Assured|note
株式会社アシュアードが運営する事業「Assured(アシュアード)」の公式アカウントです。 まだカタチのない未踏のフィールドで、事業づくりに挑戦する過程や仲間たちをご紹介します。
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※このストーリーは、2024年8月21日に Assured note で公開した記事を転載したものです。
こんにちは。Assured人事の密谷です。
今回はAssuredのエンジニアの岩松さんに、どのような思いでプロダクトづくりだけでなく、事業づくりや組織づくりなどに取り組んでいるのか聞きましたので、ぜひご覧ください。
岩松 竜也 / Tatsuya Iwamatasu
2015年、株式会社ビズリーチにエンジニアとして新卒入社。
HRMOS採用の開発や新卒採用リクルーターに携わり、2020年にAssuredの立ち上げに参画。バックエンドを中心にフロントエンド、インフラと開発全般を担当。
もともと幼い頃からゲームやコンピュータが好きで、自分もゲームを作ってみたいなと思っていました。そのため、大学では情報システムを専攻し、サークルではチームでゲーム作りもしていました。しかし、当初は授業で習うようなC/C++言語に馴染めなかったのでプログラミングに苦手意識を持っていました(笑)。あるとき、サークルで管理していたWebシステムに問題があったものの、誰もコードを触ったことがなく困っていたことがありました。そこで自分が言語や仕様を勉強しシステムを直したのですが、誰かの困りごとを解決し喜んでもらえるのは嬉しいなと思いました。そこからプログラミングおよびエンジニアリングで課題を解決すること、その先に喜んでくれる人たちを想像することに楽しさを感じるようになりましたし、それを仕事にしてみたいと思うようになりました。
その後、エンジニアのアルバイトに就くことができたため、プログラミングへの苦手意識を克服し、エンジニアとしてより成長できる環境を目指してみたいと思うようになりました。また、就職活動を前にインターンとして少人数のスタートアップに参画したのですが、セールスや企画、デザイナーなど、様々な職能が横断的に背中を預け合い、自分たちの考えたビジネスモデルを広めていく環境は楽しいと感じました。自分の行動や技術がビジネスに影響を及ぼす体験は新鮮でしたし、自身が解決できる課題が大きくなるほどレバレッジが効くのだろうと思いました。
こういったモチベーションに加え、地方出身者として人口減少を肌で感じる身であったこともあり、せっかく働くのであればより大きな社会の課題解決につながる事業を運営する企業を探していました。そんな中で出会ったビズリーチは当時はまだ世の中に浸透していない「ダイレクトリクルーティング」という新たな採用のあり方を提唱しており、課題解決の仕組みが面白いと感じていました。そして圧倒的な熱量でビジョンを語る南さん(ビズリーチ創業者/現 Visional代表)や、エンジニアとして優秀な技術力を持ちながらも自分でビジネスも作りあげられる竹内さん(当時のビズリーチCTO/現 Visional CTO)、多くの優秀な方々の話を聞き「この環境であれば成長していける。この人たちは信じられそうだ」と思い入社を決めました。最終的には人の魅力が決め手だったと思います。
入社後は今のHRMOS事業部に配属され、新規プロダクトの開発に携わっていました。開発の難易度が高くスピード感もあり、やりがいを感じていたのですが、周りの優秀な先輩方に圧倒される日々で、学生時代に築き上げた小さなプライドはすぐにへし折られました(笑)。
もともと私は、任された仕事から必要なタスクを抽出し解決までの時間を要さない、いわゆる器用に物事をこなすタイプでしたが、あるとき尊敬する先輩から「エンジニアは表層の理解でもある程度仕事はできるけど、より大きな視野や深い知識を持って仕事をしていかなければ大きな課題を解決できない。より大きな課題解決を目指すのであればこそ、基礎の知識を1から学ぶ習慣を身に付けた方が良い」というフィードバックをもらいました。これをきっかけに、その先輩や同期を巻き込んで勉強会を開いたり、技術書を何周も読んだりOSSを読み漁ったり、業務で直接利用しないプログラミング言語も勉強したりと真面目に技術を習得する習慣を身につけていきました。このタイミングでエンジニアとしてキャリアの土台を作ってもらえたことに、とても感謝しています。
HRMOS事業部に配属されて数年経ち技術力に自信がついてきた頃、ゼロから機能開発に携わる機会を得ることができました。ユーザの課題を探し自分で企画、ほぼ全ての実装を担当、周りの人にも協力してもらい、お客様に機能を提供することができました。ところが実際に運用してみると、その機能はあまり利用されておらず事業として継続できないという判断となりました。これはユーザの声と向き合わず、使いたい技術や自分の力に執着してしまったことが原因だったと思いますが、当時はとてもショックでした。しかし、そこからユーザの課題にちゃんと向き合うこと、あらゆる手段で課題解決に取り組むことを強く意識するようになりました。
自分の課題解決・価値提供できる範囲を広げていきたいと思い始めたタイミングで代表(であり新卒入社同期)の大森さんから、Assuredの事業立ち上げの相談を受けたことがきっかけです。私はHRMOS事業部でセキュリティチェックシートを対応していた経験があったり、エンジニア採用にも携わっていた経験もあったので、まさに大森さんが当時困っていたことに対して自分の経験を活かして力になれるのであれば、という思いで相談に乗っていました。
そこから話を聞いているうちに自分もAssuredの当事者として事業立ち上げをしてみたいと少しずつ思うようになっていきました。Assuredという立ち上げフェーズに飛び込むということは、ビジネスの理解、組織をつくる、お客様の本質的な課題を見つけるなど、事業全体に対して必要なことを実行していく必要があるので、自ずと自分の価値提供・課題解決の範囲も広がっていくことが想像でき、自分の目指したい姿を目指せる場所なのではないかと思うようになりました。また、ビズリーチに入社を決めたときもそうですが、自分は「何をやるか」以上に「誰とやるか」を重視していたため、自分にとって大森さんを一人の人として心から信頼できると思い、最後は転籍することを決めました。
2点ありまして、1つ目はこれまでにない業務フローをプロダクトに落としこめることです。Assuredが解決する課題は、これまで暗黙的に存在していた商習慣であり誰も正解を知りません。その上で「こうすればより良い状態を作れるのではないか」「こういった抽象化ができるのではないか」「こういった仕組みをどう効率的に運用するか」といったことを考慮し、プロダクトのリリース速度、スケールのコストなども気にする必要があります。このように多種多様な変数から最適解を考え、開発を進めるのは簡単ではありませんが、これまで得た力を世の中に還元しているという感覚があります。
2つ目はAssuredでは事業をつくる目線での学びも必要とされることです。まだ世の中に正解のない領域のプロダクトだからこそ、事業をつくる上ではマーケットの情報収集、お客様の理解、セキュリティに関する知識など、必要とされる知見が多くあります。これまで、技術的なことに関する知識はある程度身につけてきたつもりでしたが、それ以外の情報については、この事業に携わる上ではまだまだ自分には不足していると感じています。そういった情報を自分の力だけで身につけるのではなく、Assuredではマーケットやお客様と日々向き合っているビジネス職の仲間、専門資格を持ったセキュリティ職の仲間などから色んな情報を得る機会があり、事業目線を持ちながらプロダクトづくりをしたい方には、とてもやりがいのある環境だと思います。
このように、Assuredではプロダクトづくりや日々の開発において、チームの力で課題解決に向き合うことができます。良いものを作ったとしても、お客様に「良い」と思ってもらうためには自分だけでは力が足りませんし、お客様の協力も欠かせません。自分一人で頑張るのではなく、お客様・周りの方々・Assuredの仲間とともに1つ1つ課題を解決し、実現していける環境があるのは自分にとってはとても面白いですし、やりがいのあることだと思います。
Assuredは社会のど真ん中にある課題に向き合っていると思いますし、そこに対して一緒に課題解決をしていく仲間が少しずつ集まり始めています。ただ、私たちが解決すべき課題は非常に大きく、そのためにはより仲間を集め、より良い組織を作ることが事業の成長を加速させていくためには何より大切です。そして、その集まった仲間で取り組むことの成果を最大化するために、何事にも率先して手を挙げ、積極的に巻き込まれ、フォロワーシップを持つ、など役割にとらわれずになんでも取り組んでいきたいと思っています。
Assuredに関わる中で「このタイミングでこの人がいなければ今の事業やプロダクトはなかった、事業が存続していなかった」という場面に直面してきたこともあり、事業とは仲間や周りの人の力があってできるものなのだ、と心から思っています。だからこそ、自分の成果ではなく組織や事業の成果を最大化することも世の中の課題解決をすることなのだと思っています。もしかしたら、これまで関わってきた方々、支えてくださっている方々への恩返しのような気持ちにも近いのかもしれません。
人と一緒に事業をつくっていくことを楽しめる方と働きたいですね。事業としてはまだまだ複雑で未開拓な領域に挑戦し続けていく土壌があります。一緒に課題解決に向かっていけるメンバーがいれば、自分次第で価値を発揮できる範囲は広がっていくのだと考えています。
もしエンジニアリングだけでなく、プロダクト全体・組織全体、そして事業全体に貢献できるようになりたいと思っている方がいましたら、ぜひ一度お話ししましょう!