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金融 → IT業界へ。IT監査のドメインエキスパートとして、「Assured」の可能性を広げていきたい。

※このストーリーは、2023年6月12日に Assured note で公開した記事を転載したものです。


こんにちは。Assured事業部 採用担当です。
今回は、クラウドリスク評価「Assured(アシュアード)」で、セキュリティ領域のスペシャリストとして事業開発を推進している渡邉 悠子さんにインタビューを行いました。
IT監査に関わるキャリアのきっかけや、Assured事業部にジョインした想い、実際の新規事業づくりの面白さなどについて聞いてみました。


渡邉 悠子/Yuko Watanabe
ITコンサルティング企業に新卒入社し、銀行で決済システムの保守運用業務に従事。外資系銀行で同様の業務を経験後、東京拠点の地方銀行にてサイバーセキュリティ等のシステム監査を含む各種内部監査を経験。2023年1月に株式会社アシュアードにジョインし、セキュリティのドメインエキスパートとして幅広い業務を担当。SaaSのシステムリスク評価及び管理を利用者、プロバイダー、プロダクト等様々な観点から考え、形にすることに奮闘中。

自分自身が当事者として感じていた課題を、「Assured」を通じて解決したい。

── まずは、これまでのご経歴について教えてください。IT監査の業務に関わるキャリアのスタートはどんなきっかけだったのでしょうか?

はい。新卒でITコンサルの企業に就職し、セキュリティとは縁遠いところからキャリアをスタートしました。入社後は、金融系の事業会社でのIT業務支援を中心に行い、お客様先のIT部門で大規模システムの保守運用の業務に従事しました。その後、外資系金融機関のシステム部門へ転職し、引き続き金融系システムの保守運用業務を行いました。

その後、1年のバックパッカーなどを経験した後、知人に声をかけていただき、銀行の内部監査部門へ転職しました。内部監査領域は未経験でしたが、今までの経験を十分に活かせる仕事も良さそうと思った反面、想像ができる環境よりも新しい分野で新しいことを経験できる職場の方が、自分にとって楽しそうだと感じ、転職を決めました。
最初は監査人ではなく、総務やシステム管理などを行いながら、監査の計画作成支援など行いました。監査支援などの業務に関わる中で、もっと内部監査について学んでみたいと思い、CIAやCISAなどの監査資格の勉強を始めたのをきっかけに、実際の監査業務にも関わるようになっていきました。最初は業務監査からはじめ、その後、今までのITシステムに関わる経験を活かしてシステム監査をメインに行うようになり、最後の年は、主任として業務を進めました。

──未経験からの内部監査。システム監査の世界に足を踏み入れてみて、実際にどうでしたか?

それまで、システムの保守運用業務をやっていましたが、大きい会社や大きい組織のIT部門であればあるほど、一部の特定の部分の業務をしていることが多く、「何のためにその作業をやってるのか?」「どんな意味があって行っているのか?」と疑問に思うことがありました。
システム監査の業務を通して、ITの業務の全体の流れを包括的に俯瞰して見ることができるので、今までの自分の業務の意義や目的を改めて知ることができ、とても興味深いと感じました。

── 金融業界でのご経験が長い中で、Assured事業部にジョインした経緯を教えてください。

当時事業部長だった大森(厚志)さんから声をかけていただき、「Assured」の存在を知りました。
前職で6年半ほど内部監査部で経験を積んだタイミングだったので、今後の将来について、このままずっとスペシャリストとして続けていくのか、漠然と考えはじめた時にタイミングよくご連絡をいただきました。
大森さんから事業の話を聞いて、システムリスクを評価することの重要性と課題は私自身が内部監査業務を行う中で日頃から感じていたので、サービスの必要性やAssuredが解決したいセキュリティ領域の課題に非常に共感しました。

またドメインエキスパートというポジションについても、これまでのIT監査の経験をベースに事業づくりをする。という全く新しい経験ができるという点で、非常に興味深く感じました。 ドメインエキスパートという職種はまだあまり聞き慣れないポジションかと思いますが、だからこそ飛び込んでみる価値や新しいキャリアパスとしての面白さ感じました。

── 他業界の新規事業にチャレンジすることは、大胆な決断かと思いますが、不安などはありませんでしたか?

正直、自分がちゃんとついていけるかどうか?しっかり貢献できるか?という不安はありました。
ですが、それ以上に新しい環境や新しいことをやってみたいという気持ちが大きかったです。

また、大森さんをはじめ、入社を決める前にチームのメンバーとお話をする機会がありましたが、事業立ち上げという様々な困難や障害がある中で、チーム一丸となって協力し合い、前向きに進んでいくチームの明るさを感じ、私もこういった環境で一緒に事業づくりに挑戦してみたいと感じました。
どんな困難でも乗り越えていけそうなチームの前向きな姿勢を感じたからこそ、飛び込む決意ができたと思います。

手触り感をもって自ら事業を成長させる面白さ。

── 入社後、ドメインエキスパートとして、どのような業務に取り組んでいますか?

Assured事業部では、前職のIT監査経験や知見をベースに、横断的に事業づくりに関わっています。
ドメインエキスパートとしての業務は主に三つに分類できると考えています。
一つ目は評価業務です。クラウドサービス事業者様から来たチェックシートの回答をレビューします。この業務はこれまでのIT監査の業務と共通点が多く、非常に監査経験が活きている部分です。

二つ目は、お客様が円滑にAssuredを用いてリスク評価業務を行うためのサポートです。お客様のなかでこれまで存在していた業務プロセスを紐解きながら、どのようにAssuredをお使いいただくと良いのかを一緒に考え、策定していきます。 例えば、これまで利用していたチェックシートと、「Assured」の評価フォーマットとを照らしあわせながら、「Assured」をどう運用に組み込んでいただくと良さそうか、伴走支援を行っています。また、「Assured」は自治体様との連携も積極的に取り組んでおり、民間企業様に限らず、官公庁様に対する支援も行っています。
監査法人やコンサル企業などでクライアントワークをされている方は非常に近い業務かと思います。

三つ目はプロダクト開発です。プロダクトに対してセキュリティ観点をどう反映していくか、社内外様々な意見を聞きながら、プロダクト開発を進めてます。
監査の経歴を持っている方の中で、プロダクト開発に携わる経験をお持ちの方はあまりいらっしゃらないかと思いますが、私自身もAssured事業部にジョインして、初めて事業づくりに関わりました。

── 事業づくりに実際に関わってみていかがですか?

大変な部分もありますが、同時に手触り感をもって、自ら事業を成長させる経験は、非常にやりがいを感じます。
直近、プロダクト開発の一つとして、チェックシートを改定するプロジェクトを進めましたが、お客様のニーズの把握や内部での要望を汲み取りながら、少しずつイメージしたものを形にしていく過程や、その変化に対してお客様のフィードバックを直接いただけることも、事業づくりの醍醐味だと思います。

また、入社してもうすぐ半年ですが、この数ヶ月の事業成長やプロダクト開発を通して、「Assured」が現在提供しているサービス以上に、社会にもっと役に立つ可能性があると感じています。
よりお客様に感動してもらえるようなプロダクトに成長できるよう、「Assured」の可能性を自分の手で広げていきたいです。

── その他にドメインエキスパートとして得られる経験の魅力はありますか?

セキュリティについてだけではなく、事業視点で考える高い視座を養える点だと思います。

この点は前職の内部監査業務に少し似ているので、そのお話からしたいと思います。内部監査の仕事を学んだ際に、欧米では内部監査の仕事は将来マネジメントを志向する若手のための職種でもあると聞きました。内部監査では、組織、文化、業務プロセス等の構造を把握し、リスクを明確にすることを目指す中で、高い視座が身につきます。このような経験をした若手が再度現場に戻ることで、自ずとその若手はマネジメント層に近い考え方や行動をする、将来のマネジメント候補となります。

アシュアードに入社し、この考え方はAssuredのドメインエキスパートも似ていると感じました。なぜなら、ドメインエキスパートとして、専門知識や経験を活かしセキュリティに関する様々な事項を検討しながらも、同時に、それらを実際にサービスに落とし込み事業として成り立たせる為にはどのように意思決定をすべきかを合わせて考える必要があるからです。
また、自分たちだけでなくセールス、カスタマーサクセス、オペレーション、プロダクト等それぞれの職能における意思決定や議論にも加わります。セキュリティだけではなく事業について考え実行することは、セキュリティのドメインエキスパート職かつAssuredの現在の事業フェーズだからこそ得られる経験で、セキュリティの知識だけではなく経営の視点で物事を考えられる高い視座を得たい若手の方には魅力なのではないでしょうか。既に経験を積まれた方は、今までの経験を事業の拡大のために存分に生かして頂くフィールドがあります。

── 最後に、IT監査やシステム評価のご経験を活かして、新しい挑戦をしたいと考えている方へ向けて、メッセージをお願いします。

Assured事業部は、各分野のスペシャリストが揃っていて、自分の領域にプロフェッショナルでありつつも、ちょっと悩んでいれば、一緒に考えてくれたり、お互い助け合うカルチャーがあります。
新規事業ならではのスピードの速さやこれまで市場になかったものを作り出していくチャレンジングな環境ですが、信頼し合えるチームメンバーと安心して挑戦できる環境は揃っています。
この記事を読んで、興味を持っていただいた方は、ぜひこの「Assured」という未知の挑戦に飛び込んできてください。一緒に「Assured」の可能性を広げていきましょう。


Assured|note
株式会社アシュアードが運営する事業「Assured(アシュアード)」の公式アカウントです。 まだカタチのない未踏のフィールドで、事業づくりに挑戦する過程や仲間たちをご紹介します。
https://note.com/assuredjp/


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