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「幸せ」について考える土曜日

Photo by Noah Silliman on Unsplash

株式会社ESP 代表取締役 高原です。

国連が毎年「世界幸福度報告書」なるものを発表しています。
【2021年の報告書(英語)】
https://happiness-report.s3.amazonaws.com/2021/WHR+21.pdf

2021年は全153国を調査し、日本は56位と真ん中あたり。
TOP3は以下の通りで、TOP10はヨーロッパがほとんどです。
・1位:フィンランド
・2位:デンマーク
・3位:スイス

■国連が考える「幸せ」とは

GDP等の客観データに加えて、人々の主観的な意識のアンケート結果を
反映しているとのこと。
【調査観点】
1.一人当たり国内総生産(GDP)
2.社会保障制度などの社会的支援
3.健康寿命
4.人生の自由度
5.他者への寛容さ
6.国への信頼度

「自由」はニューヨークの「自由の女神」に象徴されるように、
一般的には魅力的で軽い印象ですが、裏に責任の重さがあります。
また、社会保障の裏に財源があり、そのメインは税金です。

コインの表裏両面を考えないと危うい。

■「幸せ」の言葉が無い民族

アフリカのエチオピアにスリ族という、牧畜と農業がメインの少数民族があります。
https://world-note.com/suri-people/

この民族と交流したヨシダナギさんによると、この民族には「幸せ」にあたる言葉が無いそうです。
その国では牛がとても重宝されているらしいのですが、
「人と牛が死ぬこと以外は悲しくない」と考えているそうです。
逆に言うと、それ以外は全て楽しい。
幸せが特別な感覚ではないようです。

ちなみに、エチオピアは「世界幸福度報告書」では136位で、かなり下の方です。

マクロではGDP低いかもしれないし、社会保障弱いかもしれない。
しかし、ミクロでは価値観次第かもしれません。

■生きてるだけでまるもうけ

明石家さんまさんが言っていた言葉が、とても印象に残っています。

「生きてるだけでまるもうけ」

明石家さんまさんの人生を知ると、そのメッセージの深さを感じます。
https://www.media-groove.com/sanma-ikiterudakedemarumouke/

コップに半分水が入っていた時に、
半分も満たされていると見るか、半分も不足していると見るか、
見方によって全て変わります。

大切なのは、己の見方を知り、どの見方を再選択するか。
これによって幸せ度が変わりそうです。
正解は無い。

参考になれば幸いです。

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