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Assured事業2024年振り返り

こんにちは、株式会社アシュアード 代表の大森です。

昨年末ふと思い立ちAssured事業の2023年振り返り記事を書いてみたところ、自身の振り返りにもなり学びが多くあったので、今年も書いてみようと本記事の執筆に至っています。宜しければ御覧ください。

Assured事業にとっての2024年とは

Assured事業の正式リリースは2022年1月25日なので、2024年はちょうど3年目でした。

以前、事業立ち上げへの想いを記事にしましたが、世の中が向かうだろう未来に対して、今の仕組みは耐えられないのではないかとの強い思い(現状への違和感)からサービスを立ち上げました。

世の中にまだない新しいビジネスだったため、最初の1-2年目は高い理想とは裏腹に、ビジネスとしての実現可能性は不透明で、暗中模索を繰り返す日々でした。

そんなトンネルを抜け、迎えたのが2024年です。飛躍の年と位置づけ、事業成長のための合理的な選択はもちろん、中長期を見据えた挑戦や組織づくりに手を広げ始める事ができました。

その一例をご紹介します。

採用コンセプトのアップデート

2023年までの採用ページは、代表である私の、「社会を変える事業を創りたい」とのメッセージを推したものでした。

まだ何者でもなく、事業としても未知なる大海に船を漕ぎ出したばかりのなかで、代表である私が未来の仲間(採用候補者様)に伝えられることは、私自身がビズリーチの成長を見てきた中で感じた、「価値ある事業を創り上げ、世の中を変えていく事」の面白さだと思っていたからです。
そしてその思いに呼応し、頼もしい仲間が集まりはじめ、自分ひとりでは到底なしえない、様々な価値が生み出されるようになっていきました。

このタイミングで、採用コンセプトを大きく変えました。
それが、今の採用サイトにある「波を、起こそう。」

採用サイトのコピー

事業という物語の主人公は、私(代表)ではなく、集ってくれた仲間。

多様な仲間が集まり、「社会課題の解決」のため共創していくことで、必ず道は拓ける。課題の解決を目指す上で、「いつか誰かがなんとかしてくれる」なんて待たない。なぜなら、ここには背中を預け合える頼れる仲間がいるから。そんな想いを込めて制作しました。

また、この採用サイトのディレクションは私ではなく、ビジネス職として入社してくれた仲間が、前職の人事経験を活かして2ヶ月という短い期間の中で形にしてくれたものであり、制作プロセスも含め、コンセプトが詰まったものになっています。

サービス関連露出の強化

マーケティング投資方針も、2023年までとは少し変えました。これまでは直接的かつ短期的な成果を期待した施策に終始していたのですが、それだけではない在り方を模索しはじめた年でした。

一例としては7月に行ったタクシー広告・サイネージ広告等のOOH広告。いくつかの仮説は持ちつつも、組織として経験がなかったため、5月頃に「まずはやってみよう」と旗を立て、これまた、当時マーケティング職として入社したばかりの仲間が2ヶ月で形にしてくれました。

セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」、初のタクシーCM「リスクは安心な顔をしてやってくる」篇放映開始!駅構内サイネージ、車両内ビジョン等でも一斉公開Visionalのプレスリリース(2024年7月12日 11時30分)セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」、prtimes.jp

やってみての学びは多くあるのですが、中でも、少なくない金額を投資する上で、サービス訴求・ポジショニングを集中して考えるきっかけになり、そこから生まれた気づきは、今に繋がる資産となりました。

また、短期的なマーケティングとは切り分け、創業時から取り組んでいる広報・PRも、今年大きな出来事がありました。それは日経新聞(朝刊)の一面にAssuredの調査結果が掲載されたことです。

「日本経済新聞(2024年4月21日 朝刊一面)」に掲載されました「日本経済新聞」の朝刊一面にて、Assuredと日本経済新聞が共同で行った調査結果が掲載されました。クラウドサービスにおけassured.jp

「セキュリティの第三者評価(中立的な立場から評価を行うこと)」という独自価値を提供するAssuredだからこそ社会に伝えられることがあるだろうと信じ進めて参りましたが、前述のような形で取り上げていただけたことは、大きな自信に繋がりました。

プロダクトの改善。そして改善の改善

採用活動やマーケティングなどの対外的な活動だけでなく、もちろん、サービス自体の磨き込みも大きく変化がありました。

今年、記念すべき100回目のリリースを迎えたのですが、合わせて、モノづくりのプロセスも大きく刷新しました。

職能横断で行う、開発機能のお披露目会(隔週開催)

そもそも、Assuredサービスが置かれている市場環境は少し特殊で、お客様の中でも課題解決に向けた答えがなく、かつ明確な競合も不在なため、お客様にとっての「未来の当たり前」を私たち自身が考え・創り出していくことが強く求められます。

そのため、プロダクトづくりも、お客様目線を持ちつつもプロダクトアウトでの企画開発をしていくことが欠かせず、ビジネス・プロダクト・セキュリティエキスパート等、多様な職能がそれぞれの観点を持ち寄り、共創することが重要になります。

そこで、職能横断で「魂込め会」(プロダクトに魂≒意志を込める会)を設けるなど、プロダクト改善の在り方を常に改善し続けています。

また、プロダクトアウトな企画開発の過程では多くの「発明」も生まれるため、より多くのアイデアを生み出し、またその価値を高め、守っていくためにも、特許出願・権利化、他社特許調査など、知財活動を積極的に行っています。

Assuredという新しい仕組みの「発明」でパラダイムシフトを起こす   | Visional Designer Blogこんにちは、Assured(アシュアード)事業の戸谷です。本記事は、Visionalにおける「デザインと知財の協働」をテーdesign.visional.inc

具体的には、今年は例年の10倍近い特許を取得しています。審査中のものも含めると、保有する特許の数は更に増加する見込みで、プロダクト開発と合わせ、来年以降さらに強化していきたい点です。

お客様に最大の価値を届けるために。事業部横断の共創を加速

今回の記事は前回記事の流れを受け、「Assured事業」を中心とする話ですが、株式会社アシュアードは設立時から2事業(Assured事業/yamory事業)の同時立ち上げを目論むスタートアップです。

両事業ともに創業フェーズだったため、あえて「シナジー」は意識せず、各事業がそれぞれのお客様・課題に向き合い、まずはサバイブする(眼の前のお客様に価値を提供し、受け入れていただける)ことを主眼に置いて取り組んできました。

結果、全員の努力と、お客様に恵まれ、両事業ともに歩みを前に進めることができました。
2024年からは、「会社として次のステージへ」との想いを掲げ、事業部横断での「共創」を加速し始めています。

両事業が交わり行う定例会議の様子(月次開催)

期初の会社キックオフでは「Unite」をテーマに掲げ、両事業の懇親に振り切った企画を、実行委員の皆さんが企画してくれました。

半期に一度の会社キックオフ(後の懇親会)

また、実務面では業務プロセスの一部統合や、両事業のお客様に向けた共同イベントの開催など、文字通り「Unite」の始まりとなる一年となりました。

最高の仲間と歴史を創ろう

色々振り返ってみても、何よりも思うのは、2024年も心から信頼できる仲間に出会えたことです。そして入社下さった方々が組織に馴染み、力を発揮いただけるのも、それ以前から参画してくれていた仲間たちが全力で巻き込み・巻き込まれてくれたからであり、昨年に引き続き、結局は「人」だなと、至るところで感じた一年でした。

新しい価値を創り、世に届ける(そして世の中を変えていく)ためには、山あり谷あり、凸凹した道を長く歩き続ける必要があります。事業の調子が良い時に雰囲気が良いのはある種当然であり、うまくいかない時でも、全員がひとつとなり、歯を食いしばりながら、信じた未来を実現しようと歩み続けられるチームでありたいと考えています。

そうした在り方を実現するうえでは、合理だけを一方的に押し付けるのではなく、情理(人の心)を大切にし、尊重しあえる組織を目指したいと考えていて、2023年に続き、月次の懇親会や部活動をはじめとする相互理解や交流の取り組みを奨励しています。

軽音部

キャンプ部

また、半期に一度、組織コンディションの把握と、組織として改善すべきことを洗い出すためにeNPS(※)の計測を行っているのですが、昨年に続きスコアは良好な一方、自由コメント欄には「もっとこういう組織にしたい」と熱いメッセージが溢れていました。

※Employee Net Promoter Score/職場の推奨度を数値化したもの。

そして、Assuredは入社経路の半数がリファラル(既存社員からの紹介)であるなど、全員がより良い組織づくりを目指して積極的に巻き込み・巻き込まれてくれていることも、代表である私としては大変頼もしく、同時に背筋が伸びる思いでいます。

最後に

昨年同様長文になってしまったなかで、ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。来年もさらなる飛躍を目指し、挑戦を続けてまいります。

そして、飛躍を目指すにあたって、ともに同じ船に乗り挑戦いただける方を探しています。新年を迎え今後のキャリアを少しでも検討されるようでしたら、ぜひ一度お話の機会をいただけますと幸いです。

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