Assured|note
株式会社アシュアードが運営する事業「Assured(アシュアード)」の公式アカウントです。 まだカタチのない未踏のフィールドで、事業づくりに挑戦する過程や仲間たちをご紹介します。
https://note.com/assuredjp
※このストーリーは、2024年8月19日に Assured note で公開した記事を転載したものです。
ProjectReportでは、Assuredメンバーひとりひとりのリアルな業務内容にフォーカスを当て、どんなことを、どんな思いを持って取り組んでいるのか、どんな新たな波を起こしているのかについてご紹介します。
渡邉 舞/Mai Watanabe
2014年4月に株式会社オプトへ新卒入社。インターネット広告の営業、仕入れ部門などの経験を経て マーケティングプランナーとして従事。その後、ホールディングス採用マネージャーとして従事したのち、 新規事業へチャレンジ。 2023年12月、株式会社アシュアードにキャリア入社。プロバイダーグロースチーム(クラウドサービス事業者様担当)として、 クラウドサービス事業者様にサービスをご提供する役割を担当。
Assured事業として初めての、オンオフ混合のトークセッション形式でのセミナーを開催。セミナー後はオフライン参加の方々懇親会を実施。オンオフ合わせて約150名の方にご参加いただきました。
トークセッションには、freee様、Safie様、ログラス様、エンバーポイント様と、日本のクラウドサービスを代表する錚々たる企業の皆様にご登壇いただきました。
Assuredは、クラウドサービスを提供している「クラウドサービス事業者様」と、それを利用する「クラウドサービス利用企業様」をつなぐプラットフォームを展開しています。今回は、「クラウドサービス事業者様」に向けたイベントでした。
プラットフォームで何を展開しているかと言うと「利用企業様が安心してクラウドサービスを利用することができる第三者評価情報」です。
具体的なイメージや、クラウドサービス事業者様が何にお困りかについては、こちらをぜひご確認ください。
私たちは、クラウドサービス事業者様が感じている、「企業別に内容が異なるセキュリティチェックシートへ対応することでしかセキュリティの信頼性を示せない」という課題に対して、「共通のセキュリティチェックフォーマットを用意し、その回答に対し専門家によるレビューを行い、第三者評価情報としてレポートとしてユーザー企業様へ提供する」というやり方で双方が信頼しあうための新たな仕組み作りにチャレンジしています。Assuredでの評価が、相互の信頼関係のための共通言語になり、セキュリティチェックが標準化される世界を目指しています。
と、ここまで記載してきた背景や思いを数多くのクラウドサービス事業者様にお伝えし、ご協力のお願いをしてきました。私がその過程で感じたことは「誰よりもこの課題に対して熱意を持っているのは、クラウドサービス事業者様の皆様こそではないか」ということでした。
当事者としてセキュリティチェックへの対応に課題を感じているのはもちろんですが、ただそれだけではなく業界全体の仕組みに対して課題感じている方にたくさんお会いしました。セキュリティの観点でお互いに安心できるお取引をする。そのために、「既存の仕組みそのものから絶対に変えていくべき課題」「みんなで一緒に業界の当たり前を変え、新たな仕組みを作りたい」と、強い思いを持たれている方がたくさんいらっしゃるのです。「Assuredにそのリードをして欲しい」という、ありがたくも背筋が伸びるお言葉もたくさんいただきました。
そんななか、とあるクラウドサービス事業者様から「渡邉さん、同じ課題感を持った人たちと会って話したらお互いにいろんな発見があると思う。Assuredさんでオフラインイベントやってみてよ。」と、お声をいただき、よしこれはやるしかないと腰を上げて取り組んだのが今回のイベントでした。
まずはクラウドサービス事業者様の方々がみんなで集まって、お互いに課題と感じていることを語り合い、業界を変えていくにはどうしたらいいのかを話す場として、トークセッション形式のセミナーと座談会を実施しました。
初めてのオンオフ混合のイベントで、配信周りも頑張って用意しました。これもプチチャレンジ!
今回のイベントを通じて、サービスをご利用いただいている皆様(私はパートナーと勝手に呼んでいます)と一緒に業界を変えるんだ!と改めて強く思った瞬間でした。
もちろん、私たちも事業を営んでいるので、今回の取り組みに関しても目先の目的には私たちのサービスの認知や利用促進という点は含まれていました。一方で、私たちが目指す未来に向かって、私たち一つの企業だけでは成し遂げられない、この業界にいるみんなで一緒に波紋を広げていく必要があるし、そしてその仲間がこれだけいるんだなと胸が熱くなりました。
ただ事業としての数字を作っていくだけでなく、こうして多くの方を巻き込んで業界を変えていこうとしている、そんなチャレンジの一歩目になったことは私たちにとって間違いなく大きなポイントでした。
また、今回お集まりいただいた皆様のご感想を聞いいると「これだけ同じことに課題を感じている人がいることに驚いた」というお声を多くいただきました。これから業界全体の仕組みを抜本的に変えていくときに、同じ熱意を持った人たちがその存在をお互いに認知できたことは今回の取り組みにおける大きなポイントだったと思います。
シンプルに、私たちにとって、クラウドサービス事業者様の皆様の声を改めて聞く貴重な機会になりましたし、クラウドサービス事業者様同士の横のつながりの中で交流する機会になりました。参加いただいた皆様からは「滅多にない機会だから、ぜひ今後も開いて欲しい」という嬉しいお声もいただいています。
また、同時に私たちAssuredに思った以上に高い熱量でご期待をいただいているということを実感する機会にもなりました。そして、それをクラウドサービス事業者様の担当である私自身だけでなく、社員のメンバー全員にも伝搬できたことも一つ良かったことだと思います。
クラウドサービス事業者様が集まればこれだけの熱量が生まれるのだなという一つの良い体験ができたので、今後もサービスを磨き込んで提供していくことはもちろん、さらに私たちが一つのハブとなって業界を変えていくための熱量が集まる場所づくりをしていきたい、と改めて気持ちが高まった瞬間でした。
懇親会にて熱く語る様子
実は、このチームが立ち上がった当初、今回のようなイベント開催は先の未来ではやりたいものの、足元の計画の中にはありませんでした。
でも、多くのクラウドサービス事業者様とお会いする中で、ふと、「私たちAssuredという仕組みさえあれば、世の中が変わるとどこかで勘違いしてしまっていたのではないか」。世の中は、一人では変えられないという当たり前なことに気づいたのです。
私たちは、新たな仕組みを投げかけているだけ、それはあくまで変わるきっかけでしかない。課題に向き合っている業界の当事者たち全員で、このきっかけを活用し、広めていかなければ何も当たり前は変わらない。変化を起こすために重要なことは何かということに、改めて気付かされました。
世の中を一人(一事業)では変えられない、というのは当たり前のことですが、案外、一生懸命事業に向き合っているからこそ忘れがちな感覚ではないでしょうか。
事業という変化のきっかけを担いで、それを業界に投げ込みより大きな波紋を超すために、その一歩目を私が作りたい。そんな思いで、今回のイベントを実行するに至りました。
これからはこのイベントを一つのスタートラインとして、同じ課題と向き合う当事者の皆様と一緒に、Assuredが目指す世界に向けてさらに次の一歩へと進んでいきたいと思います。