が伺えました。
前半レポートを最後までお読みいただきありがとうございます!
各グループ、ここから無事に要因の特定までたどり着けたのでしょうか、、、?
続きは、グループセッションの様子と合わせて後半レポートでお届けできればと思います!
ご興味ある方は次回も是非お読みいただけますと幸いです!