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「顔認証・画像認識による経済圏」をソフトバンクグループのシナジーを活かしながらつくっていく

アリババの日本進出時のECサイト構築や、映像配信サービス、大手アパレル企業とのアプリ開発を手掛けてきた

ソフトバンクのグループ会社にジョインしたのが、2009年です。グルメ系のポイント事業を手掛ける会社で、企画開発業務を担当。小さい会社だったので、システム開発やデザインのディレクションも手掛けました。1つのサービスを丸々担うスキルを身につけたのがこのタイミングです。そして、事業がソフトバンク本体に吸収されて、私も籍を移しました。

その後、アリババの日本法人設立に関与して日本版のECサイトを立ち上げました。ソフトバンクでの仕事としては、スマートフォンでの映像配信サービスの開発や、大手アパレル企業と組んで、「バーチャルフィッティング」アプリの開発を行ってきました。このアプリは自分そっくりなアバターを生成して服をバーチャルで着替えることができるサービスで、一部に顔認識技術が採用されております。このプロジェクトを通じて、画像解析や顔認証技術に興味を持ちました。そして、世界トップレベルのAI企業SenseTime社との協業に関与して、そのままJCVにジョインしたのです。


顔認証や画像解析が日本で受け入れられやすいような、ユースケースやプロダクトを開発

JCVに入社後は、一貫して日本市場向けのプロダクト開発を担当しています。SenseTime社のテクノロジーやプロダクトをベースに、日本独自のユースケースやプロダクトをつくり、多くの法人や個人のお客様に使っていただくのが目的です。

「温度管理アプリ」は、コロナウイルスの影響から様々な施設に導入させていただいた、異常温度検知ソリューション「SenseThunder」の顔認証、温度履歴を簡単に管理できるアプリです。異常温度を検知した際はリアルタイムに管理者のスマートフォンに通知することもできます。お客様や社内の声を集めて企画から開発までを行い、いまでは多くのお客様に使っていただいています。

また、IPカメラを使った人物解析ソリューション「SenseNebula」のリリースに伴い、「タグ&トラック」というアプリも開発しました。このアプリではIPカメラで捉えた人物に不審者などのタグ付けを行い、次回以降の検知時に通知を行うことができるものです。タグは自由に生成して付与できるため、業態問わず様々なニーズに対応することができるのが、このサービスの特徴です。

あとは他社システムとの連携なども積極的に行っています。一つの例として、LINE連携は利用者向けのプロダクトとなり、LINEトーク上で自身の顔を撮影すると、JCVのクラウドシステムに顔情報が登録され、ビルの入退館や勤怠管理、ショッピングにおける決済に活用できるようになります。加えて、認証時の通知がLINEに送られるので、安心して使うことができます。このサービスは、JCVのクラウドシステムのAPIとLINEのAPIを連携して開発しました。今後はグループ内、グループ外に関わらず、各社と連携したサービスもどんどん提供していきたいと思っています。


「顔認証・画像認識による経済圏」のインフラが、ここまで整っている環境は無い

現在の私のミッションは、「顔認証・画像認識による経済圏」をつくること。顔認証、温度検知デバイス「SenseThunder」を展開することで、店舗やオフィスの入り口で「顔をかざす」という行為が当たり前になりました。ただ、特定の場所と用途でしか利用されないうちは、利便性やセキュリティ面などの顔認証の本当の良さを実感してもらえていないと思っています。

たとえば、一枚の顔写真を登録しておくだけで、毎日の通勤電車の改札、オフィスへの入退館、昼食時の決済など、すべてが顔認証で行えることで利便性が飛躍的に向上します。また、銀行や行政施設での本人確認業務などの有人業務も自動化され、セキュリティも堅牢化します。利用者側としては、最初は抵抗感があるかもしれませんが、物理鍵やID、PWが必要なく、あらゆるサービスが瞬時で提供される便利さを感じることで、普及が後押しされるでしょう。

そのような社会の変化を、JCVが率先してつくりだす。私のミッションはそれだけと言っても過言ではありません。そこで武器になるのは、世界トップレベルのSenseTime社のAI技術と、オンライン、オフラインともに巨大なタッチポイントを持っているソフトバンクグループのシナジーを活用できることです。

SenseTime社の開発スピードはもの凄く早いので、新しいプロダクトが次々と日本に入ってくる。それによって常に新しいソリューションをトライアンドエラーできるのも、JCVのプロダクト開発の面白さです。最近では、顔認証だけではなく画像解析やAR技術を使った新しいユースケースづくりにも力をいれています。


成功するための多くのチャレンジ。それを奨励するカルチャーがある

ただし、そう簡単に上手くいかないのは、承知しています。私自身、これまでのキャリアにおいて、数々の事業に関わってきましたが、失敗に終わったものが多いのも正直なところです。100の事業をつくって1つ当たるくらいでも、かなりの高打率と言っていいでしょう。言い換えれば、1つの成功を生み出すためには、99の失敗が必要になるので、JCVも多くのチャレンジができる環境であり続けることを大切にしています。

私自身もJCVではリリースしたプロダクトが、ほとんど誰にも使われなかった経験もあります。それでも、社内で非難されたり、チャレンジを否定されたことは一切ありません。トライアンドエラーを何よりも優先するカルチャーが、JCVには根付いているからです。

社内では、法人顧客と直接対峙する営業や、開発を担当するエンジニアと、垣根無く協働しています。皆で一体となってプロダクトをつくって、実証実験して製品化していくスタイルです。営業が起点となって、顧客を巻きこんでプロダクトをつくることも数多くあります。100名規模の会社なので、「日本で顔認証、画像解析の文化をつくる」その想いを持ちながら、全員でものづくりをしています。そのような環境で試行錯誤を重ねたい方に、ぜひ、ジョインしていただきたいですね。

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